たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”_今日もバーベキュー日和01

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”_今日もバーベキュー日和01

お待ちかねのバーベキューシーズン到来! バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人・たけだバーベキューさんがすすめるのは、“フルコースのBBQ”。誰でも気軽に真似できる、選りすぐりのアイデア。今回は、たけださんがオズモール編集部員2人に、フルコースBBQのレシピとともにBBQの極意を特別に伝授してもらいました。

更新日:2017/05/09

全員主役で楽しく自由に!たけだバーベキューさんに聞くBBQの極意

「BBQはコース仕立てで劇的に進化する!」

ひたすら肉を焼いて食べ、ソース焼きそばで締める王道のBBQもいいけれど、毎回同じでは飽きてしまうもの。たけだバーベキューさんが提案するのは、そんな普段のBBQに、前菜とデザートをプラスするだけ、簡単&おしゃれな「フルコースBBQ」。

「と言っても、難しいテクニックや本格的な道具はいっさい必要なし! ごく簡単な前菜とデザートで、いつものバーベキューが劇的に進化します」と太鼓判を押す。「例えば、材料を混ぜるだけのディップソースに、トルティーヤチップスを添えれば、おしゃれな前菜のできあがり。デザートも、マシュマロやフルーツを炭火で焼くだけでOKです」(たけだバーベキューさん)

おいしく、おしゃれになる以外にも、BBQをコース仕立てにするメリットは多いそう。「火が完全に起きるまでは意外と時間がかかり、その間は手持ちぶさたになりがち。でも前菜があれば、待ち時間もみんなでわいわいと楽しく過ごせます」。さらに、BBQをデザートで終えることで、満足度はぐんとアップする。「特に焼きマシュマロは、みんなが参加できて、火であぶっている間も楽しいのでおすすめ。僕も普段バーベキューをするときにはマストで持って行きます」

「BBQに失敗はなし!ハプニングも楽しんで」

BBQにおけるいちばんのスパイスは、自然の中で、みんなで食べること。「だから何でもうまい! 味に関しては心配無用です」と力強く断言するたけだバーベキューさん。味付けや調理法は無限大。「『この食材も焼いてみよう』とか『味噌を塗ってみよう』とか、思いついたら何でも試していいし、自由な発想をお互いに歓迎してほしいですね。レシピとにらめっこして作るより何倍も楽しくなります」

そして、失敗が、失敗に終わらないのもBBQ。「たとえ火起こしに1時間悪戦苦闘しようと、肉が丸焦げになろうと、そういう場面こそが後から笑って思い返す1日のハイライトだったりします。つまり、ハプニングも含めてバーベキューの醍醐味。失敗はないんです」

そう語る本人も、ハプニングは日常茶飯事だとか。「塩コショウを持っていくのを忘れて、隣でバーベキューをしているグループに借りに行ったら『あれ?たけだバーベキューさんじゃないですか!塩ないんですか!』と。バーベキューのプロを名乗っている手前、これは気まずい(笑)」。グリルの脚を忘れて、しゃがんでBBQをした・・・などエピソードには事欠かないが、今となっては笑い話。とはいえ、持ち物のチェックは忘れずに。

「全員参加が基本!受け身になるべからず 」

「バーベキューというと“男の仕事”と思われがちですが、そんなことは全然ありません。火を起こすのも肉を焼くのも、コツを知れば難しくない。力も不要なので、性別に関係なく誰でも楽しめるのがバーベキューなんです。率先して火起こしをする女性、僕はすごく素敵だと思います」

プライベートでも周りの友人や先輩芸人たちからBBQに引っ張りだこ。そんな時も、1人で料理を振る舞うのではなく、みんなで作って食べることを大切にしているそう。「18歳で車の免許をとってアウトドアに出掛けるようになり、安いグリルを買って仲間とわいわい焼き始めたのが僕のバーベキューの原点なんです」。最近では原点回帰の意味も込めて、小さな七輪を囲んでのミニマムなBBQも楽しんでいるのだとか。

そしてBBQを楽しむいちばんの極意は「受け身にならず、積極的に参加すること!」とアドバイス。もし調理作業が苦手なら、音楽を用意してかける、インスタントカメラでみんなの笑顔を撮る、テーブルを飾り付ける、など参加の仕方はいろいろ。「それぞれが得意な分野を活かして、自分なりのやり方で盛り上げていけば、必ずみんなの心に残る楽しいバーベキューになります。Have a ナイスバーベ!」

4月のある日のBBQレポ たけだバーベキューさんwithオズモール編集部

いつものBBQにひと工夫を加えた、手軽でおしゃれなフルコースBBQ。前菜、肉料理、野菜料理、麺料理、デザートの5皿からなるフルコースに、たけだバーベキューさんレクチャーのもと、オズモール編集部スタッフが挑戦! 

AM10:30【火おこし】炭を使ってグリルに火を起こす

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

着火剤を多めに置き、その上に炭を高く積み上げていく。この日は成型炭を使用したが、安いマングローブ木炭でもOK。炭を高く積むことで、着火剤からの炎が上昇気流を生み、簡単に炭に着火することができる。積み終わったら着火剤にライターで火をつけ、そのまま15~20分放置する。

◆ポイントはココ
炭は、風通しを意識して、隙間を空けて高く積むのがコツ。着火した後は、さわらずに放置することがポイント。

AM10:40【下ごしらえ】みんなで分担して楽しく準備

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

前菜、メイン、デザートと、全体の流れを意識して下ごしらえをするのがフルコースBBQのポイント。まずは前菜から順に取り掛かって。肉は下味をつけてから最低でも30分はなじませたいので、こちらも早い段階で準備を。家で下ごしらえをすませておくとゴミの量を減らせて、時間短縮にもなる。ただし、みんなでにぎやかに準備するのもBBQの醍醐味であることを忘れずに。何でも1人でやろうとせず、全員参加をいつも基本に。

◆ポイントはココ
あれこれと細かく指示を出したり、場を仕切ったりする“奉行”はベーベキューには不要。切り方が不揃いでも、味付けにムラがあっても大丈夫! 自由度の高いバーベキューを目指そう。

AM11:00【前菜をつくる】火を使わない前菜を手早く用意し、食べながら下ごしらえ

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

最初に前菜を用意するだけで、普段とはひと味違うおしゃれなBBQの雰囲気が高まる。おすすめは、火を使わずに簡単に調理できて、片手でつまみやすいワカモレディップとトルティーヤチップスの組み合わせ。前菜を軽くつまみながら、火が起きるのを待ったり、メイン料理の下ごしらえをしたりすれば、全員が手持ちぶさたにならずに楽しめる。

◆ポイントはココ
ワカモレディップに入れる野菜は、あらかじめ刻んでジップロックに入れておけば、さらに手軽に前菜が完成する。ほかにも、好みの生野菜をちぎって袋に入れて、酢と粉チーズと一緒にシェイクするだけの即席サラダもおすすめ。

AM11:20【グリルで調理_01】炭を崩して火力の異なるゾーンをつくったらグリルの準備完了

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

着火してから15~20分たつと、炭の火が落ち着いて白っぽくなるので、焼く準備に入る。高く積んだ炭をトングで崩し、平らに並べ直す。この際に、炭が「あるところ」と「ないところ」の2つのゾーンをつくるのが重要。これによって火加減が調整できたら、焼き始めよう!

◆ポイントはココ
火のついた炭を集めると火力は強くなり、散らすと弱くなる。炭のレイアウトによって、火力は自在にコントロール可能に。

AM11:30【グリルで調理_02】メインの肉や野菜を一気に焼く、焼く、焼く!

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

いよいよBBQのメインイベント、肉や野菜を焼く。肉を焼く際の基本は、最初に強火で表面に焼き目をつけ、肉の旨みを中に閉じ込める。焼き始めは炎が大きく上がるが、肉の脂がひと通り落ちると火は鎮まるので、慌てずに。両面とも香ばしく焼けたら、火力が弱いゾーンに肉を移動させて、遠火でじっくりと加熱する。これなら、うっかり肉を焦がしてしまうこともなく、炭の遠赤外線効果で中までしっかり火が通る。

◆ポイントはココ
肉はあらかじめオリーブオイルに浸しておくと、焼き上がりのジューシー度がアップする。野菜を丸ごと焼く場合も、素材のみずみずしさをキープするために、表面にオリーブオイルを塗るのがおすすめ。

今日のフルコースBBQメニュー

【01_前菜】トルティーヤチップスのワカモレディップ
【02_肉】ラム肉のハーブグリル
【03_野菜】彩り野菜のバーニャカウダー風ホイル包み
【04_麺】イタリアントマト焼きそば
【05_デザート】バラエティ焼きマシュマロ

PM12:00【食事スタート】料理をおしゃれに盛り付けて、青空の下で乾杯!

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

焼き上がった料理は、器に盛り付けてテーブルへ。改めて、みんなでグラスを合わせて乾杯! 熱々がおいしいので、「焼く」と「食べる」は同時進行で、できたものからどんどん味わおう。焼く人、食べる人が順次入れ替わりながら、みんなで時間を共有する気持ちを大切に。

PM1:00【デザートタイム】長持ちする炭火の力をデザートに活用

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

メイン料理やシメの焼きそばなどを調理した後も、炭火のパワーはまだまだ持続している。この火力を活かして、フルコースを締めくくるデザートを楽しもう。一番のおすすめは焼きマシュマロ。マシュマロを串に刺して炭火でこんがりと焼き、チョコシロップやチョコスプレーをトッピングすれば、華やかなデザートが完成!

◆ポイントはココ
マシュマロはやや大きめのものが焼きやすい。マシュマロのほかに、焼きフルーツもデザートに最適。バナナは皮ごと、表面が真っ黒になるまで焼き上げて、とろとろのスイーツに。パイナップルやグレープフルーツも、焼くことで酸味が飛んで甘さがアップするのでお試しあれ。

【BBQ後記 by オズモール編集部】

「慣れた手つきで火を起こし、次々とテンポよく料理を教えてくれた、たけだバーベキューさんに感謝。バーベキューの楽しさを体感できました。さらに、過去のBBQでのハプニングや面白エピソードも交えながら、片時も場の笑いを絶やさないのは、さすが日本で唯一のBBQ芸人!」(編集部T)

「ふだんからよくバーベキューをやっているんですが、たけださんの技には脱帽です。簡単なのにおしゃれ、そしてフルコースの満足感が半端なしでした。本日いただいた『BBQに失敗はなし』『全員参加を大切に』というアドバイスを胸に、肩の力を抜いて、この夏はさらに充実したバーベキューライフを目指します」(編集部K)

【Column】インスタ映え!おしゃれBBQのヒント

たけだバーベキューさんの簡単なのにおしゃれな“フルコースBBQ”

華やかでおしゃれなBBQは、SNSで発信したくなりそう。「それを前提に、どのレシピもおいしさに加えてビジュアル面も意識しています!」と、たけだバーベキューさん。より一層のSNS映えを目指すなら、テーブルセッティングにもこだわりたい。殺風景になりがちなアウトドア用のテーブルも、クロスを敷くだけで一気にあか抜けた雰囲気に。木製のカッティングボードは、まな板としてもお皿としても使え、料理がひと際おいしそうに見えて重宝する。飲み物は、海外のクラフトビールがおすすめ。カゴに入れるだけで絵になり、グラスを使わずにビンのまま飲むのもアウトドアらしくていい。

今回取材にご協力いただいた方_たけだバーベキューさん

たけだバーベキュー

1986年、兵庫県生まれ。お笑い芸人を経て、2012年より「たけだバーベキュー」として活動開始。カナダアルバータ州BBQ大使にも任命されている。“普段のBBQにひと工夫”をテーマに、手軽でおいしくおしゃれなBBQを提案。『すごいバーベキューのはじめかた』(ヨシモトブックス)など、著書・監修書多数。近著に、4月14日発売の『超豪快バーベキューアイディアレシピ』(池田書店)がある

簡単&おしゃれなBBQを楽しもう

アウトドアが気持ちいい季節になったら、簡単&おしゃれなバーベキューを楽しもう

今特集では、たけだバーベキューさん、うすい会さんなど、ライフスタイルに上手にBBQを取り入れている“BBQの達人”の極意やレシピから、都内や東京近郊の手ぶらバーベキュー場を中心にBBQスポットをご紹介。思い立ったらすぐに楽しめる、お手軽&おしゃれBBQで素敵な夏の1日を作ろう

PHOTO/MASA STYLING/KOZUE MUSHA WRITING/AYA ITO

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