公演TOP 国立劇場3月歌舞伎公演『通し狂言 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』

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国立劇場3月歌舞伎公演『通し狂言 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』

すべてがドラマティック!男女、親子、師弟・・・哀歓を描く物語に心揺さぶられて

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本作品は、その発端から敵討ちに至るまでの旅の道中を双六(すごろく)に見立てて描いた義太夫狂言の名作。敵討ちの物語とはいえ、男女の恋愛、親子、師弟の情愛、義理と人情など、ドラマティックな要素が盛りだくさんなので、様々な感動を体験できそう。また、騙し騙されるサスペンス的な一面もあったり、最後の敵討ちでスッキリしたり、エンターテインメントとしても楽しめるので必見の一作。今回は貴重な舞台見学付きプランなのでお見逃しなく!

編集部の見どころポイント

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    人間国宝の中村吉右衛門など大御所役者たちが演じる、伝統的な歌舞伎が楽しめる

    本公演では、人間国宝の中村吉右衛門はじめ、大御所役者が揃う。まさに、歌舞伎の中の歌舞伎といえそう。また本作は歌舞伎で初めての「読売演劇大賞」大賞・最優秀作品賞を受賞しているだけでなく、今回のために台本や演出を練り上げたというから、より深い感動で見ごたえある舞台になること間違いない。
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    恋愛にサスペンスなど、シーンごとに巻き起こるドラマティックな展開がおもしろい!

    ダメな男とそんな彼に一目惚れする女、義理がたい男、夫に離婚されてしまう一途な女など、登場人物の個性も豊か。男女の恋や師弟の義理と人情、親子の情愛と、それぞれの巧みな心理描写で時に恋愛もの、時にサスペンスなど、様々な要素のドラマを楽しませてくれる。最後は敵討ちの場面もあるので、スッキリ爽快な気分も味わえるのもポイント。
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    めったに見られない終演後の舞台を見学できる!

    舞台を鑑賞したあとは、普段なかなか見ることができない舞台へご案内。鑑賞したばかりの興奮冷めやらぬまま舞台を見学すれば、歌舞伎体験がグッと印象深く心に残るはず。いつもは客席から眺めるだけの舞台だけに、実際に立ってみるとこれまでにない発見や感動があるかも。

Story

上杉家の家中の和田行家が、重宝の政宗の刀をめぐる争いから同じ家中の沢井股五郎に殺される。行家の息子・志津馬は敵討ちの助けとなる行家の娘婿・唐木政右衛門とともに旅に出る。その道中、志津馬は自分に恋心を抱くお袖に出会い、飛脚から奪った関所の通行切手と書状で股五郎になりすまして、股五郎を味方するお袖の父・幸兵衛にかくまってもらう。幸兵衛は政右衛門が15年ぶりに再会した弟子だと知らない。そこに一夜の宿を求めて政右衛門の妻・お谷が我が子を抱え訪ねてくる。政右衛門は素性が明らかになるのを恐れ最愛の我が子に手をかける・・・。

公演データ

会場・日程 国立劇場 大劇場(東京都/半蔵門)
2017/3/4(土) ~ 2017/3/27(月)
チケット
通常価格
特別席13000円、1等A席10000円、1等B席6500円、2等A席5000円、2等B席2800円、3等席1800円
キャスト 中村吉右衛門、中村歌六、中村又五郎、尾上菊之助、中村錦之助、中村雀右衛門、中村東蔵ほか
         
公式サイト http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2016/31039.html
この公演は終了しています
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