福岡県北九州市・小倉で「リノベーションまちづくり」が始まったのは2010年のこと。
全国から参加者が集う「リノベーションスクール」で考案されたプランを軸に、
あきビルや古民家などを再利用した個性的な施設や店が続々と誕生している。
「小倉らしい宿泊施設を」とのプランから生まれた「Tanga Table」、
日本家屋を再生させた「三木屋cafe」。小さな区画や店舗を低家賃で借りられるビルでは、
若い世代の人々が店を開き、自分たちの夢をかなえている。
町と人をはぐくみ、元気をもたらすリノベーションが根付き始めたこの町では、
自分の新たな可能性も見つけられそう
あきテナントになっていた約180坪のビルのワンフロアをホステルとダイニングに大規模改修。宿泊者以外も利用できるダイニングは、コンクリートと木材を配したクールでいてモダンな雰囲気。近くの旦過市場で仕入れた食材や、郷土料理をアレンジしたフードを、朝と昼は定食スタイル、夜はアラカルトで楽しませてくれる。
築70年、店主の祖父が木材選びや装飾など細部にまでこだわって建てた日本家屋を改装。床の張り替えと壁を塗り直した以外は昔のままの姿が残され、懐かしい雰囲気でいっぱい。抹茶大納言ロールとコーヒーのセット900円などをいただきながら、くつろぎの時間を。
地元ではスイーツスタンドとしてもおなじみ、旦過市場の入口にあるフルーツ専門店。人気は旬の果物を使ったスムージーやジュース。素材のおいしさをそのまま伝えたいからと、冷凍ものは一切使わないという徹底ぶりで、豊かな果実味がたまらない。深夜まで営業していて、お酒の後の甘いものを求めて訪れる常連が多いそう。
東京のフランス料理店で経験を積んだ北九州市出身の石谷幸生さんがオーナーシェフ。すぐ近くの旦過市場をはじめ、地元で仕入れる食材を盛り込んだ料理は、ほとんどが1000円以下。グラスワインも500円~と手頃で、カジュアルにフレンチを楽しめる。ちなみに店名は「幸生んとこ行こ」と、気軽に来てほしいとの思いから。
酒屋さんの店頭でお酒を飲む、北九州が発祥といわれる酒文化‶カクウチ〞を気軽に体験するならこの店へ。こちらではカクウチスタイルでワインを提供。フランス、イタリア、南アフリカといった産地から、インド産の珍しい銘柄まで揃い、価格帯はグラス400~500円中心。リーズナブルにいただけるから飲み比べが楽しくなりそう。
朝から晩までお客さんが絶えない、地元で古くから愛される店。看板商品は、子供の手のひらサイズの小さなオムレット。少なくても1日3000個は売れるという人気の品で、ふわふわの生地で包んだたっぷりのホイップクリームは口溶けがよく、何個でも食べたくなるほど。しかも1個40円という格安さに心が躍る。
宿泊スペースにはドミトリーと個室を完備。女性専用もあるドミトリーはベッドから互が見えない工夫が施され、初めてでも安心して泊まれる。旦過市場で食材を買って、宿泊者専用キッチンで、自炊するのもおすすめ。
JR小倉駅に直結したアクセス便利なホテル。小倉織をモチーフにしたカーペットの美しい色彩が印象的な客室は、落ち着いた雰囲気。2016年12月までは、アメニティが充実したレディスプランが用意されている。
今年1月、高層階スーペリアフロアをリニューアル。北九州市出身の染織家がデザインを担当し、小倉織を取り入れた客室に生まれ変わった。9月30日までは、この客室にお得に泊まれる、おみやげ付きの宿泊プランも。
「小倉城の近く、紫川にかかる中の橋のカラフルな歩道で、なにやら不思議なオブジェを発見。地元では“マカロニ星人”と呼ばれているそうで、知らない人がいないといわれるほど有名なんだとか。旅の思い出に、彼女?たちと記念撮影なんていかが?」(女子旅プロデューサー/アヤヤ)
「古くから地域の人たちに愛され続けているのが、100年以上続く「旦過市場」。北九州の台所といわれていて、鮮魚、野菜、惣菜など、新鮮な食材がいっぱい。ここで食材を仕入れている、地元の飲食店も多いのだとか。ローカルな雰囲気も楽しい」(女子旅プロデューサー/チカ)
OZの女子旅プロデューサーが、東京女子に向けて抽出した新定番の女子旅“イイトコドリップ”。
北九州・小倉のイイトコロをイイトコドリする女子旅に、出かけてみよう。
北九州市は1963年、小倉市、門司市、八幡市をはじめとする5つの市が合併して誕生した政令指定都市。現在の人口は約95万人で、九州地方では福岡市に次ぐ第2位。1901年から近代製鉄業が始まり、日本4大工業地帯のひとつでもある。また、‶日本で初めて〞が多く、小倉駅近くの「魚町銀天街」は、国内初の公道上のアーケード商店街。ほかにも24時間営業のスーパー、焼うどん、バナナの叩き売りなども北九州が発祥の地と言われているそう
羽田空港から北九州空港まで約1時間45分。空港から北九州市の中心地・小倉へのアクセスは、飛行機の到着時刻に合わせて運行する北九州空港エアポートバス「小倉駅ノンストップバス」の利用がおすすめ。所要時間は約35分。小倉での旅は、歩きでも十分楽しめるけれど、中心地から少し離れた場所なら、小倉駅起点の「北九州モノレール」を使うと便利
ここに行きたい、これ食べたい!
旅のきっかけはPCで、旅に出るときはスマホを持って。
女子旅のお約束、スマホを持って旅に出よう。
友達への共有やお誘いも、イイトコドリップ スマートフォンページで。
北九州市では、暮らしに関する情報満載のサイトをオープン。移住者の生の声も紹介しているので、ぜひチェックしてみて。
2011年にスタートしたリノベーションまちづくりの実践型スクール。受講生は10名前後のチームを組み、対象となるあき物件のリノベーション事業化プランを4日間で練り、最終日にオーナーにプレゼンテーションする。年に2回程度行われる。次回は下記参照。
日程 8/18(木)~21(日)
場所 北九州市小倉北区魚町3-3-20中屋ビル内各所ほか、小倉魚町界隈各所
地元の伝統工芸・小倉織を今に伝える、小倉発ブランド「縞縞」のオリジナル商品「あめちゃん袋」を2名様へプレゼント。小物入れにもぴったりなきんちゃく袋の中には、飴が入っている! モダンなしましまアイテムを手に入れるチャンス
<tanga tableほか>
ワンピース23760円、バッグ24840円/以上アデュー トリステス(TEL03-6861-7658)、シューズ15984円/コンジェ ペイエ アデュー トリステス(TEL03-6861-7658)、ベスト7560円、スカート11070円/以上KATHY LAM(www.kathylam.info)、バッグ15120円/アデュー トリステス(TEL03-6861-7658)、カットソー、シューズはスタイリスト私物
<もりしたフルーツほか>
ワンピース28080円/アデュー トリステス ロワズィール 代官山アドレスディセ店(TEL03-3770-2605)、シューズ15984円/コンジェ ペイエ アデュー トリステス(TEL03-6861-7658)、ブラウス14904円/アデュー トリステス(TEL03-6861-7658)、スカート9180円/Koyo(www.koyohk.com)、シューズはスタイリスト私物
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