OZmall 恋、キレイ、知性 東京女子が“今”したいコト

こんにちは、ゲストさん♪


占い・映画・小説・エンタメ

迷って見つける恋するトキメキ


 海にも山にもクラブにも行かへん私が楽しみにしてる唯一の夏の行事。それは京都で8月16日の午後8時から行われる、五山の送り火。今まで27年間生きてきてちびさんの時は除いて(何となくは見てたかもしれないけど)物心ついてからはほぼ毎年見てる。
  今回はうららかさんのお気に入り五山の送り火についてお話します。


 送り火とは精霊送りの意味を持つ盆行事の一つ。京都盆地の周囲の山に「大」「大」 (大は二つ)「妙」「法」「鳥居」「船」を形どった火が次々と点火されるんです。私の家は「大」のうちの一つ東山如意ヶ嶽の大文字に近い。この山は私の初DVD『KYOTO GIRL』にも登場。
 で、どこから見るかというと、大文字を中心に五山全部見えるヒミツの場所があり、8時前にチャリで向かいます。昔は家族と、最近は親友と一緒に見ます。私の町は四条とか三条みたいに賑やかちゃうけど、この日はちょっとざわざわしてる。
  私も浮き足立ってます。だってこのためにスケジュールあけてもらったんやもん。”つじ大文字送り火”の文字は、スタッフの8月の予定表に毎年記されます。あ〜今年もか、としみじみするのは最早私だけじゃない。
  まあ仕事が入ってしもたらしゃーないけど、これが不思議とあくもんで。というかあけてもらってんのか。失礼しました。それじゃあ送り火鑑賞としますか。


  午後8時。久しぶりに再会した友達とヒミツの屋上でスタンバイ。この夜はいつもより電気の明かりが少ない。ぐるりと京都の夜景を見渡せば、遠くの山にぽつりぽつりと火が灯り始める。
「あっあれは船や。あっちはまだまだやな」なんて言ってるうちに「お〜っ!!」という歓声が。振り返ると一番近くの「大」の字がオレンジ色に燃えている。
 毎年の事ながら「きれいやなあ」とか「火着けに山登らはったの人、いっぱいいはんにゃろなあ、えらいなあ」とかしみじみ友達と肩並べてじ〜っと見る。
 気がついたら五山全部の山に火が灯り、夏の京都の闇に大、大、妙、法、船の赤い文字が浮かんでいるのです。その風景は何とも幻想的。うっとりします。そして心の中で今年も無事に見れてよかったな〜また来年も見よ!って思うんです。
 そして一文字ずつ火がじりじりと消えて行くのを最後まで見届けて、送り火終了。またこれから一年がんばるぞ。そんな気持ちに不思議となってしまうのです。

 気がつけば送り火を見ることが、一年の節目になってたんですよ。この節目ってのが、人が暮らしてく上で大事なんじゃないかと思う。それは日本全国老若男女人によって違うやろうけど、あるとなしでは全然違う。しかも山とか川とか社会とか、いろんな人と共有できるモノと個人の生活と重ね合わせる、ということ。ここがすごい。それと自分の思いや決意が風景と重なって、映像として記憶に残るってとこが強烈です。
 うちら若い世代は祭りや儀式からどんどん離れていってるけど、何か一つでもそういう行事があれば暮らしにハリが出るんとちゃうかな。
 という訳で大文字の送り火には京都にいる私。スタッフ泣かせではあるけど、これからも続いてくよー。今年もばっちりです。ね、だからみんな盆正月くらい実家にいましょうよ。盆正月だーい好き。


<つじあやのプロフィール>
1978年生まれ、京都出身。ウクレレ弾き語りスタイルで注目を集め1999年メジャーデビュー。スタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』のヒットなどで知られる。
つじあやのオフィシャルホームページ「うららかさん」
http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/uraraka/

INFORMATION


PR

ページTOP
シェアする twitter|facebook|mixi
OZのプレミアム予約商品一覧
スターツ出版株式会社