マナーコンサルタント直伝!新入社員が知っておきたい"飲み会マナー"6選

新入社員が知っておきたい飲み会マナー6

最初に経験する新入社員歓迎会では、どう振る舞っていいものかわからないもの。慣れない場でオドオドしてしまったり、緊張しすぎて飲みすぎてしまっては、最初の印象も台無しに。これから社内でよりよい人間関係を築いていくためにも、お酒のマナーは心得ておきたいビジネスマナーのひとつ。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんがレクチャーする「新入社員が知っておくべき飲み会マナー」を参考に、宴会での所作を学ぼう。

更新日:2017/04/14

新社会人として大事な飲み会マナーを覚えよう

マナーは「絶対こうしなければならない」というものではなく、TPPPO(時、場所、人、立場、場合)によって対応が変わってくるもの。同じ飲み会という場でも、新入社員歓迎会と外部の会社と行う接待の宴会では、新入社員の立場も立ち振る舞いも変わってくることを忘れずに。今回は、新入社員歓迎会で心掛けたい6つの飲み会マナーをご紹介。接待などでの食事会にも応用できる飲み会マナーも盛り込んでいるのでぜひ参考にして。

新入社員が知っておきたい飲み会マナー6

1.必ず上司や先輩の席を確認してから座ること

まず悩むのが座る席。一般的に「上座」と言われる場所は入口から一番遠く、「下座」と呼ばれる場所は入口の近くといわれているの。社会人のマナーとして、外部との宴会の席順は、いちばん下の立場の新入社員が下座に座ることが常識であることを忘れずに。ただし新入社員歓迎会では、新人が主役。そのため上司や先輩から上座を促されることも(そのときの対応の仕方は、次の2で詳しく説明)。もっとも、行ってはいけないNG行為は、勝手に上座などの席に座ること。会社によっては席順を決めているところもあるので、上司や先輩の指示にしたがい、席に座ろう。

席次

2.飲み会での「無礼講」をはき違えないように

もし上座を勧められたら、一度は必ず「ここは上座ですから」と、控えめな態度で丁重にお断りを入れること。このひとことを伝えるだけで「宴会について心得ている」というプラスの印象を持たれるはず。一度お断りしたあとに再度上座を勧められたら「恐れ入ります」と言って、遠慮せずに座るようにしよう。ずっと遠慮し続けていると、かえって失礼にあたってしまうので注意して。
また、「今日は無礼講!」と言われたりすることも。無礼講とは、決して上司や先輩に対して無礼な対応はもちろん、気さくな態度を取っていいことではない。上座、下座関係なく、和気あいあいと宴会をみんなで愉しむのが、無礼講の意味なので、心得て。意味を取り間違えないように注意しよう。飲み会では特に新人は動き回ることも大切。無礼講を上手に活用して。

上座

3.お酒を注ぐ前にひとこと声がけすることは必須

新入社員にとってが、上の立場の人に対してお酒を注ぐことも飲み会マナーのひとつ。だからといって、グラスが空きそうになった上司のグラスに勝手に注ぐのはマナー違反。まずは、「〇〇さん」「〇〇先輩」と名前をお呼びし、目が合ったら、「新入社員の○○です。どうぞよろしくお願いします」と挨拶を。そのあとに、「お注ぎしましょうか?」「ビールいかがですか?」「なにを飲まれますか?」と必ずひとこと添えてから注ぐようにしよう。

お酌

<ジャンル別、お酒の注ぎ方・注がれ方のマナー>

◆ビールを注ぐ・注がれる場合
片手で瓶の底を持ち、もう片方の手は瓶のくびれた部分の下側に添え、両手で注ぐこと。最初は少し高い位置から勢いよく注ぎ、角度を下げながらゆっくり注いで。泡がグラスの3割程度になるのがベスト。注がれる側は、最初はグラスを少し傾け、半分くらい注がれたらまっすぐにもつと美しい割合で泡がたつ。

◆日本酒を注ぐ・注がれる場合
冷酒の徳利の持ち方はビール瓶と同様。熱燗の場合は、片手で首部分を持ち、片手を底部分に添えて。一般的に、なみなみと注いでもよいとされているけど、会社の飲み会での席では、相手が飲みやすいように7か8分程度注ぐ。注がれるときは、おちょこを両手でもつ。片方の手は、底にそえて。

◆ワインを注ぐ・注がれる場合
正式には片手で注ぐワイン。慣れてない場合は、片手は瓶の底、もう片方の手は胴の下側に添えて注ごう。注ぐ量は、グラスの1/3程度がベスト。
瓶やボトルに貼ってあるラベルが手で隠れないよう持つことを意識して。また、瓶につい水滴が垂れないよう、ナプキンなどを添えて持つのもおすすめ。ただし、ハンカチやお手拭きを使うのはNG。布や紙ナプキンを使おう。注ぎ口がグラスに触れないよう注ぐのもマナーのひとつ。ワインの場合は、グラスはテーブルの上に置いたまま注ぐのが常識。したがって、注がれる側は、決してグラスを持ち上げないように。

4.気配りは「先手必勝」を心がけて

新入生歓迎会といっても、新人はまめに動き回るなど、周りへの気配りを忘れずに。「先手必勝」はビジネスマナーの基本。自分から率先して挨拶をするなどコミュニケーションを図ることで、イメージアップにもつながるはず。
料理の取り分けも積極的に行いたい。本来のテーブルマナーでは、自分が食べる分は、自分でとるのが正式なマナー。しかし、特に日本では、ほかの人の分を取り分けることが気のきく人と思われるため、料理がテーブルに運ばれてきたら、上司や先輩に「取り分けましょうか?」とお声がけしてから取り分けよう。人それぞれ好みや食べるペースがあるので、確認してから行うのがマナー。例えば串焼きなどの場合、勝手に串を外したり、レモンをかけるのはNG。反対に取り分けてくれた先輩には、「ありがとうございます」と、きちんとお礼を述べることを忘れずに。

料理の取り分け

5.仕事の話題を中心に質問をしよう

初めて会話をする上司や先輩も多い歓迎会。社長や役員など目上の方と接することもある宴席では、自分が話すより、相手の話を聞くという姿勢でいたい。自分から質問をする場合には、相手のプライベートについては触れず、仕事の話中心に。「入社何年目ですか?」といった当たり障りのない会話からスタートすること。仕事関係でもNGな歓迎会での話題は、会社の待遇面といった話。残業について尋ねたりすることで、仕事をしたくない人と思われる危険性も。また自己アピールは控えめに、相手から質問されたら思いを伝えるようにしよう。上司にとっても質問をされることはうれしいこと。挨拶やお酒を注ぐなどして積極的にコミュニケーションを図ることで、自分の存在を印象づけることができるはず。

飲み会の話題のポイント

6.清潔感のある身だしなみで好感度アップ

清潔感のある身だしなみはビジネスマンの鉄則。社風や職種にもよるため、歓迎会の服装に迷ったら上司や先輩に相談してみよう。基本は、男性ならスーツなら間違いなし。女性の場合、座敷などの場合も考えてひざが隠れる程度のスカート丈を選ぼう。タイトスカートよりも動きやすいフレアスカートのほうがおすすめ。パンツスタイルなら、座ったときお尻が見えてしまいがちなローライズや、体のラインがハッキリとわかるピチピチパンツは避けて。トップスは、腕が露出するノースリーブや胸元が開いたシャツなどは控えよう。ロングヘアの場合、髪をまとめるなどの配慮も大事。料理の上に、髪の毛が落ちる可能性も。また、男女ともにチェックしたいのが靴下に穴が空いてないか、靴の中が汚れていないかという点。座敷に上がってから「まずい!」とならないように注意しておきたい。まずは清潔感を第一に考えよう。

清潔感のある身だしなみで好感度アップ

まとめ

これまで紹介した社会人としての礼儀を踏まえながら、社風や状況に応じたお酒のマナーを徐々に身に付けていきたい。また、宴会がお開きになったら、上司や先輩、主催者に歓迎会のお礼を伝えよう。メールではなく、口頭で伝えることが大切。ベストなタイミングは、当日、新入社員全員で、先輩や上司にお礼を伝えること。そして翌朝、再度「昨晩の歓迎会ではありがとうございました」とダブルお礼をおすすめ。飲み会は今後の人間関係を築く大切なコミュニケーションの場でもあることを心に留めておこう。

お話を伺った方

西出ひろ子(にしでひろこ)さん

マナーコンサルタント、ウイズ 代表取締役会長、HIROKO ROSE 代表取締役社長、マナー教育推進協会 代表理事。大妻女子大学文学部卒業後、参議院議員、政治経済ジャーナリストなどの秘書を経て、独立。英国オックスフォードにて現地のビジネスパートナーと英国にて起業。オックスフォードでの日常生活からお互いが幸せになるマナーコミュニケーション論を確立。国内外問わず、有名企業のマナー研修やマナーコンサルティング、講演などを行う。NHK大河ドラマなどのドラマや映画のマナー指導をはじめ、テレビ番組などのメディアでも活躍中。最新刊「運のいい人のマナー」(清流出版)も好評。

WRITING/minoshima takako

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