心を患った犯罪者たちを収容している島「シャッター アイランド」。レイチェルという女性患者の失踪事件を捜査するため、島を訪れた連邦捜査官のテディ。常に監視され、島でのルールに振り回されるうちに、テディはいつのまにか自分が島に閉じ込められていることに気付く。この島はどこかおかしい。医長、介護士、警備員、患者たちもなにか隠している。すべての人が口裏を合わせているので、自分の感覚が信じられなくなっていくテディ。果たして彼はすべての謎を解き明かすことができるのか? 『ディパーテッド』のマーティン・スコッセシ監督とレオナルド・ディカプリオの4度目のコンビ作品。すべての謎が解けたとき、もう一度最初から観たくなる!
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原作はC・イーストウッド監督作品として映画化された「ミスティック・リバー」の原作者でもあるデニス・ルヘイン(45)。物語の緩急、人間の心理の深い描写で日本のファンも多い。特にこの「シャッター・アイランド」は最終章と解説が「袋とじ」になっていたことでも読者の心をくすぐった。ミステリーの魅力は最後に訪れる“だまされた快感”だが、あなたがミステリー上級者で、たとえ謎が途中でわかったとしても、ルヘイン作品に関しては「その謎をいかに見事に紐解いていくか」が楽しめるはず。今作の来日会見で「謎解きのヒントは?」と聞かれたレオは、「オープンマインドで観ることだね。予備知識なしに観るのがいちばんかな」と答えていた。
不可解な謎のほかに捜査官のテディが島で遭遇するのが「嵐」と「ネズミ」。暴風雨と濃霧は、出口がない“シャッターアイランド”の雰囲気を盛り上げる。特殊効果チームは大型の消火用ホースや大型の送風機を複数用意し、送風機にはパイプをつけて横殴りの雨と風を演出。おかげで演じる俳優だけでなくスタッフもびしょぬれだったとか。そして、テディが無数のネズミたちに行く手を阻まれるシーンもある。レオは「そりゃイヤだっだけど」と言いながらも「奴らはこれまで見てきた俳優のなかでもプロ中のプロだったね。ランチになるとそれぞれ食事に行って、時間には戻ってくるし、動いちゃいけないところではきちんと止まってるんだ」とまさかの大絶賛だった!
19歳で『ギルバート・グレイプ』に出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。『タイタニック』で世界中でブレイクしたレオも35歳。これまでの恋の噂はなぜかスーパーモデルとばかりというレオだが・・・。5年くらいつきあっているイスラエル出身のモデル、バー・ラファエリ(24)とは何度も破局が伝えられながらも、最近また復活した様子。バーはファッション誌のカバーなどで活躍するほかに、水着姿がサウスウェストエアラインの機体にプリントされるほどのグラマラス美女。復縁、破局報道を繰り返す2人の“結婚がいつか?”は常にハリウッドでも話題で、どうやらレオが腹をくくるのをバーもハリウッドメディアも待っているというのが定説!?
1954年。連邦保安官のテディは新しい相棒のチャックと、ボストンの遥か沖合いにある孤島、「シャッター・アイランド」に「ある捜査」のためやって来た。そこには心の病を患った犯罪者たちを収容するアッシュクリフ病院がある。島では、女性患者のレイチェルが失踪していた。彼女の部屋からは「4の法則。67は誰?」とい謎のメモが。早速、従業員と患者の聞き込みを始めるテディ。彼にはこの島に来た本当の目的があった・・・。
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取材・文/安田佑子
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