いよいよ来週発売。フルーツ特集をお楽しみに!

このページでは、毎号のオズマガジン制作の編集後記のような、こぼれ話のような、誌面に載せきれなかったサイドストーリーを編集部員が少しずつご紹介しています。今回はクリヤマがお届けします。

更新日:2018/06/08

こんにちは。編集部員クリヤマです。関東地方も梅雨入りですね。今、私たち編集部は来週12日発売のフルーツ特集の、さらにその次(8月号)の湘南特集の取材に精を出しております。今日のような晴れの日が、続くといいのですが。

さて、そんな今日は来週発売のフルーツ特集について先取りでお届けします。特集をするにあたり私たちが考えてきたことについて少しお話しします。編集部ってなにしてるの? とか、どんなふうに企画が決まるの? なんて質問を受けることもあるので、そんなことも含めながら。

フルーツ特集の見どころとは少し離れてしまうかもしれませんが、それはまた本が発売になる日にお届けするとして。たまには編集部の日々のことをつづってみようかと思います。暇つぶしにでもお付き合いいただければ幸いです。

リサーチ中に私がフルーツに開眼したのが下北沢の「Neue」。フルーツの脇を固めるスイーツたちが本当に美味。誌面ではチェリーのパフェを撮影しました。撮影/島崎征弘さん

初めてのフルーツ特集が生まれた訳

そもそも、フルーツを特集したいという話は1年以上前に現編集長の井上が口にしたのが始まりでした。

編集部には定期的に、「1月はなに特集にしよう、2月は? 3月は例年通り横浜にしますか?」という、そもそもの特集テーマについて議論する会議というものがあります。

その特集会議で当時は副編集長だった井上が、次の初夏は「フルーツブームだ!」と発表した際、そのほかの編集部員(つまり女子4人)は、うーん? という微妙な反応でした(笑)。

フルーツをどんな気持ちで食べるのか、フルーツがおいしいお店はどこなのか、そもそも本当にブームなのか・・・? それぞれが日々の中でフルーツに対して考えることを宿題として、1年以上前に一度企画はペンディングになったのです。

フルーツを実際に食べに行ってみたり、パフェの本を読んでみたり。水面下で頭の片隅にフルーツがある日々が続き、それから半年近くたった今年の初めあたり、この2018年7月号の特集がフルーツにと決まりました。

理由はいろいろありますが、たしかに巷では写真映えするフルーツサンドやパフェが取りあげられることが増えていた実感もありました。結果的に井上のゴリ押し特集が1年越しで叶ったのですが、本人は「今さらかよー!」と思う部分もあったのだそうです(笑)。

企画会議のみんなの資料。たぶん社外に出したことはないですが、こっそり。個性とりどり、どれも気合が詰まっています

テーマは「フルーツで元気!」です

と、そんな形で始まった、満を持してのフルーツ特集。特集をすると決まったら、それぞれの編集部員がどんな切り口で本を作るか、どんなお店を紹介したいか、というプレゼンをします。

例えば私は今回取材に行かせていただいた、四ツ谷の「フルーツパーラー フクナガ」というお店で、どうしてもフルーツにかける情熱を聞いてみたかったので、そのことを企画書にいれました。

ほかにも、銀座にある「資生堂パーラー」のシェフからとってもいいお話が聞けたこと、下北沢の「Neue」の店主が無口でちょっとあまのじゃくでおもしろいということ・・・。こんなお店でこんな企画をしたい!という気持ちをぶつける会議が行われます。

「とにかく美しいパフェのビジュアルが見たい! 写真集みたいにしよう!」という意見や、「スイーツではなくフルーツそのものに注目したい! 農園取材だ~!」なんて意見など、さまざまな企画が挙がりました。

フルーツを使ったメニューは、もちろん見た目はかわいい。でもそれだけなのか? ほかの雑誌や本を見たり、実際に街を歩きながら自問自答したりしつつ日々を過ごし、全員での企画会議を経た上で私たちがたどり着いた答えが「フルーツは、おいしくて元気になれる!」でした。

私が担当した新宿エリアのパフェたち。とにかく、かわいい~! 見ているだけで元気がでます。左からwired bonbon ルミネ新宿店とSALON BAKE&TEA。撮影はかくたみほさんと森本絢さん

元気になれるフルーツを求めて・・・

見た目ももちろんかわいい。そして食べると体が元気になれて、もっと嬉しい! 

手間がかかり、なかなか普段家で日常的にたくさんフルーツを摂取する人が多くない世の中、お店に出かけて本当においしいフルーツを手軽にいただくことができるというのはとても嬉しいことだと、そうシンプルにお届けしたくてこの特集を作りました。

町を歩けば、フレッシュなフルーツジュースに美しいパフェ、手間暇かけてアレンジされたフルーツサンド・・・。おいしくて元気になれるフルーツ店がたくさんあります。お出かけ情報を集めるのは、私たち編集部の得意分野。

「ここでパフェを食べるなら、近くのここでジュースを飲んで、帰りにはここのジャムを買ってもいいね」なんて。いつものよりみち案内の出番です。

ということで、誌面ではおいしいフルーツに出会える町の紹介や知っておくとよりおいしく味わえるフルーツ小ネタ情報、甘いものだけではちょっと・・・とサラダのデータベースまで・・・! 1冊まるごと、目にも舌にも心にもフレッシュでヘルシーなお出かけを詰め込みました。

ぜひ訪れてほしい名マスターが待つ2つのお店にフルーツへの愛を語っていただいたインタビューページ。どちらも東京の誇る宝です!

すてきなお話がたくさん聞けました

取材に訪れた中でも個人的に印象深いのは、憧れていた「フルーツパーラー フクナガ」さんの取材。果物そのものよりも果物を食べている気持ちになれるこちらのパフェには、マスターの情熱が本当に詰まっていました。

フルーツを五感で楽しんでもらうため、目で見て、手で触って、香りを味わって・・・。切り方や盛り方ひとつとっても、数時間語れるほどの思いがこもっています(詳しくは誌面で・・・)。

同じページでお話を伺った赤羽にある喫茶店「プチモンド」のマスターも、毎日早朝4時に市場を訪れ、最良のフルーツを求めているのだそう。そんなに大変な苦労を見せずに「僕たちの仕事は、皮をむいてあげること」だなんてコメントに、胸が熱くなりました。

毎度そうなのですが今回も、一つひとつを語り始めるとそれはもう何時間でも話せてしまうほどに思いが詰まったお店が勢ぞろい。

ただかわいくおいしいだけで、もちろんいいのですが、知ってから食べるともっともっとおいしくなる。そんなあたたかなストーリーが、街にはたくさんあふれていました。

終わりに

初めてのフルーツ特集を作り終えた今、手前味噌ですがこの特集を作ってよかったなあと思っています。

世界や日本各地には人生をかけて果物をつくっている人がいる。そしてその気持ちと味に共感し、リスペクトを持って調理をする人がいる。

目の前に置かれた1つのパフェに注ぎ込まれた愛や情熱に想いを馳せると、なんだかもうぐっときてしまいます。いろんな人の思いがバトンのようにつながった1杯がここにあるのだと、取材先の多くの方々から教えていただきました。

すっかり長々と、そして暑苦しくフルーツについて語ってしまいましたが、本はまだ発売前です。どんな表紙でどんな誌面になっているやら、想像を膨らませながらお待ちいただけたら嬉しいです。

今頃印刷されたホカホカの本たちは、梱包され各地に運ばれていっているころでしょうか。私たち編集部もワクワクと発売を待っています。

今回の特集は街の素敵なフルーツのお店のほか、コンビニやスーパーで手に入る各メーカーの新商品カタログも入っています。コンビニで雑誌をお買い上げいただきつつ、読みながら食べるフルーティなおやつを買って帰るのがおすすめです!

それではみなさま、フルーツをたっぷり食べて、雨も暑さも吹き飛ばしていきましょう。また発売日にはもっと詳細の見どころを、こちらのページでお知らせしますね。
それでは今月もどうぞ、いい1日を。

OZmagazine7月号「おいしいフルーツ」特集

ここ数年、フルーツへの注目が高まっています。おいしくてヘルシーなのはもちろん、見目麗しいフルーツサンドやパフェが続々登場中。老舗から最新トピックまで、さまざまな話題をおいしく楽しくピックアップ。第2特集の、駅近のサラダ店ガイド&ひんやりスイーツカタログとあわせて、カラフルな1冊をお届けします! 今月も、いい1日を。

発売
2018年6月12日(火)
定価
593円+税
販売場所
全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売
ホームページ
オズマガジンWEB

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