最新おうちパーティはミクソロジーで乾杯！＜トレンド通信＞

高感度な女性たちの間で今、“ミクソロジー”が流行っている。「Mixology」とは、MIX（混ぜる）とOLOGY（～論）からなる造語。リキュールやフレーバーシロップを使わず、旬の野菜やフルーツ×スピリッツの組合せで、素材本来の自然な甘みや苦み、香りを楽しむカクテルのこと。この夏、おしゃれな「宅飲み」をするなら、プロのバーテンダー直伝のカクテルレシピを試して。そろそろ缶ビールは卒業して、最新おうちパーティはミクソロジーで乾杯！

真っ赤な完熟トマトには、悪玉の活性酸素から体を守ってくれるリコピンがたっぷり！　フルーツトマトのマティーニは、果肉のふわっとした舌ざわりとやさしい甘さが広がり、爽やかな飲み心地。真夏のアペリティフにぴったり。

<材料（１杯分）>
完熟フルーツトマト３個（普通のトマトなら１個）
ウォッカ45ml（大さじ３杯分）
氷適量※あればバジルの葉１枚
<用意する器具>
すりこぎ、カクテル用のストレーナー又は目の粗い茶こし、ボストン・シェイカー（無ければ割れにくい大きめのグラスや容器）、マドラー、広口のカクテルグラス
<作り方>
１．皮を剥いて角切りにしたトマトをシェイカーに入れ、すりこぎでよく潰す。
２．１にウォッカを入れ、容器の８分目位まで氷を入れてシェイカーを振る（シェイカーが無い場合はマドラーでステア）。
３．ストレーナー又は目の粗い茶こしで種や繊維を濾しながら、細かい果肉ごとグラスに注ぐ。あれば仕上げにバジルの葉を添える。お好みで塩、コショウ、タバスコを加えてもOK。

画家ベリーニの名を冠したカクテルに、生の贅沢素材を使用したマーベラス（！）な逸品。白桃のトロリとした食感・甘味とシャンパンの酸味が絶妙なカクテルは、華やかなパーティの乾杯シーンや、またはデザートカクテルとしても◎。

<材料（１杯分）>
白桃1/2個分
シャンパン適量（グラスの容量、お好みに合わせて）
※あればミントの葉１枚
<用意する器具>
ミキサー、マドラー、広口のシャンパングラス
<下準備>
・氷を使わないカクテルなので、白桃とシャンパンは事前によく冷やしておくこと。
<作り方>
１．皮を剥いて角切りにした白桃をミキサーの容器に入れて、味をなじませるためのごく少量のシャンパンを加え、短時間ミキサーにかけてトロッとした状態にする。
２．１をグラスに移し、よく冷えたシャンパンを静かに注ぐ。
３．マドラーで果肉を持ち上げるように軽くステアし、あれば仕上げにミントの葉を添える。

ソルティ・ドッグはちょっと苦手という人に、２日間熟成させたグレープフルーツ２個分を贅沢絞りした「スウィート・ドッグ」で、甘～いサプライズを。アレンジで旬のスイカを使った「スイカ・ドッグ」も、夏を代表するヘルシーカクテルとしておすすめ。

<材料（１杯分）>
ルビー（またはホワイト）グレープフルーツ２個分
ウォッカ45ml（大さじ３杯分）
氷適量
塩（スノー・スタイル用）
<用意する器具>
果汁絞り器又はスクイーザー、マドラー、白ワイングラス
<下準備>
・果実の甘さをより引き出すために、グレープフルーツの表皮を剥き、果肉を丸ごとラップして冷蔵庫で２日間熟成させておく。
<作り方>
１．半分に切った果実の断面でグラスの縁を湿らせ、小皿に敷いた塩の上にグラスを逆さにして塩を付け、スノー・スタイルにしておく。余分につき過ぎたら軽く弾いて落とす。
２．熟成させた果肉を、苦みが出ないよう絞りきらない程度に、果汁絞り器で柔らかく絞る。
３．２を１のグラスに注ぎ、ウォッカ、氷を入れてマドラーでステアする。

ホテルニューオータニでは、2009年８月31日まで「LUXURY MIXOLOGY COCKTAILS」と題したフェアを開催中。『Bar Capri』、『THE BAR』、『sky BAR』の３つのバーで、旬のフレッシュ・フルーツを贅沢に使用した新感覚のミクソロジーカクテルが楽しめる。レシピは、“東京マイスター”など数々の受賞歴を持つ、同ホテルのチーフバーテンダー小森谷 弘氏によるオリジナル。「“目で楽しみ、香りに癒され、食感に驚く”フレッシュな味わいがミクソロジーカクテルの魅力。旬の完熟した素材を使う、材料をよく冷やすなど、ポイントを押さえれば自宅でも気軽に楽しめます」（小森谷さん）。バーではカクテルを創るパフォーマンスも見どころ。味の決め手となる、鮮やかな手際にも注目！