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もうひとつの自分の場所を探す旅 ジモトトリップvol.6 栃木県益子市

陶芸の町に根付いた 自然と人をつなぐ居場所へ

古くから陶芸の里と呼ばれる益子町。大正期には民芸運動を進めていた陶芸家・濱田庄司が移住、地域に根差した活動が益子焼の発展に大きくつながったとか。そんな地では自然と寄り添う暮らしを提案するショップ&カフェなどをめぐって、町に息づく文化を感じたい

益子町ってこんなところ

  • 写真1創業者・馬場さんの思いを受け継ぐ「starnet」のスタッフたち
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    カフェではおぼろ豆腐丼1200円で、地場産の食材をたっぷりと
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    オープンから今年で19年。今でもこの店のために益子を訪れる人も
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    「G+OO」など、町の中心地・城内坂通りには益子焼のショップがずらり
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    陶器ギャラリー「陶庫」オリジナルブランド「道祖士 和田窯」の器
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    遠藤薫さん作のプレート。3/23(木)まで「もえぎ 城内坂店」にて展示会を開催
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地元への思いが詰まったショップ&カフェ

陶芸の里として知られる栃木県益子町。古くから、陶芸家をはじめとするクリエイティブな人々が国内外から集まり暮らすこの町には、どこか自由で自分らしく過ごせる空気が漂っている。 そんな益子らしさを感じられるのが、1998年に開店したショップ&カフェ「starnet」。創業者は、東京でアパレル業を営んでいた馬場浩史さん。都会の生活から離れこの地に移住し、店を開いて、土地に根付く“自然と調和した暮らし”を発信し続けてきた。 「始まりは馬場みずからが造った小屋のような小さなお店。お客様が益子で息抜きして元気になってもらえるよう、少しずつ改装・増築して今の姿になったんです」と、スタッフの久保嘉奈子さん。 モダンでありながら、時の流れをゆっくり感じさせる店内は、そこにいるだけで気持ちが和む居心地のよさ。カフェで味わうごはんには、無農薬野菜や米など地域で生産された食材が使われている。 ショップスペースに目を向ければ、長年愛用したくなる草木染のウェアや暮らしの道具がセンスよく並んでいて、思わず手にしたくなる。「野菜でも器でも、ぜひ一つひとつ手に取ってみてください。見て触れていただいて、日常で大切にしたいものを見つけるきっかけになったら嬉しいですね」。地域や自然とかかわりあう暮らしに触れて、日々の生活を豊かにする大切さを感じられた。

DATA
starnet(スターネット)
TEL.0285-72-9661 栃木県芳賀郡益子町益子3278-1
営業/11:00~18:00(カフェ17:30LO) 木定休
アクセス/真岡鐵道益子駅よりタクシーで約5分、または宇都宮駅行きバスで約5分、益子参考館入口下車徒歩8分

わたし、益子町に移住しました

吉澤奈保子さん(40歳)
実践女子大学美学美術史学科卒業。1999年から益子の製陶所に勤務し、2005年独立。3/25~4/6は「陶庫」にて個展を行う。春と秋の恒例イベント「益子陶器市」の常連で、この春も出店予定

陶芸家をめざし大学卒業と同時に益子に移住

中学生のとき、友達と手びねり教室に通ったことから、陶芸に興味を持ち始めた吉澤さん。そして大学在学中に再び陶芸教室へ。「大学卒業後は陶芸の仕事をしたいと思うようになりました。たまたま教室で個展をしていた益子の陶芸家が、益子なら働きながら技術を身に付けられると教えくれたんです」 1999年、益子の大手製陶所「益子焼窯元よこやま」で働き始める。「17時で就業時間を終えると、ろくろの修業に励む日々でした。6年弱働きましたが、あまりにも居心地がよくて(笑)。このままでは自分のためにならないと、独立を決めました」 28歳で陶芸家として、新たなスタート地点に立った吉澤さん。版画のように、陶器に模様を手彫りするスタイルを自身の作風とするものの、5年間くらいは思うような作品が作れず、失敗の繰り返しだったとか。「それでもめげないでいられたのは、益子にいたからかも。町には同じ志の人がたくさんいて、励ましてくれたり、アドバイスをくれたり」17年間暮らす益子の印象を聞いてみると、「陶芸だけでなく、いろいろなものづくりをしている人がいるので、刺激にもなるし、いい経験ができます。基本“作る”ことが好きなので、集まって味噌やキムチを作ったりもするんです。毎日が本当に楽しいですよ」

わたしたち、益子市がジモトです


大塚麻樹さん
陶器ショップ「もえぎ 城内坂店」の販売スタッフ。接客のほか、店内で開催している展示会の企画なども行っている

中山久美さん
益子初の民芸店「民芸店ましこ」の3代目奥様で、町の情報を発信する「オフィスましこのね」の副代表。今のマイブームは和服だそう

岩崎真紀子さん
益子町役場企画課勤務。2009年には地域コミュニティ「ヒジノワ」の立ち上げに参加。現在もその運営にかかわる

ジモトの人にアンケート!ココが益子町のいいところ

インタビュー:大塚麻樹さん
Q:益子ってどんなところですか?
A:獨鈷山の中腹にある西明寺をはじめ、文化財が多く残る町です。都心からもアクセスしやすく、日帰り圏内。なかでも、秋葉原発着のバス「やきものライナー」が便利です!
Q:益子の魅力を教えてください
A:山に抱かれた自然とものづくりなどの文化が共存・調和していて、とても心地よく、暮らしやすい町です。最近はカフェやパン屋さんが増えて、お店めぐりが楽しいですよ。
Q:益子の好きな場所はどこですか?
A:城内坂
城内坂通りから見る夕焼けは本当にキレイ! 毎年8月に開催する「益子夜市」では、年に一度だけこの通りが歩行者天国に。天気が良ければ、イベントと合わせて、夕陽を見られるチャンスがあるかも。

インタビュー:中山久美さん
Q:益子ってどんなところですか?
A:陶芸家をはじめ、意識の高い作家がたくさんいてクリエイティブな刺激もあるし、地元のおばあちゃんとおしゃべりする和やかな時間もある。ちょうどいい田舎感です。
Q:益子の魅力を教えてください
A:作家が多いからか、起きる時間も仕事時間も自由な人がたくさんいますが、それぞれが自分の生き方を選んで暮らしている。身の丈に合ったことが実現できる場所なんです。
Q:益子の好きな場所はどこですか?
A:中山タコス店 MUKUBAR
タコスはもちろん、バンズも手作りのバーガーが絶品。さらに1杯ずつ淹れてくれるコーヒーなど、ドリンクもどれもおいしいんです。店主夫妻の人柄も素敵で、よく癒されに行きます。

インタビュー:岩崎真紀子さん
Q:益子ってどんなところですか?
A:美しい里山風景が広がり、四季折々の楽しみがあります。農業、陶芸など他業種の人ともつながり強く、新たなイベントが生まれることも。エネルギッシュな人が多い町です。
Q:益子の魅力を教えてください
A:陶芸を目的に全国各地から移り住む人が多く、おもしろい方がたくさん住んでいます。移住者からは「地元の人の寛容な雰囲気が住みやすい」という声を聞きます。
Q:益子の好きな場所はどこですか?
A:益子町北公園
益子町の北部にある公園で、週末はスポーツをする人や遊具広場で遊ぶ子供たちでにぎやか。平日の夜も22時まで街灯がついているので、ランニングをする人にも魅力の公園です。

マップ&データ

益子町DATA

人口:22972人(男性11393人女性11579人)(2017年1月1日現在) 面積:89.4km2 産業:益子焼などの伝統工芸、自然、文化財からなる観光業、米、イチゴ、野菜、そばなど、気候や風土を活かした農業が中心 観光客:年間約200万人 気候:年間を通して日中は比較的温暖で過ごしやすいが、冬は1日の最高と最低の気温の差が大きく、夏は雷の発生が多い 地形:関東平野の北部に位置。町の西側に小貝川が流れ、町の南部は茨城県との県境で丘陵地になっている。最高地点は標高533mの雨巻山

移住について

・「移住定住促進住まいづくり奨励金」:2021年3月31日までに居住を目的に町内で新築または建売・中古住宅の購入で取得した住宅が対象(一部条件が異なる)。
奨励金の基本額は新築15万円、中古7万円

益子町までのアクセス

上野駅よりJR宇都宮線で小山駅まで約1時間20分。JR水戸線に乗り換え下館駅まで約25分。真岡鐡道で益子駅まで約45分。秋葉原発着の茨城交通「関東やきものライナー」で最短約2時間30分

インフォメーション

移住の相談はココで

2016年10月にオープンした町で話題のスポット。益子のインフォメーション窓口「ましこのコンシェルジュ」では、観光案内のほか、移住の相談も受け付け。休日も対応してくれるので、旅がてら立ち寄ってみるものいい。

道の駅ましこ

益子の人とつながる!

「地元の人だけでなく、移住者も集える場に」と、地域の有志が立ち上げたコミュニティスペース。日替わり店主によるカフェやギャラリーがあるから、気軽に訪れて、町の人たちから、リアルな暮らしの情報を聞き出そう。

ヒジノワ CAFE & SPACE

益子焼の器を3名様にプレゼント

今回紹介した益子焼の器をプレゼント。左から「G+OO(ジープラスツーノウツ)」のプレートとボウル、「陶器ギャラリー陶庫(とうこ)」のマグカップとお椀、「もえぎ 坂内坂店」のプレート2枚、それぞれ2点ずつをセットで計3名様に。好きな器を選んで応募して。※応募締切:2017年4月10日(月)

プレゼントに応募する

PHOTO/KAZUHITO MIURA TEXT/MIE NAKAMURA(JAM SESSION)

みんなの体験コメントみんなの体験コメントアイコン

qulumi 2017/06/12 13:45:50
益子焼のことを初めてじっくりと知る機会となりました☆ブルーのコーヒーカップ素敵ですね♪自分でも作ってみたいです!
よつば 2017/06/11 00:57:43
益子はやはり陶芸の町ですね。茶道を習っているので、お茶碗を観に行きたいです。
まいまい 2017/03/15 02:01:06
知り合いが益子で陶芸作品の個展をやったりしていることもあり益子には何回か行ったことがあります。1度電車で行ったときは何回も乗換えしなきゃいけないしめっちゃ疲れましたが、バスで行くようになってからはだいぶ楽になりました。行き始めた頃に比べるとお洒落なお店も増えてきましたが、いいところではあるけれど、やっぱりまだまだすごく田舎だと思います。
sari 2017/03/23 18:20:36
ちょうど先日の3連休で初めて益子に行きました!益子焼は知ってる程度でしたが、アンティークショップやカフェがたくさんあって思いの外楽しんで長居してしまいました。ABURAYAさんというアンティークショップが特に気に入りました(^_^)
しい 2017/03/24 01:24:41
去年のゴールデンウィークには、益子の陶器市へいきました!本当にたくさんの作家さんが出店されていて、あちこち目移りしてしまい半日はかかりました。見ていてとても楽しかったです!そこで買ったスープカップとイヤリングはお気に入りです。
はるぅ 2017/03/19 23:46:28
益子に陶芸体験に行った時、なんっもない町に突如このおしゃれカフェがあってびっくりでした。お店で使われている食器、グラス、野菜、全てからこだわりを感じる素敵なお店で、今度はここ目当てにまた陶芸体験に来たいと思いました。
まんま屋 2017/04/09 08:13:49
かなり前、ゴールデンウィーク前後に行った事があります。丁度、陶器市が開催されていて、見て回るのが楽しかったです。 気に入ったお皿や小丼を買いました。 新しいお気に入りに料理を盛る楽しさもありますね。
りなりな 2017/03/14 22:02:30
益子焼きかわいいですね!28歳で陶芸家デビューかぁ!新しいことを始めるのに歳を重ねれば重ねるほど踏み出せなくなるけど、いつまでもチャレンジし続けていきたいですね。そう思わせてくれる一人ですね!
2017/03/16 21:47:43
料理上手な方のインスタグラムを見ることが多く、真似したいなぁと思いながらも、こんな素敵な器に入れられる料理は作れないなぁと思ったり。 でも器は見ているだけでも楽しいんですよね。
コキア 2017/04/11 21:56:02
益子行った事が無いです。 やはり適度に田舎感がありそうで敬遠していましたが焼き物が盛んだし、陶芸している間無心になれて良いストレス解消になりますね。行きたくなりました。
mauroria 2017/03/14 20:21:32
益子は、ゆったり癒される旅にぴったりです! 町全体からウェルカムな空気が伝わってくる土地で、おしゃれなお店が多く、歩いているだけであっという間に1日が過ぎてしまいます。
ち。 2017/03/15 00:21:00
益子焼は華美すぎなくて日常使いできそうな温かみがイイと思います。陶器市?的なイベントは色々見られて、盛り上がってるし、楽しみながらお買い物できてオススメです♪
ハンナ 2017/03/14 12:05:48
スターネットは有名ですね! ごはんは…体にいいかんじ??私が行った時は、サラダと漬物と蒸し野菜、みたいな「ぜんぶ野菜」なプレートごはんが出ました。
Toehii 2017/04/05 23:59:50
実家から車であっという間の益子。気づかないうちになんだかオシャレになってきましたね。時々行ってみたくなる。 夏のひまわり畑もおすすめですよ!
たーたま 2017/03/20 09:38:52
益子の陶芸は有名ですよね。最近は器から食事を楽しむようになりました。気分も上がるし食器に気を使って悪いことはなにもないなと思います
akko 2017/03/20 11:11:43
益子焼き美しいですね。陶芸をやっていましたが関西だったので信楽焼とかが身近で、益子焼きは名前のみだったので一度手にとってみたいです。
龍泉 2017/03/15 00:40:47
益子の素朴で味がある陶器類が好きで何度も訪れています。田舎な感じで洒落たカフェがあるとは知らなかったので、今度は行ってみたいですね。
sari 2017/03/14 18:06:46
真っ白いシンプルな食器ばかりを集めていたのですが、最近波佐見焼から入り益子焼も気になっています。掲載されている器もオシャレですね!
くろねこ 2017/03/15 08:30:03
日帰り圏内なら遊びに行く候補になります!なかなか自分で調べてここに行こうとはならないけど、こういう情報が入ると興味が湧きますね!
madoka 2017/03/20 17:29:47
親が好きで子どもの頃によくいってました。その時はあまり良さがわからなかった気がするけど、いまいったら違う気分になるだろうなあ

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