絵画、愛用品の展示や、私室の再現も!六本木で『マリー・アントワネット展』開催

オーストリアから14歳でフランスに嫁ぎ、革命の渦にのまれて37歳で断頭台の露と消えたフランス王妃、マリー・アントワネット。ハリウッドで映画化されたり、日本でも漫画『ベルサイユのバラ』で広く知られるなど今なお世界中の人々を魅了する彼女の波乱の一生に迫った展覧会『ヴェルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実』が、10月25日(火)から森アーツセンターギャラリーで開催。

更新日:2016/10/06

この展覧会は、ヴェルサイユ宮殿が日本で初めてマリー・アントワネットについて企画・監修するものとあって、今までにないほど見どころがいっぱい。王妃が宮殿で愛用した食器や家具、ファッションリーダーとして羨望の的でありながら個人的にはシンプルなものを好んでいたことをしのばせる絵画、革命期に身に付けていた衣服まで、なんと約200点の貴重な品々が集結。

マリー・アントワネット

クロード=ルイ・デレの原画に基づくマルシャル・ドゥニの版刻
《大盛装姿のマリー・アントワネット》
1775年頃 ヴェルサイユ宮殿美術館
©Château de Versailles

マリー・アントワネット

アンドレ・バセ
≪マリー・アントワネットのヴェルサイユ到着≫
1770年 ヴェルサイユ宮殿美術館
©Château de Versailles

中でも注目は、原寸大で再現されたマリー・アントワネットのプライベート空間「プチ・アパルトマン」。浴室、図書室、居室の3室からなるこのアパルトマンは、結婚8年目に産まれた待望の長女マリー=テレーズ・シャルロットの近くで暮らすために、子供部屋の近くに王妃が作らせたもの。当時流行していた「エトルリア風」の装飾、ジョルジュ・ジャコブが細工を施した肘掛け椅子など、いたるところにマリー・アントワネットの趣味やこだわりが詰まっている。浴室と居室はヴェルサイユ宮殿の復元そのままに。今はもう存在しない図書館は、東京駅の3Dプロジェクションマッピングを手掛けたNAKEDが最新のデジタル技術で当時の姿を蘇らせる。空間と連動した音の演出で、まるでマリー・アントワネットの時代にタイムスリップしたような不思議な感覚が楽しめる。この規模の空間再現がヴェルサイユ宮殿以外でなされるのは、史上初の試みだ。

マリー・アントワネット

宮殿内にある王妃の居室
©Château de Versailles (Dist. RMN-GP)/©Christophe Fouin

フランス王妃とフェルセン伯爵との恋を裏付ける新たな証拠が披露されるのも興味深いポイント。スウェーデン人将校アクセル・フォン・フェルセンがヴェルサイユ宮殿を訪れた時、マリー・アントワネットはその美しさに一瞬で心を奪われたと言われている。2人がフランス革命後も暗号を使うなどして交わしてきた手紙には、部分的に黒く塗りつぶされているものがあった。ずっと隠された文字の解読が試みられてきたが、近年、ついにその1部が明らかに。展覧会では、アントワネットからフェルセン伯爵への愛の言葉が秘められた墨塗りの手紙の複製と、実際に使われた暗号表の実物が展示される。

マリー・アントワネット

作者不詳
≪アクセル・フォン・フェルセン≫
18世紀末 ノルシェーピング、レーフスタード城/エステルイョートランド美術館
©Photographer Jonas Karlsson/ Östergötlands museum

悲劇的な死をとげた王妃の末路は、パリの歴史を専門にするカルナヴァレ美術館が全面協力。実際に王妃が身に付けていたシュミーズ、ヘアバンドなどを通して彼女が過ごした最後の日々に迫る。
 マリー・アントワネット展の集大成とも言えるこの展覧会で、皇女から王妃へ、妻から母へ、中傷の的から死刑囚となるまでの彼女の一生を体感して。

マリー・アントワネット

ウィリアム・ハミルトン
≪1793年10月16日、死刑に処されるマリー・アントワネット≫
1794年 ヴィジル、フランス革命美術館
©Coll. Musée de la Révolution française/ Domaine de Vizille

マリー・アントワネット

「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」
開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月26日(日)  ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー
開館時間:10:00〜20:00
(但し、火曜日および10月27日(木)は午後5時まで) 
※入館は閉館の30分前まで

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