ノンシリコンシャンプーはすべての人の髪や頭皮に優しい・・・それって勘違い!?
2016年1月31日(日)00:00コメント 192
ここ数年、人気が上昇している“ノンシリコンシャンプー”。ナチュラルなイメージがあるため、髪や頭皮に優しいという印象があるようだけれど、すべての人に合うというわけではないよう。日本化粧品検定協会の代表理事で、コスメコンシェルジュとして活躍している小西さやかさんは、「髪質に合わせて判断する必要があります」と言う。
シリコン入りのシャンプーのほとんどは、ラウレス硫酸という洗浄成分を配合しているもの。これは汚れをきちんと落としてくれるメリットがある半面、脱脂力と洗浄力が優れているために、髪がきしんでしまうことも多いそう。
「その難点をカバーするために、シリコンオイルを入れたシャンプーが、俗に言う“シリコン入りシャンプー”です。これは髪表面の摩擦を少なくし、髪1本1本をやさしくコーティングするので、きしみを防いでくれるのです」(同)
一方、ノンシリコンシャンプーは、多くの場合、アミノ酸系やベタイン系といった洗浄成分を配合しているとか。これらの洗浄成分は、洗浄力がマイルドなので、普段から頭皮や髪が乾燥しがちで、汚れが髪に溜まらない人と相性がいい。
「ただし、もともと頭皮の皮脂分泌が多い人が使用すると、毛穴の奥の汚れがきちんと落ち切らない可能性があります。その結果、洗髪後でも頭皮や髪がベタベタしてしまうことがあるのです」(同)
自分の髪や頭皮のコンディションに合ったシャンプーを使うことで、健康的な頭皮と美しい髪を維持して。