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チャラ(歌手)
1991年、シングル『Heaven』でデビューし独特の楽曲と存在感で人気に。8月29日にライブDVD『LIVELIFE〜Chara'sUNION Live HouseTour〜2007』、9月5日にベスト盤『SugarHunter〜THE BEST LOVE SONGS OF CHARA〜』をリリース
シホ(モデル)
1976年、滋賀県生まれ。17歳でモデルとして活動をはじめ、数々の女性誌の表紙を飾るほか、多数のCMにも出演。自身がプロデュースしたオリジナルのDVD『3分間トレーニング method by adidas/performance:SHIHO』も発売中 |
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赤と紺のワンピースで、まるで仲よしの姉妹のようにインタビュールームに入ってきたCharaとSHIHO。ミュージシャン、モデルと活躍する世界は違えど、女性たちから圧倒的な支持を得る2人が顔を揃えたのは、フランス映画『チャーリーとパパの飛行機』の“宣伝部長”に任命されたから! 8歳の少年が大好きなパパの死を乗り越えていく姿をファンタジックな映像で描いた作品だ。
SHIHO「パパが亡くなる話だと聞いていたので悲しい話なのかと思いきや、すごく冒険心がある映画だったんです。『オズの魔法使い』みたいになにが起こるのかわからない、ドキドキする感じもあって。ひとつのことに夢中になって走っていくチャーリーの姿に共感する部分もあったし、子供の頃の感覚を忘れてしまっている自分に気づかされた部分もありました。とても心が動いた映画だったので、ぜひたくさんの人に観ていただきたいな、と思って“宣伝部長”を引き受けたんです」
Chara「チャーリー役の子役も含めて、お父さんもお母さんもみんな役者が素晴らしいし、色や光もすごくきれいなんですよ。インテリアもかわいくて、映画に出てくるような小さな別荘がほしいと思ったほど(笑)。監督はこれまで大人向けのものを撮っていたと聞いていたのですが、確かにユーモアがありながら涙が出ちゃうほど感動できるところもある。これを観て、いやーよかったねっていわない人は人間としてどうか・・・って思ったくらい(笑)。主人にも、絶対いいから観て!っておすすめしました。とにかく、悪いところが全然ない映画だと思いました」
Charaはこの映画からインスパイアされたイメージソング『ぼくのともだち』をリリース。「昔からCharaさんの大ファン! 今日は緊張しつつ、ウキウキしっぱなしなんです(笑)」というSHIHO、できたてほやほやの新曲を聴いた感想は?
SHIHO「チャーリーと飛行機が一緒に走るシーンが大好きなのですが、サビの部分を聞いたときに、そのシーンと歌詞がすごくリンクして。お母さんが子供に歌う子守歌のようで、すごく心に染みてきました」
Chara「そういってもらえるのは、すごくうれしい。映画を観終わってすぐ、ファーストインプレッションで自然と曲ができたんだけど、確かに母の気持ちで作った気がしますね。お母さんが乗り移ったような感じで、ピアノを弾きながらウィスパーで歌って、Aメロを作ったんです」
チャーリーを演じた少年の反則級のかわいらしさも、この映画の観どころのひとつ。「飛行機がチャーリーのそばで生きているみたいに動き出しちゃうシーン、楽しいようなちょっと怖いような、不思議な雰囲気があったよね」というCharaの言葉に、「そうそ
う!」と同意するSHIHO。
SHIHO「小さい頃、けっこう怖がりだったかも。そういえば『E.T.』を観たあとなんて、突然なにかがクローゼットから出てくるんじゃないかって、すごく怖かった思い出があります(笑)」
Chara「私は怖がりなんだけどそれを隠して、カミナリとか鳴ってるとこっそり急いで腹巻きするタイプだったかな(笑)。心配性なんですよね、子供の頃から。“三つ子の魂百まで”じゃないけど、子供のときの感覚を大事に持ち続けるのは悪くないことだなって大人になってから気づきました。Charaっていうニックネームがついた9歳の頃の自分がインナーチャイルドとして存在していて、その部分があるからこそ音楽もやれるし、愛する人たちと一緒に過ごせているような気がします」
極上のファンタジー映画であり、愛する夫を亡くした妻が再生していく姿を通して母と子の絆を描いたこの作品はまさに、Charaが語る通り「愛する人たちを大切にしたいと思える」映画。
SHIHO「強くイメージしたことはきっと実現するし、まっすぐでピュアな思いは奇跡を呼ぶことを教えてくれる映画です」
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