

本州最北端に位置する青森県。南東部の上北郡周辺には、個性あふれる町が集まっている。田畑が広がる東北町や国際色豊かな三沢市、古き良き面影を残す城下町・七戸町などを訪ね、青森のさまざまな表情にふれて。
- 田園風景を愛でながら
個性あふれる町巡り
- 地平線まで見渡す大地。秋は黄金色の稲穂やたわわに実ったリンゴが収穫の時を迎え、牧歌的な風景が広がる。2010年12月に東北新幹線が全線開通し、訪れやすくなった青森。下北半島の付け根、上北郡七戸町にできた新駅「七戸十和田駅」一帯にはローカル色たっぷりの個性的な町が点在している。地元の人々にふれ、街巡りを楽しんだら、夜は星野リゾートが営む温泉宿でゆったり。雄大な自然と青森人の心温まるおもてなしに元気をたくさんいただける。


江戸後期に建てられた家屋で営まれる「まなかのカフェ」。囲炉裏やむきだしの梁が雰囲気満点
「まなかのカフェ」のランチ1000円(※要予約)。農家のお母さんたちが作る郷土料理に舌鼓
「青森屋」に今年4月誕生した新客室「あずまし」。窓からは紅葉で色づいた木々が望める
鮮やかな色の布は青森の伝統工芸、南部裂織。
青森屋のベッドランナーにも使われている
のどかな風情漂う小川原湖の湖畔。芝生の上にはパステルカラーの小屋が。ほのぼのと心が和む
ゴシック風の建築様式が特徴の国指定文化財「旧七戸郵便局」。あせたペンキの風情が素敵
七戸十和田駅の側にある地元人御用達の産直施設「七彩館」。野菜のほか加工品やお花も豊富
七戸は競走馬の名産地でもあり、道の駅には馬のモニュメントが。リアルで今にも駆け出しそう
ご当地グルメの七戸バーガー。「焼きそばすずめ」のものは焼きそばを挟んでいる

古くは「みちのく(陸奥国)」と呼ばれ、独得の文化が育まれてきた青森県。日本最大級の遺跡である三内丸山遺跡やブナの原生林広がる白神山地は有名だけど、今回訪れた七戸一帯はJR新駅ができて初めて知った土地でした。城下町の面影残るレトロな街並に長イモ畑が続くのどかな風景、クセの強い方言、珍しい郷土料理と、なんだかタイムスリップしたよう! 出会う人々はみな一様に大らかでのんびり。そんな青森の素顔にふれ、優しい気持ちになりました。(ライターN)

世界遺産の大自然や、身体を癒してくれる名湯、そして心温まるのどかな日常風景に出会える場所、青森。ローカル色たっぷり&個性豊かな町が点在している七戸エリアを、雑誌『オズトラベル』では更に詳しく紹介中。かわいい&おいしいが見つかる秋の旅を楽しんでみてはいかが?(P60〜63)


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取材・文/沼田かの 撮影/千葉裕子