ギリギリ癖を直す!「今やるべきこと」を判断して優先順位をつけるコツ
2016年6月8日(水)00:00コメント 171
「もっと早くやっておけばよかった・・・」。締め切りギリギリになって、後悔した経験がある人は少なくないはず。「直前に急ピッチでやればなんとかなる」と経験的にわかっているために、ギリギリ癖はなかなか直らない。確かにそれでなんとかなるなら、ギリギリ癖は直さなくてもいい?
シンプルライフをテーマに執筆活動をしている金子由紀子さんは「毎回それでは気持ちが休まるヒマがない」と話す。
「締め切りは次々にやってくるので、ギリギリを繰り返していると気持ちに余裕がなくなってきます。そして思考や判断力が鈍り、やるべきことの優先順位を間違えることにつながるのです」(同)
やるべきことの中には、締め切りがあるものと締め切りがないものがある。つい締め切りがあるものを優先して、締め切りがないものはやらずに終わってしまうことも。
「締め切りがないものほどやらないままでいると、あとになって大きな問題となって返ってくることが少なくありません。例えば『なんとなく体調が悪いけれど、病院に行っている時間が惜しい』『将来のステップアップのために勉強したいけれど、目の前の締め切りに追われてそれどころじゃない』など。今すぐに問題が起きるわけではないけれど、こういうことほど、早めに手を打っておくべきだと思います」(同)
「今やるべきこと」を見極めるためには、次の項目を自問自答してみると判断しやすくなるのだそう。
■締め切りがあるもの
・目の前の締め切りは本当に、厳守しなければならないものか?
・締め切り日に全部揃えて提出すべきものか、そうではなくても大丈夫そうか?
・締め切りに遅れると相手、または自分にどのような損失が発生するか?
・締め切りに遅れることで、自分の人生にどのようなダメージを受けるのか?
・今やることで得られる最小のメリットと先延ばしにすることで生じる最大のデメリットは?
・最小のデメリットですませるための締め切りはいつか?
■締め切りがないもの
・締め切りがないからといって、これを放置しておくと1年後、5年後、10年後どうなるか。
「今やるべきこと」が判断できると、締め切り直前に慌てなくてすむうえに、締め切りがない「やるべき大切な件」にも着手しやすくなる。「やることリスト」を書き出して、「今やるべきこと」を検討しよう!