日本初演の舞台『オーランドー』でモテ男から美女に変身!多部未華子さんインタビュー

時と性を超える!舞台『オーランドー』に出演の多部未華子さんインタビュー

オフタイムを有意義に過ごしたい。そんな人は2017年9月に上演される話題の舞台『オーランドー』をチェックして。美しすぎる青年が突然美女に変貌するという奇想天外さがおもしろい。そして、主人公のオーランドー役を演じるのは、TVドラマやCMなどでもおなじみ、OZ世代にも人気の女優・多部未華子さん。そこで早速ご本人を訪ね、気になるあれこれを聞いてきました!

Kaz.Sasaki

更新日:2017/08/08

■舞台『オーランドー』とは
20世紀モダニズム文学を牽引したイギリスの作家、ヴァージニア・ウルフの代表作『オーランドー』を戯曲化した作品。日本で初演となる今回、演出を手がけるのは、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督であり俳優でもある白井晃氏。

<ストーリー>
16世紀のイングランドに生を受けた少年貴族オーランドーは、エリザベス女王をはじめ、あらゆる女性を虜にする美貌の持ち主。しかし初めて恋に落ちたロシアの美姫サーシャには手ひどくフラれてしまう。傷心のオーランドーはトルコに渡る。その地で30歳を迎えた彼は、なんと一夜にして艶やかな女性に変身! オーランドーは18世紀、19世紀と時を超えて生き続け、またもや運命の人に出会うが・・・。

時と性を超える!舞台『オーランドー』に出演の多部未華子さんインタビュー

ファンタジックで奇想天外な非現実の世界を描く『オーランドー』

――今回の作品は、男性がある日突然女性に変わってしまう!という衝撃的な展開の物語。その主人公を演じられるわけですが、『オーランドー』という作品に出演することに対してどんな印象を持たれましたか。

実は今回、どんな作品なのかなという前に、「白井晃さんの演出だからやりたい」と思ったのが先でした。「(白井さんと)仕事してみたら絶対楽しいと思うよ」とおっしゃる演者さんがいらして、みなさん、白井さんと私が合うと言ってくださるんです。そんなこともあって、二十歳過ぎぐらいからずっとご一緒してみたいなと思っていました。今回その機会をいただけて、やっと一緒にお仕事できると思うと、うれしいです。

――白井晃さんといえば、数々の話題の舞台を手がけられた演出家でもあり、個性あふれる演技で存在感のある俳優でもありと、多才な人物。ずっと思い続けた白井さんとのお仕事に向けて、期待されていることなどありますか。

稽古時間が長いというのは、白井さんと一緒に仕事されたいろんな方から聞いていたので、その覚悟はしています。それから、色々なことを試していかれる方だということも聞いているので、演技の上でもいろんな道筋でアプローチできて、きっとやり甲斐があるのだろうなと思ってます。

物語はファンタジーというか、本当に奇想天外な非現実の世界なので、そういう意味では、作品自体にたくさんの引き出しがあるだろうなと思います。それはもちろん白井さんの頭の中でもそうでしょうし、それに見事に順応される先輩方(戸次重幸さん、池田鉄洋さん、野間口徹さん、小日向文世さん)がいらっしゃって、その中に自分も入れることがすごく楽しみです。

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作品のことを理解できた瞬間がすごくうれしいです

――これからのお稽古を前に、なにか準備を始めたり気分的にいつもと違うなと感じたり、特別な思いはありますか。

特にこれといったことはありません。いつも、始まってから徐々につくり上げていくという感じです。だいたいどの作品でも、お稽古が始まるまでには話を十分理解しておきたいと思って、本を読んでいる段階ではどんな舞台になるのかなと模索するんですが。今回もきっとそんなふうに稽古初日を迎えるのだと思います。

――本を読んでいるときは気づかなかったけれど、実際お稽古していくうちに、思った以上におもしろい!と気づくこともあるのでしょうか。

いつも途中で気づくんです、「はっ、そうだったのか!」と。そんなときはすごくうれしくて、それは周りの人に気づかれないようにひとりで高揚する感じです(笑)。「この作品について、私はここで理解ができた」という瞬間はいつも覚えています。作品ごとにそういった感動の瞬間があるので、毎回新鮮な気持ちで取り組むことができるんだと思います。

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十分な睡眠が毎日のスキンケアに。公演中は生活のリズムを崩さないように心がけて

――舞台に限らず、なにか長期に渡るお仕事が決まったとき、1日の過ごし方やルーティンなど、必ずこれをするというような決め事などはありますか。

早く寝ます、それぐらいしかないですね。寝られるだけ寝るんですが、夜は基本的に10時消灯で、11時だと遅く感じてしまいます。それで朝は8時に起きます。十分な睡眠を取りますね。毎日の公演が続く中で、お肌や体のケアにも、やっぱり睡眠が一番です。

去年の夏の舞台のときは本当に規則正しい生活をして、さらにゆで卵しか食べない、とか(笑)。いつもそうというわけではなく、その時々の気分なんですが。公演中の過ごし方のリズムというのはありますね。それが崩れると、なんだか気持ち悪いなと感じます。

今回はすごく規則正しい生活をしたいなと思っています。きちんと早く寝る、舞台が終わったらどこにも行かずに帰って寝る、というように。去年の夏のときも、舞台に行く、帰って寝る、の繰り返しでした。

――お仕事のある日、オン・オフのスイッチというのは、どこで切り替えられるのでしょうか。

たとえば、稽古がお昼の1時からだとしたら、1時からですね。
家ではあまり台本は開かないんです。ただ、去年シェークスピアをやらせていただいたときは、本当に、こんなに家で台本を読んだことがないっていうぐらい、ずっと台本片手に家の中でも行動してました。今回はどうなるんでしょう。

――オフの日はどんなふうに過ごされますか。

友達が家に来て、一緒にご飯食べたりします。友達に料理を作ってもらったり持ち寄ったり。人数は、いつもその日に空いている人が来るという感じで、だいたい4、5人ぐらいです。お酒を飲むこともあって、中でも日本酒とシャンパンが好きです。バーの雰囲気にも惹かれるのですが、犬を飼っているのでなかなか行く機会がないんです。犬を連れていける個室のあるお店があれば本当に行きたいです。(オズモールで)そういう特集、やってほしいです!
あとは、舞台を観に行くのも好きです。

時と性を超える!舞台『オーランドー』に出演の多部未華子さんインタビュー

“舞台鑑賞”の魅力は、今この時期にしか観ることができないというスペシャル感

——ご自身ではどんな舞台を観に行くことが多いですか。

ミュージカルはすごく好きで、どんな作品でも観に行きたいと思います。ただ、普段はスタッフの方に「これすごくおもしろいよ」と教えてもらったり、「なにかおもしろい作品があったら教えてください」と聞いたりして行くことが多いですね。

というのも、たとえば1カ月の間に舞台を観に行ける日が2日間しかないとしたら、その限られた時間を有効に使いたくて。自分で決めるよりもスタッフの方や舞台ツウの方に聞いていくのがいいのかなと思えるんです。

——鑑賞する側だとして、舞台のどんなところに魅力を感じますか。

作品によってその魅力は違うのですが、“舞台”という大きなくくりでいうなら、限られた上演期間でしか観ることができないというスペシャル感と、演者のみなさんのお芝居を生で観るという贅沢で上質な感じが魅力ですね。

——お稽古もまだこれからとのことですが、男女2役をどう演じ分けるかなど、演技についてすでにイメージされていることはありますか。

台本を読んでいるときは、すごくシリアスな、明るいというよりは暗い話なんだろうなと思って。映画も観たのですが、音楽もなく静か〜な作品で・・・。そんなイメージができつつあったところに、そこからの、このポスター撮影のポップさ!(笑)。ギャップにちょっと驚いています。「静かだなあ・・・」からの、「えっ? 今日これかぶるの?」と。

——ポスター写真をお見受けする限り、すごく明るくて楽しい感じですよね。観る側としてもますます興味深くなってきて、実際にお芝居を自分の目で確かめたくなりますね。
それでは最後に、OZユーザーのみなさんへのひと言をお願いします。

今回の記事を読んでいただいて、1週間後でもまだ覚えてくださっていて、チケッットを取ってみようかな、と思っていただけたら、ぜひ観に来てください。

——作品もちょっと不思議でおもしろそうで、多部さんの演じる男女2役のオーランドーもすごく気になります。舞台、楽しみにしております。

ありがとうございます、がんばります!

***

物静かな雰囲気の中に華やかさがあり、聡明で楽しい、そんな印象の多部さん。作品の中にたくさんの引き出しがあるという『オーランドー』がどんな舞台になるのか、かなり楽しみ。気になった!という人は、1週間後といわず、ぜひお早めのご手配を。


ヘアメイク/中西樹里(Juri Nakanishi)
スタイリスト/岡村春輝(Haruki Okamura)
衣装協力/ワンピース47000円/Y.M.Walts(MARVIN&SONS)、ネックレス35000円/MALAMUTE(H3O Fashion Bureau)、イヤリング19000円/イロリエール(ロードス)
問い合わせ先/MARVIN&SONS(03-6452-3982)、H3O Fashion Bureau(03-6712-6180)、ロードス(03-6416-1995)

■公演情報

『オーランドー』
場所/KAAT神奈川芸術劇場<ホール>(神奈川県横浜市中区山下町281)
期間/2017/9/23(土・祝)〜10/9(月・祝)
料金/S席8500円、A席6500円(全席指定・税込)
アクセス/みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩5分、「元町・中華街駅」1番出口より徒歩8分ほか
※そのほか、東京(初台)・長野(松本)・兵庫(西宮)公演あり。

<作品情報>
原作/ヴァージニア・ウルフ
翻案・脚本/サラ・ルール
演出/白井晃
翻訳/小田島恒志、小田島則子
出演/多部未華子、小芝風花、戸次重幸、池田鉄洋、野間口徹、小日向文世
演奏/林正樹、相川瞳、鈴木広志

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