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迷って見つける恋するトキメキ



小泉すみれ
ドラマ評論家、テレビコラムニスト。年間2000時間(!)も見るくらい、ドラマをこよなく愛している。夕刊フジ「ワンポイントドラマ塾」他、雑誌・インターネットでの連載で活躍中! 


 
 


 みなさまこんにちは、小泉すみれでございます☆

 さて、この特別企画、今後連載予定の「レッツゴーお姫様街道! ロマ☆ ロマ☆ ロマンチ☆」(なんだかミョーチキリンなタイトル)の予告編ですが、内容のほうはこんな感じ。ロマンチックなお話がだ〜い好きなあたくしが、テレビドラマのモテヒロインの人生から「ロマンチ・テク☆」を収集し、みなさまにお届けします。ひとつ、略称「ロマンチ☆」でよろしくね!

 そりゃあさ、生まれつきのヒロインキャラだったら、いくらでもロマンスの神様は微笑んでくれるでしょ。ものすご〜くへいたんな道を歩いてるだけでも、ロマな出来事のひとつやふたつ、向こうから転がってきますわよ。でも、悲しいかな、あたくしったらうっかり「ヒロインの友だちキャラ」に生まれてきちゃったみたい。なんとか自力でもってロマを生み出していかないとね。ホント、ロマのない人生なんて、つまんないじゃない?
 
 

 
 

 実はあたくし、幼少の頃のある晩、両親が呆れたように話しているのを聞いてしまったのです。
 「ホント、あの子には"可愛げ"ってものがないわよね……」
 もち、あの子ってのはあたくしのこと。うわああ、なんだかショックでした。でも、確かにあたくしは愛想のない子どもで、生まれっぱなしのまんま何も考えずにボンヤリ暮らしておったのです。

 「ううむ。両親にまで呆れられてるようでは、この先、女子としてやっていけぬかも。本に出てくるお姫様たちのようなロマンチックな出来事なんかあたしには起きないんだわ……」

 その晩、可愛げについて、深く深く考えました。で、たどりついたのがこんな結論。
  「女子ってやつは、それほど顔がかわいくなくてもなんとか生きていけるみたい。でも、可愛げってものがないと確実にロマンスはやってこないみたい」

 そう。可愛げ。「げ」なんてゆー濁音がついてる時点で、なんだかプリティじゃない気もしますが、ま、それはおいといて。この「げ」こそが女子の人生のキモなんだなってことに、そのときはっきりと気づいたのです。だってさー、「げ」って、漢字で書くと「気」でしょ。それって、意識的に出せるシロモノっつーか、なんとか雰囲気とかで演出できちゃうジャンルだってことなんですよねー。

 ってなわけで、それからの人生、つねに「オンナの可愛げ道」について考えながら歩んでまいりました。ドラマで見かけるヒロインの世界はまさに可愛げの宝庫。「げ」を放出し、ロマンスを引き寄せてナンボの世界ですからね。あたくしにとっちゃー、師匠ですわ。ええ、いやらしい話、「げ」をいただき、こっそり男子に向かってまき散らしながらやってまいりました。オンナの叩き上げです。サンキュー、テレビドラマ
 
 

 
 

 さて、すっかり前振りが長くなりましたけれど、今回取り上げますヒロインは、『白夜行』の唐沢雪穂様(綾瀬はるか)です。雪のように白い肌、とろんとした切れ長の瞳はマンガの『銀河鉄道999』に出てくるメーテルみたいにキラキラ。春の陽射しのような、ポヨヨ〜ンとした微笑みひとつで男をトリコにする方です。

 でもでも、雪穂様ったら、ほんとうはおそろしく頭の回転が速い、計算高い女子なのです。小学生の頃から売春をさせられたり、大人の世界の汚さをイヤというほど見せられていたため、精神的にものすごく強くならざるを得なかったのでしょう。が、それを男子の前ではひたすら隠し、ポヨヨ〜ンと微笑んで生きています。そうしたほうが、人を警戒させないほうが女子の人生では得だということを知っているのです。

 「あの表情がイイんだよなあ」
 先日、ある飲み会で、中年男子が言いました。雑誌の恋愛特集などでコメントをしている有名なエッセイストです。
 「どこがですか?」
 あたくしは聞いてみました。すると、彼はうっとりんこな瞳で言ったのです。
 「ぽやーっとうかつな感じがして、放っておけない気がする。食べ物をぽろぽろこぼしたり、口の周りにソースとかつけてるコって、モテるんだよなあ」

 なるほどー。それは雪穂というより、綾瀬はるかちゃん本人の魅力なんでしょうね。そういえば、先日ある雑誌の表紙をはるかちゃんがつとめておられましたが、口のまわりにわざと生クリームをつけ、ゆるゆるの表情で撮られていらっしゃいましたっけ。スタッフもよくわかっていらっしゃる!

 「うかつなプリンセスって、ニーズがあるのね」
 おとぎ話に出てくるお姫様たちは、うかつに毒リンゴを食べたり、死ぬほど触ってはいけないと言われていたものにうかつに触ってしまったりしてますもんね。でもそれがきっかけでステキな王子様に会えたってわけで。

 あたくし、さっそくうかつにしてみようと、男子の前で焼き肉をぽろぽろと取り落としてみました。が、「早く拾って食えよ。3秒以内な!」と冷たく言われただけでございました。ああ……(泣)。
 
 

 
 
唐沢雪穂(綾瀬はるか)
年齢:17歳〜(高校生〜大学生〜社会人までが描かれる)
性格:計算高い。気が強い。嫉妬深い。
得意技:無邪気そうな笑顔。陰のあるたたずまい。
・少女の頃、母親に売春をさせられていた。
・初恋のリョウくんの父の相手をしていたところ、リョウくんが気づいて殺害。
・それを隠すため、母に罪を着せ、自殺に見せかけて殺害。
・裕福な華道の師匠の養女になる。
・リョウくんと別々の道を歩みながら、時効を待つ。
・むかつく女子がいると、男をそそのかしてはずかしめる。
「白夜行」
TBS系毎週木曜9時〜
原作:東野圭吾 脚本:森下佳子
出演:山田孝之、綾瀬はるか、武田鉄矢、渡部篤郎、柏原崇ほか

『世界の中心で、愛をさけぶ』のコンビが送る、人間の暗黒面を描いたミステリドラマ。前作とはうってかわって、殺人という重い十字架を背負った男女の、ダークサイドのラブストーリーになっている。二人はやむにやまれぬ事情から、子どもの頃に実母と実父を殺すという罪を犯す。その後、罪を問われることなく生きている二人だが、つねに暗い過去がつきまとう。果たして二人は幸せになれるのだろうか……。

 
 

「けものみち」成沢民子(米倉涼子)の場合>



イラスト/花津ハナヨ

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