Gallery AaMo「未来のミライ展」Bくんちゃん
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黒い新幹線に座れる!ラブマシーンにも会える!細田守監督の世界に触れる「未来のミライ展」が東京ドームシティで

更新日:2018/07/02

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』と、数々のヒット作を手がける細田守監督の最新映画『未来のミライ』がこの夏全国公開される。それに合わせて、東京ドームシティGallery AaMoでは特別な展覧会を開催。アニメの原画や体感型展示などを通じて映画を立体的に再現するので、作品の世界観をより深く知りたい人にはおすすめ。過去作を体感できるデジタル空間も見逃せない。

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 Gallery AaMo「未来のミライ展」「オニババ対ヒゲ」巨大絵本
「オニババ対ヒゲ」巨大絵本 (C)2006 TK/FP (C)2009 SW F.P. (C)2012 W.C.F.P (C)2015 B.B.F.P (C)2018 CHIZU

物語に登場する巨大な劇中絵本がフォトスポットに

東京ドームシティGallery AaMoでは、2018年7月25日(水)から9月17日(月・祝)まで「未来のミライ展~時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」を開催する。

『未来のミライ』は7月20日(金)に公開されるアニメーション映画で、先日のカンヌ国際映画祭でも正式上映された注目の作品。会場では体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などを通じて、この映画の世界を立体的に再現する。

甘えん坊の4歳の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”の物語で、2人の出会いを表現したエリアでは劇中絵本「オニババ対ヒゲ」が巨大な絵本になって登場。ここでは、小さくなって絵本の中に入り込んだような写真撮影も可能に。

 Gallery AaMo「未来のミライ展」黒い新幹線 車内デザイン
黒い新幹線 車内デザイン (C)2006 TK/FP (C)2009 SW F.P. (C)2012 W.C.F.P (C)2015 B.B.F.P (C)2018 CHIZU

実際に座れる黒い新幹線などで映画を立体的に体感できる

映画の中でもインパクトのある未来の東京駅や、重要な役割を果たす架空の新幹線を表現したエリアには、没入感を感じられる立体的な展示が並ぶ。例えば未来の駅長は、最新技術の3Dホログラムで目の前にいるかのようなリアルさで再現。

さらに、本物の新幹線のデザインを数多く手がけ、映画に出てくる黒い新幹線のデザインも手がけた川崎重工業車両カンパニー・亀田芳高氏の協力を得て、黒い新幹線の車内デザインも展示される。こちらの展示では、細田監督の強い希望で実際に座れるようになっているのだとか。

 Gallery AaMo「未来のミライ展」くんちゃんの家 ダイニング
くんちゃんの家 ダイニング (C)2006 TK/FP (C)2009 SW F.P. (C)2012 W.C.F.P (C)2015 B.B.F.P (C)2018 CHIZU

主人公の家を再現したエリアも。貴重な映画資料も一挙公開

物語の重要な舞台のひとつ、くんちゃんの住む“家”と“庭”に焦点を当てたエリアも。さまざまに変化する不思議な庭の様子を、プロジェクションマッピングによってダイナミックに表現する。“家”は、デザインを手がけた建築家・谷尻誠氏の協力により、細田監督とともに作り上げた家を一部再現。ストーリーを思い出しながら、物語の登場人物と同じ目線で楽しめる。

このほか、映画制作の際に描かれたコンテや原画も一挙に展示。手描きのオリジナル原画には、スタッフへの指示のコメントが入っている貴重なものもあるそう。鮮やかで美しい背景を描いた原画なども必見。

 Gallery AaMo「未来のミライ展」ラブマシーン
ラブマシーン巨大フィギュア (C)2006 TK/FP (C)2009 SW F.P. (C)2012 W.C.F.P (C)2015 B.B.F.P (C)2018 CHIZU

過去作品を堪能できる仕掛けも満載。本編とともに楽しんで

さらに、細田作品のファンには嬉しい過去作品を堪能できるゾーンもある。『サマーウォーズ』の中でインターネット上の仮想世界として登場するOZや、『バケモノの子』の舞台の一つであるバケモノの世界・渋天街など、現実世界とは違う「もう一つの世界」をフィーチャーしたコーナーを設置。

『サマーウォーズ』の人気キャラクター“ラブマシーン”の巨大フィギュアが登場して、スマートフォンで楽しめる仕掛けも用意されている。

また、過去の作品の名場面を探して展示させるなど、インタラクティブに体験・鑑賞できる最新のデジタル空間も展開。『未来のミライ』とともに、細田ワールドを満喫できる。映画を見た後で展覧会に足を運べば、きっと忘れられない作品になるはず。

 Gallery AaMo「未来のミライ展」ポスター

イベントDATA

イベント名
未来のミライ展~時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』
開催場所
東京ドームシティGallery AaMo
会期
2018/7/25(水)~9/17(月・祝)
開館時間
10:00~18:00(最終入館は閉館の30分前)
観覧料(前売)
大人(大学生以上)1700円(1500円)、小人(高校生以下)900円(700円)、親子ペア券2400円(2000円)
ホームページ
未来のミライ展 公式HP
 Gallery AaMo 外観画像

東京ドームシティ Gallery AaMo

電話番号
0358009999 0358009999 東京ドームシティわくわくダイヤル
住所
東京都文京区後楽1-3-61 Map
交通アクセス
JR「水道橋駅」東口、都営地下鉄三田線「水道橋駅」A3出口、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口、都営地下鉄大江戸線「春日駅」A1出口よりすぐ

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※記事は2018年7月2日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります