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もうひとつの自分の場所を探す旅 ジモトトリップvol.5 千葉県鴨川市

自分スタイルで過ごす 山あいに佇む古民家カフェ

都心から約2時間、マリンレジャーが盛んな南房総の鴨川市は、海だけじゃない山の魅力もいっぱい。そんな自然に囲まれたのどかな地に立つ古民家カフェ。里山の暮らしを感じながら過ごすひとときに、身も心もゆるりとほぐれていく

鴨川市ってこんなところ

  • 写真1トマトとココナッツをベースにしたチキンカレー1080円はマイルドな味わい
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    お客さんからは「自分の家にいるみたい」「自宅よりのびのびできる」といった声が聞かれ、ときには広間に寝転んでウトウトしてしまう人もいるそう
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    旬のフルーツや野菜を使う本日のお菓子。この日はアップルパイ1カット432円が登場
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    「日本の棚田百選」に選定された、大山千枚田。国内では唯一、雨水だけで耕作が行われる天水田で、美しい景観はまさに日本の原風景
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    「みんなみの里」の野菜収穫ツアーでは、畑や果樹園をめぐり、農家の人とふれ合いながら収穫する。最後は新鮮野菜のバーベキューで堪能!
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    創業約40年の鮨 笹元(ささもと)。地元産の長狭米や、地域の港に水揚げされた新鮮な魚介類を使用する。人気は、地魚すし2600円
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心からくつろげる居心地のいいカフェ

房総半島の南東部、太平洋に面した鴨川市。内陸部には、山あり棚田ありのどこか懐かしい里山風景が広がっている。
その山あいにひっそりと佇む古民家カフェ「夜麦」。オーナーは、鴨川市在住の陶芸家で農業も営む杉山春信さん。あき家になっていた築200年の家屋を、約5年かけてコツコツと掃除、修復。まるで田舎のおばあちゃん家を訪れた気分に。
このカフェをひとりで切り盛りしているのが、東京から移住してきた碇石(いかりいし)麻紀さんだ。土地の恵みを感じてほしいと、地域の旬の食材を中心に使用したメニューを提供。杉山さんの農園で育てられた無農薬米や野菜、自家製の醤油、味噌なども盛り込まれ、やさしい味わいに心が和む。
「調理も接客もひとりなので、申し訳ないくらいマイペースなんです。お客さんをお待たせしていると、地元の常連さんが手伝ってくれたりして。自然に癒されながら、ゆったり過ごしてもらえたら」と碇石さん。地元の人も旅人も、誰もが気ままに集えて、ふれ合える。この場所にいると、気持ちがほどけて自然と素の自分に。里山でのスローな時間が、いとおしく思えてくる。

DATA
古民家カフェ 夜麦(よもぎ)
TEL.04-7094-5790 千葉県鴨川市金束1137
営業/11:00~17:00(16:30LO) 火~金定休
アクセス/JR保田駅より亀田病院行きバスで約15分、またはJR安房鴨川駅より東京湾フェリー行きバスで約30分、榎畑下車徒歩5分
新鮮野菜収穫ツアー
TEL.04-7099-8055(みんなみの里)
場所/みんなみの里(千葉県鴨川市宮山1696)周辺
開催日時/毎週日曜12:30~(所要3~4時間)
料金/1名3000円(定員5名) 要予約(1週間前まで)
アクセス/JR安房鴨川駅より平塚本郷行きまたは東京湾フェリー行きバスで約20分、みんなみの里下車すぐ

わたし、鴨川市に移住しました

碇石麻紀さん(36歳)
東京都出身。2014年より鴨川の里山で暮らし始め、古民家カフェ「夜麦」のスタッフに。今年の春からひとりで店を切り盛りするようになり、料理もデザートも自身で手作りしている

生まれ育った東京を離れ、鴨川の里山で暮らす

きっかけは今から2年前、鴨川に移住していた友人宅に遊びに行ったときのこと。「友達が、夜麦の姉妹店Café SASAYAへ連れていってくれたんです。オーナーの杉山さんとはそのときが初対面。いろいろな話をするうちに、カフェを手伝ってくれないかと言ってくださって。田舎暮らしは憧れでしたから、まずは2週間働かせてもらうことにしました」
その後、一度は東京へ帰ったものの、鴨川が恋しくなり、すぐに戻ることに。
「人混みが苦手。また、東京での生活に焦りみたいなものを感じていました。対照的に鴨川は時間の流れがゆったりで。個性的だけど穏やかな人が多いのも、きっと私に合っていたんですね。友達が増え、マイペースで過ごせるようになりました。月イチくらいで東京へ行きますが、鴨川に戻るとすごくほっとするんです」
そう話す碇石さんには、新たな目標が。「もっと野菜や米づくりに携わりたくなり、この秋からカフェの営業を週3日にして、休みの日は農作業に取り組んでいます。自分で育てた食材を調理し、提供する。せっかくだから、里山暮らしを存分に楽しもうと思います」

わたしたち、鴨川市がジモトです


原美穂さん
タロット占いを専門に、占い師・メイとして活動。「夜麦」での鑑定会のほか、千葉県中部から南部で行われるイベントなどにも参加

杉山奈津子さん
焼締陶器窯元「笹谷窯」のギャラリー+カフェ「Café SASAYA」の店主。カフェの周りにあふれる野草・野鳥を題材にしたものづくりも

小越咲樹さん
自身もご主人も板前で、夫婦揃って、実父から受け継いだ「鮨 笹元」の2代目を務める。利き酒師の資格も持ち、その知識も豊富

ジモトの人にアンケート!ココが鴨川市のいいところ

インタビュー:原美穂さん
Q:鴨川市ってどんなところですか?
A:海に昇る朝日や月が美しく、山の緑にも癒されます。館山、木更津、茂原と、南房総の大きな町まで車で1時間~1時間半ほど。その近すぎず遠すぎない距離感がちょうどいい。
Q:鴨川市の魅力を教えてください
A:鴨川と言えば、やっぱり海と緑。地元の人々の温厚な人柄も魅力で、ウェルカムな雰囲気があります。そしてお米がおいしい。長狭地区で栽培している長狭米が自慢です。
Q:鴨川市の好きな場所はどこですか?
A:古代大賀蓮の里
鴨川市北小町にあり、濃いピンクで大きめの蓮が咲きます。見ごろは6月下旬~8月上旬にかけてですが、蓮田だけでなく、周囲の田んぼや目の前に連なる山並みの風景もすばらしいんです。

インタビュー:杉山奈津子さん
Q:鴨川市ってどんなところですか?
A:海と山のどちらにも、豊かな自然にはぐくまれた人々の暮らしがあります。特に近年は、山の中の小さな集落にも若い世代の家族や海外からの移住者が増えていますよ。
Q:鴨川市の魅力を教えてください
A:これまで鴨川で培われてきた生活文化のいいところを取り入れていこうとする移住者たち。そして、その思いを受け入れてくれる鴨川の温和な土地柄と人柄が魅力です。
Q:鴨川市の好きな場所はどこですか?
A:大山地区金束(山田)
私が暮らす金束の山田という集落は標高が高め。山頂からは大山不動尊のある大山の向うに、長狭平野の街道筋や山並みが望めます。四季折々の風景がとにかく美しくて、大好きな眺めです。

インタビュー:小越咲樹さん
Q:鴨川市ってどんなところですか?
A:海と山に恵まれた地で、魚介類、野菜、お米と、まさにおいしいものの宝庫。特に近くの港で水揚げされる魚介類の種類が豊富で、年間を通してさまざまな海の幸が楽しめます。
Q:鴨川市の魅力を教えてください
A:誰もが自分をいちばんと言わない、謙虚な人が多いところ。土地が豊かだからか、人の気持ちも豊か。例えば、野菜が多く採れたら分け合い、譲り合う、そんな日常があります。
Q:鴨川市の好きな場所はどこですか?
A:風雲
気さくなマスターとママが迎えてくれるジャズバー。生音を聴いてほしいと、随時開催する本格ミュージシャンによるライブも楽しいです。TEL.090-8812-7748 千葉県鴨川市広場817

マップ&データ

鴨川市DATA

人口:33528人(男性15889人 女性17639人)(2016年9月1日現在) 面積:191.14km2 産業:観光に携わる宿泊業・飲食サービス業、大型病院で医療・福祉関係の仕事に就いている人も多い。ほか農業、林業、漁業など 観光客:年間約300万人 気候:太平洋に面しているため黒潮の影響を強く受け、亜熱帯気候の特性を持つため、平均気温が15.8度と年間を通して温暖 地形:千葉県の南東部に位置し、東南は太平洋にひらけた観光農漁村地帯で、南房総国定公園の区域内に。また、上総丘陵および清澄山系・嶺岡山系の山間地、丘陵地が多い

移住について

・「住宅取得奨励金交付制度」新築住宅を取得した転入者の方を対象に、最大100万円の奨励金を交付
ほか、子ども医療費助成制度、空き地空き家見学会、就業支援などを実施
移住相談窓口:鴨川市ふるさと回帰支援センターTEL.04-7094-4600

インフォメーション

いきいき帰農者セミナー

農業に興味を持っている人に向けて、年間18回開催している農業実習(受講料1回1000円)。千葉県の農業指導者OBが講師を務め、座学と市民農園での実習を中心に、直売所へ出荷できるレベルをめざす。実践で収穫した野菜はお土産に。

鴨川市ふるさと回帰支援センター

鴨川農家民泊

自然に囲まれた鴨川市で民泊しながら、田植え、収穫といった農業体験や、農家の生活、地域の文化にふれる体験ができる。大人1泊2食付き6500円~(体験料金含む)。

合同会社 鴨川市観光プラットフォーム

PHOTO/MIHARU KIMURA TEXT/MIE NAKAMURA(JAM SESSION)

みんなの体験コメントみんなの体験コメントアイコン

テツゴロウ 2018/02/24 22:17:38
癒されますね! ほっこりするなぁー行ってみたいなぁ
erippejp 2018/01/14 00:04:22
とても素敵!!!!癒されそう!!!!!!!
soeux 2016/11/18 09:01:46
先日勝浦のテルムマランに行って来ました。東京から一時間半なのに、見える景色の違いにびっくり!!お店も五時で閉まってしまうし、リズムもなにもかも違う。でも、だからくつろげました。たまにはのんびりすることも大事ですよね。今度は外房から内房線の旅をしてみたいです。
しおん 2016/11/27 22:39:25
笹元の地魚のお寿司美味しそうですね~! 田舎に移住した方の番組の特集などを見ていて気付いたのが、憧れはありつつも私自身は割と東京が気に入っているのだなという事でした。東京に住んで、お休みの時に色んな場所に旅行する。そんな生活が好きみたいです。
ねん 2016/11/21 08:05:59
最近古民家カフェって流行っていますよね。 旅行に行った際は、よくその土地の古民家カフェにお邪魔します。実家に帰ってきたような安心感がありとてもリラックスできますよ。鴨川なら東京からアクセスもよく気軽に行けそうです!
ミッシー 2016/11/17 21:33:40
まあまあ近い(田舎の近いは距離ありますが)久留里出身です。生活圏は木更津などの内房でしたが、海といえば、外房の鴨川だったなぁ。お洒落なカフェとか出来ちゃって、久しぶりに行きたいな。冬でも日差しがあったかいんだよね。
うさぎ王子 2016/11/18 00:41:04
仕事や都会の疲れを忘れるために古民家カフェでゆっくりするのって、とても癒されますよね~。鴨川や大網辺りにに最近、移住する人が増えたような気がします。同僚も、海の近くで家庭菜園やりながらほのぼの生活してますよ。
sari 2017/01/02 19:27:53
鴨川によく行く友人に教えてもらい、夜麦行ったことがあります(^_^)雰囲気がとっても良くて、ところどころで雑貨等の販売もあり素敵なお店でした。その時はごはんは食べませんでしたが、美味しそうですね!
maneme 2016/12/30 19:51:32
房総半島~鴨川辺りはよくドライブに行きます。道の駅では新鮮で豊富な種類の野菜や果物、花卉を買って、美味しい魚料理を食べて帰ってきます。都心から近いのに充実した環境がとても魅力的な地ですね!
yon 2016/11/19 07:02:49
鴨川の方は、シーワールドでしか、行ったことがないですが、観光というイメージです。居住してお店をというのは凄いなぁ。オズモールでのホテル宿泊、とかはもうできなくなるな、、と思ったりします。。
2016/11/18 06:17:26
鴨川といえばシーワールドとか、あっちの方だとイチゴ狩りとかそんなイメージ。 目的地で楽しんだらあとは帰るだけという感じでしたが、こんなステキな古民家カフェがあったなんて!
miho 2016/11/25 18:16:56
田舎暮らし憧れます! 友人宅へ遊びに行って、初対面のひとのお店を手伝って、また戻ってきたって、すごい行動力! 自分の思うがままに生きているって素晴らしいですね!
コキア 2016/11/17 21:11:36
毎年鴨川にイチゴ狩目的で旅行しています。東京からちょっと遠くて車移動も不便だしイチゴ狩以外する事がなく年一の旅だけど農家民泊なら楽しそう。 来春検討してみたいです
ちょこ 2017/01/06 07:29:38
古民家、あたたかい雰囲気で好きです。 現実的に田舎暮らしはできませんが、観光でお邪魔させていただきたいです。 時間を忘れてゆっくりできそうですね。
meg 2016/11/17 21:31:17
田舎に移住する人の多くは都会育ちの人ですよね。都会にも田舎にも、良い面悪い面どちらもあるから移住は決めかねてます… 結婚すると自分1人の問題ではないし。
ayaco 2016/11/17 10:15:57
鴨川ってシーワールドのイメージが強いけど、改めて見るとのんびり過ごせる素敵な土地なんですね。海も緑もあって、暖かくて、お花畑も多いしリラックスできそう。
ぎょうざ 2016/11/18 17:08:05
鴨川、村山由佳さんのおいしいコーヒーの入れ方シリーズのヒロインが一時期、古民家に住んでました。イメージしてた情景とピッタリで行ってみたくなりました。
りんりん 2016/11/17 21:56:56
鴨川、サーフィンやシーワールドはよくいくけど、知らなかったー。温泉や美味しいものが沢山あっていいところで大好きなので、次回古民家カフェ、いってみます
simachibi 2016/11/17 21:20:17
古民家カフェいいですね。奈良にもお勧めがあります。にこちゃん堂、取材お願いします、ミシン台とかをリノベーションして、テーブルにしてたり(*^^*)
はなはな 2016/11/18 07:52:01
ちょっと離れただけで、生活がここまで豊かになるんですね。毎日混んでる通勤電車に揺られている自分の生活はなんなんだろうと考えてしまいますね。

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