働く女性にとって、カラダの悩みは付きもの。「聞きたいけれど、今さら聞けない」「プライベートなことだから話しにくい」そんな、人には話しにくいお悩みにプロがお答え! お悩みを解消して健康ボディを手に入れよう
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結論からいうと、ピルを長期間飲み続けていても、体への負担は特にありません。また、服用を止めれば妊娠は可能になります。
ピルとはどんな薬なのか、簡単に説明しますね。ピルとは経口避妊薬のことで、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのふたつの女性ホルモンが含まれています。病歴や喫煙の有無など条件はありますが、妊娠を望まない健康な女性なら安心して飲める薬です。ピルを飲んでいる間は排卵がお休み状態になるので、精子が入ってきても受精できません。つまり、避妊できるということですね。
効果を維持するには服用方法を守ることが大事。月経が始まった日から5日以内に、毎日1錠飲み始め、3週間続けて1週間休みます。このとき月経のような出血がありますが、ふだんより軽く済みます。
妊娠を希望するときは、1カ月分の区切りまで飲んでから服用を止めましょう。その後、約2週間で排卵が起き、妊娠が可能に。
ピルは避妊効果のほかにも、メリットの多い薬なんですよ。月経痛が軽くなり周期が安定するなど、月経トラブルが緩和されるほか、長期間服用すると子宮体がんや卵巣がん、子宮内膜症などのリスクが減るという作用もあります。
副作用を心配する人もいますが、体内のホルモン状態は、ピルを飲んでいないときとほぼ変わりません。長期間服用しても妊娠しにくくなる心配もなく、ピルによる胎児への影響が出たという報告もないので、心配しないで大丈夫です。