池袋から車で約30分。都心の近くにありながら、農業が盛んな埼玉県三芳町。野菜の収穫や、名産品・さつまいもの食べ比べなど、おいしいに出会う旅をオズモールユーザーが体験
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甘くてほくほくのさつまいも。その名産地が都心から日帰りで行ける埼玉県三芳町。江戸時代より伝わる農法でさつまいもが生産され、町には約30軒のさつまいも農家が並ぶ「いも街道」が。品種もさまざまで、ほくほく感が強かったり、とろける口当たりだったりと、「種類でこんなに味が違うの!?」とびっくりするほど。町の至る所に農地が広がる三芳町では、ほかにも農産物がいろいろ。野菜もそのひとつで、近年は「みよし野菜」としてブランド化をめざしているそう。そんな三芳町では、さつまいもを食べ比べして、旬の野菜を収穫して味わって。実り豊かな地の伝統的な農法を知りながら、“おいしい”を実感していると、食への興味が高まるひとときに。
※さつまいもの食べ比べや芋煮は通常は実施していません
※いも街道のさつまいも農家では毎年9月~1月頃までさつまいもを直売しています
三芳町に着いたら、さつまいもと同じく、江戸時代から続く落ち葉堆肥を使った農法で育てられる「みよし野菜」の収穫体験を。里山エコパーク「三富今昔村」の「石坂ファーム」では、旬の野菜の収穫体験(1人500円~、要予約)を実施。フカフカの土にふれながら野菜を収穫していると、いつの間にか夢中になって、童心に帰った気分に。
野菜収穫を楽しんだ後は、「三富今昔村」の「くぬぎの森 交流プラザ」へ。食育プログラム“おいしい体験”を行うこちらでは、自家製パンとチキングリル&旬野菜のバーニャカウダプレート1350円など、自家栽培の新鮮野菜を使ったメニューを提供。オリジナルの里芋パウンドケーキや、焼きたてパンを購入できるのでぜひおみやげに。
三芳町で農業が始まったのは江戸時代中期。開墾者にはそれぞれ約5haの土地が与えられ、縦長の敷地に屋敷地・耕地・平地林を配置。平地林の落ち葉を堆肥にして、荒れ果てた大地を少しずつ耕し、農作物がよく育つ土壌になったとか。上富小学校の屋上からその農地を眺めると、先人たちの絶えまぬ努力が伝わってくる。
三芳町の農業に欠かせないのが、堆肥となる落ち葉。その過程を知ってもらおうと、町では落ち葉掃き体験イベントを毎年1~2月に開催。平地林を覆い尽くす落ち葉を熊手でかき集め、ハチホンカゴに詰め込む。このカゴに落ち葉をぎっしり入れると約60kg! 1人では持ち上げられないほどの重さを自力で運んでいた昔の農家の人々ってすごい。
いも街道沿いに立つ「旧島田家住宅」は、約200年前、江戸時代後期に建てられた茅葺屋根の民家住宅を移築復元したもの。その懐かしい雰囲気に包まれながら、地元のお母さんたちに教わって、地域の昔ながらのおやつ・さつまだんご作りに挑戦。「三富今昔村」で収穫したばかりのネギや里芋を材料にお母さんたちが作ってくれた芋煮も味わい、ほっこり気分。
「旧島田家住宅」ではさらなる楽しみ! 三芳町の特産品でもあるさつまいも「富の川越いも」で焼き芋パーティ。この日は、古くから三芳村で生産される紅赤、定番品種の紅あずま、ハチミツのような甘さの新品種・シルクスイートなど6種を食べ比べ。地元の農家さん一押し、焼き芋とホットミルクの相性のよさに驚きながら、甘いひとときを堪能。
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