イチゴ狩り食べ放題スポット　2009＜トレンド通信＞

真っ赤なビジュアルが、宝石のようにキュートな“イチゴ”。旬のイチゴを好きなだけ摘み、もぎたてをその場でパクリといただける「イチゴ狩り」は、春先のおでかけの定番。そんなイチゴ狩りが、ここ数年でパワーアップ。しゃがんだ無理な姿勢ではなく、立ったまま摘めるよう、高さ約１mの位置に栽培されていたり、ライトアップされた夜のハウスでイチゴ狩りができたりと、新設備を整えたスポットが増えている。さらに、イチゴの品種といえば「女峰」｢とよのか｣がおなじみだったけれど、最近は新種のイチゴ狩りもできるように。甘い、大粒、ジューシー・・・といった注目の新しいイチゴたち。今年はどんなイチゴを狩る!?

千葉県内最大級! 1500坪の広さを誇る観光イチゴ園が「エーアト・ベ－レ」。ぜひ味わいたいのが、2003年に千葉県で誕生した新種の「ふさのか」。ぷっくりとキレイな円錐型の果実は、甘みが強く、酸味はひかえめ。口に入れた瞬間に広がるモモのような爽やかな香りと、とろりとした口当たりが美味で、いくつでも食べたくなる。味わいがしっかりとしているので、コンデンスミルクをつけずに、まずはそのまま食べて。「エーアト・ベ－レ」では、首都圏では珍しい夜間営業のイチゴ狩り「トワイライトストロベリー」（毎月第４土実施、要予約）を実施。このスポットならではの、ロマンティックなイチゴ狩りデートを楽しんでみては。

ステビア農法とイオン水を使用し、有機肥料、良質の堆肥で栽培された高品質のイチゴが味わえる。３種類のイチゴが揃い、なかでも人気はイチゴの王様と呼ばれる「アイベリー」。栽培が難しく、市場にあまり出回らない“高級イチゴ”として知られ、こちらでは20年以上前から栽培されているそう。アイベリーは、大粒でありながら繊細な味わいが魅力。甘みと酸味のバランスが絶妙で、気品を感じさせる、かぐわしい香りがたまらない。アイベリーのイチゴ狩りを体験したい人は、受付で「アイベリー希望」と伝えることを忘れずに。

フルーツの産地として知られる山梨県山梨市の「いちかわベリーハウス」。立ったままイチゴが摘めるよう、すべてのイチゴを高設栽培。イチゴが地面に直接触れないので、清潔感も◎。地面にシートが張ってあるため、ハイヒールでも楽しめるから、ちょっぴりオシャレしてイチゴ狩り・・・というのもいいかも。４種類揃うイチゴのなかでもおすすめは、スイーツによく使われる「アスカルビー」。香り高く艶やかな実は、大きく、果汁たっぷり。果肉の芯までほんのり赤く、甘みがとても濃い。こちらのイチゴは、天然ミネラル水と液肥を用いて低農薬で栽培されているので、体にやさしいのも魅力。安心してたくさん食べて。

有機質肥料のみでイチゴを育てている千葉県成東の「相葉苺園」では、なんと10種類ものイチゴを栽培。そのうち、日替わりで３～４品種が摘めるようになっていて、いろいろなイチゴを食べ比べできるのがなにより。ぜひ味わいたいのが、一般のお店ではあまり手に入らない「紅ほっぺ」。静岡生まれの新種で、“ほっぺが落ちるほどおいしい”ことからとその名が付いた。特徴は、果実が大粒、ジューシー、香りが豊かであること。ほどよい酸味が爽やかで、コクもたっぷり感じられる。紅ほっぺが摘めるのは毎週土・日が中心。変更になる場合があるので、ＨＰでチェックしてから訪れたい。