オズモール 女性・OLのための情報サイト



女子旅

癒しの宿にご当地グルメ、ときめきの女子旅


心を感じるものづくり湘南最後の蔵元へ

2010.09

蔵元の職人技が生きています

丹沢山系の伏流水で仕込む日本酒とビール。地元の生産者が愛情を込めてはぐくんだ野菜や肉、魚が味わえるレストラン。茅ヶ崎に残る湘南エリア最後の蔵元には、長い伝統とこの地域の風土に根ざしたひたむきなものづくりの心がある

vol21

  • その土地で感じた丁寧さ

  • 湘南の風土と歴史に支えられたクラフトマンシップ
  • 湘南の穏やかな風土を映した日本酒と、蔵元の誇りをかけた地ビール。明治5年の創業から138年続く熊澤酒造は、伝統に根ざした真摯な酒造りで知られている。季節の草花があふれる敷地内には、自家畑でとれる新鮮野菜など地元の食材をふんだんに使ったイタリアンと創作和食のレストラン、さらに焼きたてパンが並ぶベーカリーを併設。湘南最後の蔵元の土地にねざしたものづくりの心は、今さまざまな形で花開いている。

湘南・茅ヶ崎を巡りました

丹沢の伏流水と厳選麦芽とホップを使い、無ろ過・非加熱処理で仕上げた「湘南ビール」各525円

トラットリアの建物は、大正時代の土蔵を改装したもの。中庭から見える蔵戸が当時を偲ばせる

古い酒樽のふたで作ったガーデンテーブルと椅子。道具は、再利用して新しい命を吹き込んでいる

「湘南ビール」造りに欠かせないドイツ産の麦芽。トラットリアで地ビールのおつまみとして提供

日本酒の仕込み蔵でみつけた年代物のはかりは、もちろん今も現役で活躍中!

敷地内にある大きな防空壕。現在は日本酒の貯蔵庫として使われているのだそう

「天青」で平日昼のみ味わえる「蔵元美膳」コース2700円には、とれたての新鮮野菜がたっぷり

かつての麹室を改装した「天青」の多目的スペース。ガラス越しに酒蔵のタンクや作業場が見える

廃業した蔵元から譲り受けた古い家具の一部を、トラットリアの店頭で販売することも

トラットリアで使っているテーブルは、日本酒の麹を作る作業台を再利用したもの

まるでヨーロッパのパン屋さんのようなかわいい店構えの「MOKICHI Baker&Sweets」

敷地内の井戸から汲み上げる丹沢水系の伏流水は、酒造りはもちろん、レストランの料理にも使用

ライターOの旅だより

  • 敷地内を歩いていると、古い酒造りの道具がさまざまに形を変えて出迎えてくれます。例えば酒樽のふたがテーブルに変身していたり、日本酒の冷却装置として使われていた蛇管がエントランスのオブジェとして飾られていたり・・・。ちなみに酒造りの副産物である酒粕やビール粕は、パンやピザ、パスタなどの生地にも利用しているのだとか。こうした“モノを大切にする心”が、真摯なものづくりを支えているのかもしれませんね(ライターO)

vol21

Vol.21  湘南・茅ヶ崎で巡ったスポット

熊澤酒造株式会社(くまざわしゅぞうかぶしきかいしゃ)

  • 熊澤酒造株式会社(くまざわしゅぞうかぶしきかいしゃ)
  • 明治5年の創業から138年続く、湘南最後の造り酒屋。日本酒ファンに定評のある「天青」や、蔵人が造る地ビール「湘南ビール」で広くその名を知られている。なおレストラン予約をした人を対象とした工場案内は、平日11:00、12:00、17:00に開催。詳しい予約方法はホームページを参照して。
  • TEL.0467-52-6118
  • 奈川県茅ケ崎市香川7-10-7
  • アクセス/JR香川駅より徒歩5分
  • http://www.kumazawa.jp/

MOKICHI TRATTORIA(モキチ トラットリア)

  • MOKICHI TRATTORIA(モキチ トラットリア)
  • 大正時代の土蔵を改装したダイニングレストラン。石窯で焼き上げるナポリピッツアや茅ヶ崎産「岡本豚」で作る自家製ソーセージなど、蔵元で育まれたクラフトマンシップを活かした本格イタリアンが味わえる。隣接する工場から直結配管で提供される、できたての地ビールとともに楽しんで。
  • TEL.0467-52-6111
  • 営業時間/11:30~15:00(14:30LO) 17:30~22:00(21:00LO) 土・日・祝11:30~22:00(21:00LO) 第3火定休(7、8、12月は無休)
  • 予算/昼1500円~、夜3000円~
  • 席数/120 

蔵元創作料理天青(てんせい)

  • 蔵元創作料理
    天青(てんせい)
  • 敷地内にある井戸から汲み上げる丹沢山系の伏流水や、自家畑「熊澤ファーム」の野菜、丹沢杜氏が育てたお米など、こだわりの素材を使った料理でもてなす和食レストラン。ここでしか味わえない秘蔵の日本酒も多数取り揃えている。大正時代の酒蔵の雰囲気を活かした、落ち着いた空間も魅力のひとつ。
  • TEL.0467-52-6115
  • 営業時間/11:30~15:00(14:00LO) 17:30~22:00(20:30LO) 第3水定休
  • 予算/昼3500円~、夜4000円~ サービス料10%
  • 席数/100

MOKICHI Baker&Sweets(モキチ ベーカー&スイーツ)

  • MOKICHI Baker&Sweets(モキチ ベーカー&スイーツ)
  • 吟味した素材でひとつひとつ丁寧に焼き上げるパンが評判のベーカリー。水の代わりに湘南ビールで仕込んだ「パン・ア・ラ・ビエール」230円をはじめ、フランス産小麦と国産小麦を使用し、長時間発酵で粉のおいしさを引き出したパンが40種類ほど揃う。
  • TEL.0467-52-6144
  • 営業時間/11:00~(17:00以降はトラットリアで販売)
    ※売り切れ次第終了 第3火定休 
  • OZマガジン
  • 「わたしの旅時間」はオズマガジンで好評連載中!

茅ヶ崎に残る、湘南エリア最後の蔵元には、丹沢山系の伏流水で仕込む日本 酒とビール、そして地元の生産者が愛情を込めてはぐくんだ野菜や肉、魚を 味わえるレストランがある。緑の美しい庭を眺め、地域に根ざしたものづく りの心に感じ入る・・・スローな旅に出かけてみては?(P097~101)

もっと詳しく

backnumber

撮影/瀬尾直道 取材・文/小川尚子