カラダの悩みを ちょっとだけ 減らしませんかVol.7 ~花粉症のお悩み解決法 前編~

20代後半から増えてくる、体や肌の悩み。中には、気になってはいても周りに聞けないなんてことも。そこで、みんなが気になる悩みを調査。プロの先生に悩みの解決策を教えてもらいましょう。不安や悩みを少しでも減らせたらきっと明日は楽しくなるはず。

更新日:2017/02/15

「花粉症の悩み」解決策を医師がアドバイス

花粉症の症状はなぜ起こるの?

毎年、冬の終わりから春にかけて、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こる花粉症はアレルギー疾患の一つです。オズモール読者の約2/3以上の方がくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの花粉症特有の症状に悩まされています。特に自動車の排気ガス量の多い東京の都心や各県の都市部などで、花粉症で苦しんでいる方が多く見られます。日本では、スギだけでなく、ヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、シラカバ(主に北海道地域)など、約50種類にも上る植物が花粉症の原因として指定されています。
今回は、一見、風邪と間違えやすい花粉症の症状の判断基準や、アレルギー検査の方法、花粉症予防の対策などを医師である下島先生にお聞きしました。

気になる花粉症の症状とは?

下島先生:「花粉症とは花粉によって生じるアレルギー性疾患の総称であり、主にアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎を生じます。またアトピー性皮膚炎や敏感肌の方は、花粉が原因で肌トラブルを起こす場合もあります。花粉が目に入ると目が痒くなり、涙が流れ、目が充血してきます。また花粉が鼻に入るとすぐにくしゃみ、鼻汁が生じ、少し遅れて鼻づまりが生じてきます。また鼻で吸収されなかった抗原成分が鼻から喉へと流れ込み、喉の痒みや流れ込んだ鼻汁が刺激となって咳を生じる事もあります。こういった花粉症特有の症状は風邪の症状と非常に似ているので、鑑別が非常に困難です。花粉症であるにもかかわらず風邪だと思い込んで症状を悪化させてしまうケースもよくあります。くしゃみや鼻水、鼻づまりは花粉症と風邪のどちらでも見られる症状ですが、風邪の場合、目の痒みはほとんどありません。花粉症が疑わしい時は、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。」
「その他の注意点としては、晴れた日や風邪の強い日、雨上がりなどは花粉が飛びやすいために外出は控えた方が賢明ですが、もし、外出する際には、花粉が付着しやすいウール素材の衣類の着用は避けましょう。

花粉症を発症してしまった場合、自分で出来る対処法は?

下島先生:「マスクやメガネ、スカーフなどを着用して、花粉が侵入しやすい目、鼻、口を塞ぎましょう。症状を抑えるには、徹底して花粉が付着する状況を防ぐことです。髪が長い方は一つにまとめ、プロテクター付きのメガネや敏感肌の方でもかぶれにくいマスク、帽子などでガードしましょう。自宅に入る際にも、なるべく玄関の外などでコートや帽子に付着した花粉を払い落してから家の中に入るようにしましょう。
また肌へのトラブルを防ぐためには、極力肌に花粉を付着させないことです。ファンデーションもリキッドタイプではなく、フェイスパウダーなどで仕上げ、肌の表面をさらっと保つ方が花粉の付着を防げます。」
「また夜更かしをせずに睡眠をしっかり取る、甘いものや脂っこいものを控えて、和食中心のバランスのいい食生活を心がける、繊維質のものをなるべく多く摂って腸内環境を整えるなどの、基本的な生活習慣の見直しも大切です。」

クリニックや病院などにおける治療法について

下島先生:「花粉症の対処療法には、内服薬や点鼻、点眼薬などの薬品を用います。症状の程度によって、これらの薬品を単独または併用していきます。そのためには花粉が飛び始めた直後から治療を開始する方が有効とされています。根治療法としては減感作療法(皮下免疫療法)があります。少しずつ濃度を上げながら花粉の抽出液を注射していき、徐々に花粉抗原に対する免疫を獲得させていくといった方法です。高い治療効果が望めますが、どこの医療施設でも行われるわけではなく専門機関でのみ行われている方法ですので、ひとまず症状を抑えたい方には、内服薬や点鼻薬、点眼薬を中心とした対処療法をオススメします。」

監修医師/KUMIKO CLINIC 下島久美子先生

美容内科医・皮膚科医。大学病院で内科医として勤務を経たのち、現在は東京・日比谷で自身の美容クリニックを開業。フェイシャル系メニューを始め、メスを使わない部分痩身メニュー・点滴やサプリメントなどを取り入れたインナービューティーメニューなど独自の理論で多角的なアプローチを行なう技術に幅広い層から支持を得ている。また、診療の傍らドクターへの注入技術指導の活動も行なっている―http://kumiko.clinic

ライター/株式会社Mycell代表取締役・平野香奈絵

美容医療専門美容家。自身のスキンケアやサプリメントはすべてドクターコスメ。毎月の肌メンテは美容クリニックへなどブレない美容のこだわりからブログなどで紹介するとたちまち問い合わせが増えるほど。常に消費者目線に立った情報が支持されている。個人の活動では、国内唯一の美容医療に特化した美容家として、化粧品や健康食品等のプロデュース、監修も行なう。

ILLUSTRATION/HONGAMA

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