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2010年3月4日(木)

上野の森美術館で開かれるVOCA展で、旬のアートの魅力に触れよう

上野の森美術館で開かれるVOCA展で、旬のアートの魅力に触れよう

最近の美術館ブームで、私たちにも身近になってきた現代アート。少しアート鑑賞になれてきたら、お気に入りの若手作家を見つけて成長を楽しみながら作品を追いかけると、さらに楽しみが広がるはず。そんな見方の入門としておすすめなのが、VOCA展。

VOCA展は、全国の美術館学芸員や美術ジャーナリスト、研究者が推薦する、40歳以下の若手作家による展覧会。今回は35名の出品者の中から、VOCA賞1名、奨励賞と佳作賞が2名、大原美術鑑賞1名が選出された。ジャンルは、絵画、写真、ドローイング、オブジェなど多岐にわたり、過去にはやなぎみわ(1999年VOCA賞)や、蜷川実花(2006年大原美術館賞)も出展。どちらも、現代のアートシーンを引っ張っている代表的なアーティストだから、VOCA展から若い才能が生まれてきていることは間違いない! 特に、今回は受賞した5人がすべて女性で、さらに出展者の半分以上も女性というのも注目。

今回の特徴は、写真と絵画を融合させた技法や、絵画であっても写真的な揺らぎがあったり、映像的な動きが感じられる作品が多いこと。VOCA賞を受賞した三宅砂織の「内緒話」「ベッド」は、フォトグラムという古い写真技法を使った作品。印画紙の上に直接オブジェクトをおいてそこに影を落とすことで画像が浮かび上がる、いわば「カメラを使わない写真」なんだとか。その上に手描きの絵を加えることで、現実と幻想が入り混じったような、独特な世界が生まれている。

もうひとつの注目作は、佳作を受賞した清川あさみの「HAZY DREAM」は写真に刺繍を施した作品。清川さんは、元は「Zipper」や「CUTIE」で活躍していた読者モデル。その後、アーティストに転身し、木村カエラのCDジャケットを手がけたり、篠山紀信やアラーキーともコラボするなど、幅広く活躍。文化服装学院の卒業生というファッションセンスと写真やアートを巧みにMIXした作風で注目されている。

「3月20日(土)と27日(日)には、受賞作家によるギャラリートークも行われます。予約は不要なので、アーティストの生の声で制作方法やコンセプトを聞くと、さらにアートを身近に感じてもらえるのではないでしょうか?」とPRの五十嵐さん。きっと感性にフィットする作家が見つかるはずだから、ぜひ足を運んでみて。

VOCA展
上野の森美術館
03-3833-4191
東京都台東区上野公園1-2
開催期間/3/14(日)〜3/30(火)
入館料/500円 アクセス/JRほか「上野駅」より徒歩2分
VOCA展2010VOCA賞 三宅砂織「内緒話」「ベッド」 各145.0×165.0×5.0cm ゼラチンシルバープリント 撮影者©上野則宏

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