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女子旅

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神奈川・茅ヶ崎で出会った丁寧な靴づくりという日常

2010.03

その1足に、急ぎ足をゆるめるヒントがあります

毎日履くものだからこそ、体にも気持ちにもぴったりなものを。茅ヶ崎の「ノグチ靴工房」が大切にしているのは、履き手の暮らしに寄り添った靴づくり。その根底には、ご主人である野口マサジさんの日常に対する丁寧な思いがありました

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  • その土地で感じた丁寧さ

  • “丁寧な暮らし”を教えてくれる靴づくり
  • 履く人の暮らしに寄り添った靴づくりを基本とする「ノグチ靴工房」。そのご主人・野口さんの日常にも反映されている。例えば、靴づくりで余った革の端切れは大切に保管。木型の補修に使うほか、自分の名刺入れを作ることもあるそう。「僕の育った田舎では、物を大切にする暮らしが当たり前でした。そういう価値観を靴を通じて伝えていけたら」。かつての日本にあった、物を長く慈しむ心。そんな丁寧な暮らしの大切さを、野口さんの靴は語りかけてくれる気がする。

神奈川・茅ヶ崎を巡りました

野口さんが革の端切れで作った名刺入れと手帳ケース。傷もデザインとして活かされている

長男の耕太郎くんは1歳7カ月。覚えたての戦隊ヒーロー(?)のポーズを披露してくれました

耕太郎くん愛用のおもちゃは、家具工房からもらった木片に、革の端切れを巻きつけたもの

作業台は、野口さんの手作り。とがった角を保護するために、ここでも革の端切れが大活躍!

革漉き機は、年代物の中古を愛用。「古い機械も、大切に使えば長持ちするんですよ」と野口さん

築60年の建物を改装した工房は、ときに修理が必要。壊れた窓枠も、革の端切れで修繕

耕太郎くんが履いていた靴は、奥さまの手作り。モスグリーンの革に雪の結晶の刺しゅうが素敵!

靴教室の生徒さんは8割以上が女性。1足の靴を作るのにかかる時間は約4カ月

靴の型紙は野口さんがおこしてくれるから初心者も安心。写真は完成間近のレースアップシューズ

丁寧な指導に定評のある野口さん。わからないことは最後までやさしく教えてくれる

ノグチ靴工房で学んだのちに独立。藤沢の「靴工房haq」には、かわいいベビーシューズも!

「ここをスタート地点に、いい靴を作り続けていきたい」と話す、「靴工房haq」の山下雄介さん

ライターOの旅だより

  • 名は体を表す!?
  • 野口さんが手作りしたファーストシューズを履いて、工房をトコトコ歩きまわる息子の耕太郎くん。なんでも“耕”という名前の漢字には、「小さなことからこつこつ取り組む人間になってほしい」という願いが込められているのだとか。履き手のライフスタイルを事前にじっくりヒアリングするなど、丁寧な靴づくりを心がける野口さん。その思いは、息子さんの名前にも表れているのでした(ライターO)

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Vol.15  神奈川・茅ヶ崎で巡ったスポット

ノグチ靴工房(ノグチくつこうぼう)

  • ノグチ靴工房(ノグチくつこうぼう)
  • コンセプトは「履く人の足を大切にした靴づくり」。現在、注文靴の受注は休止中だが、毎週水~日曜まで開催中の靴教室で、自分だけの1足を作ることもできる。また、靴づくりを仕事にしたい人のための専門コース「WORKS」も同時開催しており、野口さんの志を受け継ぐ卒業生が多方面で活躍している。
  • TEL.0467-88-6967
  • 神奈川県茅ケ崎市共恵1-11-15ロビィchigasaki
  • 営業時間/10:00~18:00 月・火定休
  • http://www.nogutsu.com/ ※靴教室の空き状況はHPで確認を

靴工房haq(くつこうぼうハク)

  • 靴工房haq(くつこうぼうハク)
  • 野口さんが主宰する靴づくりの専門コース「WORKS」で学んだ山下雄介さんが、2009年9月に開いた靴工房。打ち合わせから完成まで約2カ月かけて丁寧に作り上げる注文靴は、履き手の足となって長く使えるものばかり。なお、靴教室の生徒さんも随時募集中。詳しくはHPを参照して。
  • TEL.0466-26-6671
  • 神奈川県藤沢市本町2-1-23
  • 営業時間/10:00~17:00 月定休、火不定休
  • http://kutsu-haq.com/

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  • OZマガジン
  • 「わたしの旅時間」はオズマガジンで好評連載中!

海のイメージが強い茅ヶ崎ですが、工房を訪ねるおでかけも、素敵だと思いませんか? 野口さんとその工房の日常を取材したオズマガジンも、ぜひご覧ください。(P113~117)

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撮影/村上未知 取材・文/小川尚子