旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010/高橋久美子さん&南壽あさ子さん【前編】

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室

【毎週日曜6:00更新】
日々の暮らしの中には悩みが尽きないもの。そんな日常がちょっぴり息苦しくなった時は、旅に出てみませんか? 旅好きのあの人が、あなたの悩みを解決して素敵な旅先や体験を提案していきます。今回は、作家・作詞家の高橋久美子さんと、アーティストの南壽あさ子さん、公私ともに仲よしのふたりが登場です。

更新日:2016/09/25

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_01

高橋久美子さん(左)、南壽あさ子さん(右)

【Q お悩み >>>日々の生活に不安を感じるのですが・・・(読者Fさん)】
【A お答え >>>気分を変えて街を歩くと、新しい出会いが!(高橋さん)/一歩を踏み出すこと自体が“旅”になります(南壽さん)】

南壽さん「将来が見えない、この先どうしていいかわからないとか、日常で不安を感じること、みんなにもあってその気持ちは同じのような気がしています。私もアルバイトをしながら音楽活動をしていて、どのようにして事務所に入るか、デビューするかなど、何もわからなかったんです」

高橋さん「そうだよね。音楽の世界には、教科書がないもんね」

南壽さん「やりたいことが明確にあるのに、将来が見えなくて不安で・・・。でもその時、だったらやれることは全部やろうと思って、思い切ってアルバイトを辞めました。音楽だけに専念しようと試みたその月、今の事務所から声がかかったのです」

高橋さん「自分で自分を崖っぷちに追いやったってこと? 確かに、ほかの何かをしていると安心しちゃうもんね」

南壽さん「自分に厳しくして、ここで何か変わらなきゃって。そうしたら流れが変わった。一歩踏み出すことって大事だな、って感じたんです。どこかに出かけることだけでなく、新しい一歩を踏み出すこと自体が“旅”なんじゃないかなって」

高橋さん「深いですよ、今の言葉は(笑)。私が人生の中で大きな決断だったと思うのは、チャットモンチーを脱退したとき。その先の不安はもちろんありましたが、そんな時は、気分を変えて街を歩いてみることにしていたんです。視点を変えて近所をブラブラすると、新しい出会いがあったりして。

お仕事でもそう、ちょっと難しそうだけどトライしてみようって視野を広げてみると、いろんな人との出会いがある。しかもそれがきっかけになって、自分では開けられないトビラを開けてくれたりするんですよね。普段と同じような生き方でも、意識1つで日常を変えることができると思うんです」

南壽さん「そうですね。私はかなりインドア派だったんですが、ライブで日本各地を回るうちに、たくさんの人と出会って考えが柔軟になりました。今でも家は好きだし、そんなに積極性もないんですけど(笑)、人に話しかけられるのも話しかけるのも、昔よりこわくなくなったし、人のことが好きになりました。だから、いつもと違う一歩を踏み出して、新しい出会いをしてみれば、将来への不安が少しは和らいだり、解消するかもしれませんね」

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_02

日本以外で音楽を聞いてくれている想像がつかず、実は台湾でのライブが不安だったという南壽さん。しかし、台湾の人と出会い話すとこの笑顔!

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_03

台湾の移動は、タクシーや地下鉄が便利。南壽さんいわく、迷っていても町の人が声をかけてくれるからひとり旅でも安心だそう

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_04

「有名店じゃなくても、屋台もおいしい!」と南壽さん。気の向くまま旅を楽しもう

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_05

お酒好きな高橋さん。台湾でもビールで乾杯!

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_06

「食べ物も日本人の味覚に合ってすごくおいしい!」と高橋さん。魚丸という台湾でおなじみのスープや小籠包でひと休み

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_07

台湾では、名物の台湾茶も! かわいい器にも心癒されるはず

【Q お悩み >>>そんな私におすすめの旅先を教えてください(読者Fさん)】
【A お答え >>>元気をもらいに台湾へ!(高橋さん、南壽さん)】

高橋さん「元気な人がいっぱいいる台湾がおすすめです。初めて台湾へ行った時、“もっと早く来るべきだった”と思ったほど、すぐに好きになりました。特に悩んでいる時は、元気な人と触れ合うのはとても大事。ポジティブで目の前に一生懸命だから、そんな姿を見ればこちらまで元気になっちゃう。もう元気の伝染です。日常からポンって抜け出して、近隣の海外にいくのもいいと思います」

南壽さん「私も台湾、大好きです。ライブで台湾に行ったんですけど、道に迷ってると“どうしたの?”って声をかけてくれたり、みんな優しいんですよね。ひょっとして、海外に住むことだってできるかも?というくらいの安心感も与えてくれるし、自然と心のカギを開けてくれるんですよね」

高橋さん「そうそう。こっちが守りに入っていたとしても、元気な国に行ってみるといろんなものが飛び込んでくるんだよね」

南壽さん「旅している人って積極的なイメージがあったんですけど、実際に自分が旅してみると、意外とそうでもないんですよね。旅好きな人や行動力がある人に限らず、不安を抱えたり、日常で悩んだりする繊細な人だからこそ、文化の違う国でもいろんなことを感じ取って帰ってこられる。自分を変えるために旅に出るというより、まずは何も考えず、旅に行ってみるといいと思います」

【今回の回答者】高橋久美子さん&南壽あさ子さん

旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.010_08

高橋久美子さん

♪ PROFILE
たかはしくみこ/愛媛県生まれ。鳴門教育大学在学中に、ロックバンド・チャットモンチーにドラム・作詞家として加入し、2005年にメジャーデビューを果たす。2011年のチャットモンチー脱退後は、作家や作詞家として活躍中。また、画家の白井ゆみ枝さんらと2009年に「ヒトノユメ」を発足し詩と絵の大規模な展覧会をこれまでに東京、徳島、愛媛、長野で開催。

♪♪ INFORMATION
平日13:00~17:00放送のラジオ番組『ごごラジ!』(NHKラジオ第1放送)に、金曜日のパーソナリティーとして出演中。コーナー「高橋久美子の旅をすみかとす」では、実体験の旅のエピソードやひとり旅の魅力を披露する。


南壽あさ子さん

♪ PROFILE
なすあさこ/千葉県生まれ。幼いときから歌うことに魅せられ、20歳の時に本格的に作曲活動をスタート。2012年に『フランネル』で インディーズデビュー。メジャーデビューを果たした、2013年リリースの『わたしのノスタルジア』は、全国ラジオパワープレイを40局以上も獲得し話題に。「ひとつひとつていねいに唄い届けること」をモットーに、全47都道府県をまわるツアーを2度開催する。

♪♪ INFORMATION
9月28日にニューシングル『flora』をリリース。東京をはじめ、名古屋や神戸、静岡など日本各地でリリースイベントを開催する。雑誌『OZ TRIP』にて「旅の手紙」を連載中。
衣装提供/sneeuw

WRITING/MAKI FUNABASHI  PHOTO/MIHO KAKUTA

あなたへのおすすめ記事

TOP