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何度も映像化されてきた「時をかける少女」が、原作小説の「その後」を描く新たな物語として生まれ変わった! ヒロインは原作小説の主人公・芳山和子の娘あかり。あかりは母の初恋の人・深町一夫に会うため、1970年代にタイム・リープ(時空移動)する。高校生の母や、あかりの父親と母との恋、一夫探しを親身に手伝ってくれる大学生・涼太との出会い。あかりにとって、すべてがまぶしくて切ない、絶対に忘れたくない旅だった。たとえそれが消されてしまう記憶でも! 風景、言葉、匂いになぜか懐かしく感じたり、笑顔や涙があふれたりしたなら、それは消えなかった「彼の記憶」かもしれない・・・。
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小説家・俳優の筒井康隆は、1965年に雑誌「中学3年コース」で原作小説の連載を開始。それ以来、4度のドラマ化、今作で4度目の映画化となる。ヒロインの女学生・芳山和子役も、記録的に大ヒットした1983年版では原田知世、その後も南野陽子、内田有紀、安倍なつみなどが演じ、今作では、成長して薬学者になった和子を安田成美(43)が演じている。1983年版のメガホンをとった大林宣彦監督(71)は、「誰のイメージの中にも、和子は原田知世と決まっていて、侵しがたい聖域ですらあるが、恐るべきことに、安田成美嬢の和子は、深町への想いを秘めたままこの世をさまよう和子そのもの」と彼女を大絶賛している。
和子の1人娘で、典型的な現代っ子のあかりを演じるのは仲 里依紗。スウェーデン人の祖父を持つクォーターの20歳。2006年の長編アニメ版は和子の姪・紺野真琴が主人公だが、仲はオーディションで選ばれ真琴の声を担当、そして実写版の今作では和子の娘に大抜擢された。仲は完成した作品を観て、「あかりと涼太の恋愛があまりにかわいくて、私もあんなピュアな恋愛に憧れてしまいました」と話している。そして、若き日の和子役には正統派美人の石橋杏奈(17)。ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞、雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルでもあり、仲同様、ドラマと映画の出演作が目白押しでブレイク寸前!
男性キャストも魅力的。あかりがタイム・リープした1974年で初めて出会ったのが、映画監督を目指す大学生の涼太。あかりは一夫を見付けるまで、お風呂も布団もない涼太の家に居候させてもらう。奥手だが、心優しい涼太を演じるのは「ROOKIES」でお馴染みの中尾明慶(21)。一方、ワイルドなイケメン、涼太の映画作り仲間の1人で、未来のあかりと深い縁がある人物のゴテツ。演じるのは、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」で注目を浴びた青木崇高(29)。さらに和子の初恋の人である一夫役には、劇団四季の看板スター出身・石丸幹二(44)が映画初出演。セクシーボイスの大人なイケメンも見逃せない。
薬学者の和子は、幼なじみの吾朗から、古い写真とラベンダーの花が入った封筒を渡される。写真には中学生の和子と男子学生・・・。38年前のその出来事を思い出そうとしたとき、和子は事故に遭う。和子の娘で、高校3年生のあかりが病室に駆けつけると、和子がうわごとのように「1972年4月の土曜日。深町一夫に会いに、中学の理科実験室に行かなくちゃ」と。和子を落ち着かせようと、あかりは言った。「あたしが行く!」
© 映画「時をかける少女」製作委員会2010
取材・文/安田佑子
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