若手イケメン俳優たちが人気コミックに登場する伝説のバンド「BECK」を結成! 夢のデビューに近づくには、CDリリース、ロックフェス出場。そして、猛練習、アルバイト、奇跡の出会い、たまにケンカと恋!? ニューヨーク帰りの天才ギタリスト・竜介を水嶋ヒロ、竜介と出会って自分の隠れた才能を見い出すコユキを佐藤健。単細胞だけど憎めないボーカル・千葉に桐谷健太、情熱を内に秘めたベーシスト・平を向井理、叩くドラムは熱い癒し系・サクに中村蒼。ハロルド作石の原作コミックは第26回講談社漫画賞少年部門を受賞。BECKの熱い音楽と、あなたの心が重なったとき、この物語のメッセージを感じるはず!
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英語で外国人にタンカを切ったかと思えば、ケンカはまるで弱く、「お礼」を「お札」と言ってしまったり、日本語にやや問題あり。気分屋の問題児だけど、音楽への情熱は誰にも負けないBECKのギタリスト・竜介を演じる水嶋ヒロさん。自身もスイスで育った「帰国子女つながり」だけに、水嶋さんは竜介の気持ちがよくわかると言う。
「僕も日本に帰ってきてから、何回も痛い目に会いました。失礼じゃないと思って言った表現が、すごく失礼だったりとかしょっちゅうで。日本の中学で入ったサッカー部は上下関係が厳しくて、“先輩・監督への接し方”のロジックを理解するのが本当に難しかったです。なんとか日本スタイルにはまろうと、必死で人間観察をしました」
竜介は類いまれなるギターの才能の持ち主だが、水嶋さんはなんとギター初挑戦!
「1カ月半くらいしか準備期間がなくて、毎日練習をしましたが、だからといって天才ギタリストにはなれないわけで。でもその時期は指が腫れて、手の大きさが左右で変わりましたね。でも、正しく完璧に弾くことよりも“魅せる弾き方”を重視した練習をしました」
多くの若者が一度はもしくは今でも、音楽を愛し自分を解放したいと願う。そんな若者を「とんがっている」と見る人も。では、水嶋さんご自身の今の「とんがり度」は最高を10とすると、どのくらい?
「僕、今とんがると、死活問題になると思うんですよね。でも・・・(そばにいたマネージャーさんに)結構とんがってるよね? 11くらい、いってるんじゃないかな(笑)」
話をふられたマネージャーさんは、「いや・・・筋は通っているので、それをとんがってると見るかどうかですね」と水嶋さんを分析。
「でも、いいんじゃないですかね。こだわりはないとつまんないですよね。僕の中に“バカだなー”と思う自分と、“バカだけどやるしかないでしょ”って言う自分がいます」
佐藤健さん演じるコユキは、BECKに参加して自分では気付かなかった“歌”の才能を見い出される。水嶋さんは、デビュー後、さまざまな仕事を通し、自分の意外な一面を発見したことは?
「僕は多分、この業界に入っていちばん増えたのが“笑顔”だと思うんですよ。正直言うと、写真を撮られるのも苦手だし、ましてや笑顔で写真なんて、本当に辛いんですけど、でもそれをいいと言ってくれるファンの方々がいて。今でもできれば避けたいですけど(笑)」
演技での笑顔はスイッチが入るから別なのだそう。とはいえ、インタビュー前の写真撮影では、「笑ってくださ〜い」というカメラマンのリクエストに、微笑んでくれた。それに触れると、「ちょこっとだけです。ほんとちょこっとしか笑いません」と水嶋さん。
では最後に。BECKのメンバーで彼氏におすすめなのは?
「平くん(向井理さん)ですね。いちばん頼りがいがあるんじゃないですかね。竜介は・・・振り回されると思いますよ。それでもよければ(笑)」
水嶋ヒロ PROFILE
1984年東京都出身。各メディアの「美しい男性ランキング」では常に上位ランクイン。2005年にドラマ「ごくせん」で俳優デビュー。「仮面ライダーカブト」「絶対彼氏」、映画『ドロップ』など、話題作に次々と出演
「人生の先が見えてしまった」とつぶやく高校生の田中幸雄。「背が小さいユキオ」ということで「コユキ」と呼ばれ、学校では不良グループのパシリ役。そんなコユキが、外国人の大男たちにいじめられている犬を見つける。助けようとしたところ、日本人と思われる犬の飼い主の男が颯爽と登場。流暢な英語でタンカを切り、なぜか彼は銃まで持っていた! コユキはまだ気付いていなかった。この男との出会いが自分の運命を変えることを・・・。
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© 2010『BECK』製作委員会 © ハロルド作石/講談社
取材・文/安田佑子
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