十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』製作発表会見に潜入!
主演の片岡愛之助が語る今作の魅力とは・・・
十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』はどんな作品?
先日行われた製作発表会見にOZmall編集部が潜入。会見で語られた今作の魅力をお届け!
『GOEMON 石川五右衛門』は、歴史上の人物である大泥棒・石川五右衛門が実はスペインの宣教師の血を引くハーフという奇想天外な設定と、劇中にて披露されるフラメンコで話題を呼び、初演の徳島公演から大阪公演を経て、今年10月ついに東京での上演が決定した。
歌舞伎とフラメンコの共通点について愛之助は「出雲阿国の念仏踊りから派生した歌舞伎と、“魂の叫び”で自分たちの喜怒哀楽を踊りで表すフラメンコとは共通点が多く、すばらしい融合ができる」と語る。日本の伝統芸能歌舞伎とスペインの伝統芸能フラメンコの作る世界観を体感するチャンスが到来する。
一流の舞台装置や華やかな衣装も!
今井翼も登場し、
歌舞伎初心者にもおすすめ
人気の片岡愛之助や、スペインへフラメンコ修行に出かけたこともある今井翼も登場し、華やかな舞台演出が期待できる今作だけに歌舞伎デビューにもぴったりだと思うけど、初心者はどうやって楽しんだらいいの?
愛之助は「初めて歌舞伎を見る方にも、歌舞伎通の方にも楽しんでいただけるよう、作品の随所に古典歌舞伎のパロディを加えています。」と語る。初心者にとっては、今作で見た演出が、今後の歌舞伎鑑賞の際に“これは!”と効いてくるかも。
また、古典歌舞伎ではなく新作歌舞伎であるということが初心者へのおすすめポイントだという。「歌舞伎というと、古典歌舞伎だけを想像する人がいますが、復活歌舞伎・新作歌舞伎・コラボレーション歌舞伎など、様々な種類の歌舞伎があります。もともと、最先端のものを取り入れる・新しいことにチャレンジする者のことを“歌舞伎者”といいました。」と語る愛之助。舞台上での和洋折衷が楽しめる今作なら、まさに歌舞伎の精神が楽しめる。
そのほか、制作陣や演者の楽しい話し合いや創意工夫により、上演ごとにバージョンアップしているという今作だけに、一流の舞台装置やまばゆい衣装だけでも一見の価値がある。
よりパワーアップした踊りを披露。
『GOEMON 石川五右衛門』東京公演に期待
今回の東京公演初の試みとして、今井翼は1人2役を演じることとなったが、これは愛之助の発案だという。「前回までは、今井さんは五右衛門の父親役ということで、私と一緒に舞台に立つシーンは無かったのですが、時を共にするシーンをということで、2役にチャレンジしてもらうように声をかけていました。」と愛之助は語る。
そんな想いある今井の新しい役どころは、五右衛門の旧知の友人・霧隠才蔵。ストーリー鍵を握る人物だというから、この才蔵と五右衛門のシーンは見逃せない。
劇中のフラメンコについても、その難しさを語った後に「今回はよりパワーアップした踊りをお見せできると思います」と自信を感じさせた。
公演を経る度にファンを増やしていく『GOEMON 石川五右衛門』。バージョンアップした東京公演を見逃さないで。
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