東京・都立大学 「御菓子所ちもと」|偏愛かき氷物語

東京・都立大学 「御菓子所ちもと」|偏愛かき氷物語

夏になると恋しくなるかき氷。あまたあるかき氷の中でも、行列を厭わず食べたいと思わせる名店のかき氷には、どれも店主の愛情がたっぷり詰まっています。今回はそんな店主とお客さんが愛するかき氷の物語をお届け。老舗の和菓子店が、夏の2か月のみ提供する行列必須のかき氷。かき氷の中から和菓子が登場する「おまかせ氷」は、日替わりで和菓子メニューが変わるので毎日通ってしまいそう。

更新日:2017/07/25

抹茶と練乳たっぷりの山盛りの氷の中から上生和菓子が登場! 

おまかせ氷
濃厚な抹茶シロップとほどよい甘さの練乳は、崩れてしまいそうなほど柔らかな氷と相性抜群。氷の中から次々と登場する和菓子が楽しい「おまかせ氷」1080円 ※期間7~9月上旬
まるで宝探しをしているようなかき氷に心が躍る

まるで宝探しをしているようなかき氷に心が躍る

老舗の和菓子店として、地元の人々に長く愛され続ける「御菓子所ちもと」が、期間限定の「おまかせ氷」を始めたのは1983年。店主・石原謙さんの知り合いで、店の内装を手掛けた建築家の「かき氷の中に和菓子を入れてみてはどうか?」というひと言から。このユニークな発想が、オープン前から行列のできる店へと導いたそう。

テーブルに運ばれてきた途端、歓声を上げたくなるようなかき氷は、濃厚なシロップと練乳が半分ずつかかったかけた山盛りの1皿。スプーンを入れると、表面がほろほろと崩れそうなほど柔らかく、やさしい口当たり。厳選した抹茶のほろ苦さと練乳のまろやかさ、白蜜の自然の甘味が口いっぱいに広がって、思わず笑顔がこぼれる。

夢中に味わっているうちに登場するのが、一つひとつ丁寧に手作りされた上生和菓子や八雲もち(日により変更あり)。「これを楽しみにしているお客さんも多いので、和菓子は毎朝手作りしています」と石原さん。ひんやりした氷ともっちりとした和菓子のコラボレーションにはまってしまいそう。

涼しげな水の音を聴きながら味わう和菓子

八雲もち

1:通年「八雲もち」

かき氷と並ぶ、名物商品がこちら。卵白を泡立てて寒天で固めた「淡雪」を混ぜた求肥は、口に入れた途端にトロリと溶けてしまうほど柔らか。黒砂糖で甘さ控えめに仕上げた生地と香ばしいカシューナッツがベストマッチ。店内では、煎茶か抹茶と一緒に楽しみたい ■「八雲もち」172円

2:通年「上生菓子 各種」

見た目にも美しい四季折々の上生菓子は、毎朝作りたてを用意。小豆や和三盆など高品質な素材を使ったシンプルながら上品な味わいがポイント。コクとキレのある餡を使った作りたての上生菓子は、一度食べたらクセになる隠れた名物メニューで、手土産にしても喜ばれそう ■「上生菓子」各259円

料亭のような上質空間で優雅な時間を

3:料亭のような上質空間で優雅な時間を

店主と親交のある著名な建築家が手掛けたという店内は、柔らかな照明が灯り、無垢の美しさが際立つ高級料亭のような趣き。一枚板の特注ガラスが印象的な石造りのショーケースには美しい和菓子がずらりと並ぶ。清涼感あふれる水琴窟を眺めながら、名物メニューを心ゆくまで堪能して

かき氷DATA

【期間】2017年7月15日~9月中旬
【メニュー】3種 648円コース(イチゴ、抹茶シロップ)、864円コース(シロップ+あずき、白玉など)、1080円コース(店のおまかせ氷)
【氷の特徴】純氷をやわらかく削って仕上げる
【シロップの特徴】水を使わず、抹茶と白蜜で作った濃い抹茶シロップと練乳の2色がけ
【トッピング】なし

御菓子所ちもと

御菓子所ちもと

TEL:03-3718-4643
住所:東京都目黒区八雲1-4-6
営業時間:10:00~17:30 テイクアウト~18:00
定休日:木
予約:テイクアウトのみ可
アクセス:東急東横線「都立大学駅」より徒歩3分
その他のメニュー:和菓子セット、蜜寒天 各702円など

【入店・待ち時間について】
・かき氷はオープンと同時に受付終了となります
・遅くとも8:30~9:30くらいには並んでおくことをおすすめ
・スタッフが名前を確認したあとは、順番が来るまで店を離れてOK

PHOTO/MANABU SANO TEXT/SHIORI YAMAKOSHI、NAOMI TERAKAWA

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