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女子旅

癒しの宿にご当地グルメ、ときめきの女子旅


古くて新しいむかし町が残る中山道・木曽路へ

2010.10

道が繋ぐのは、地元の人の心

その昔、京と江戸を結ぶ重要な道として栄えた中山道・木曽路。街道筋には当時栄えた宿場町が数多く残っている。古い建物や町並みが伝えるのは、当時の繁栄や活気と、この風景を大切に守り継いでいこうとする町に暮らす人々の心でした

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  • その土地で感じた丁寧さ

  • 地元の人々の手で再生し、守り継がれる福島宿の風景
  • 妻籠宿や奈良井宿など、情緒豊かな宿場町が人気の中山道・木曽路で、ここ数年、注目を集めているのが福島宿。江戸の風情が残る“上の段”と呼ばれるエリアに、土蔵や古民家を改修したレストランなど、古い建物を活かした施設が続々と完成している。「上の段をシンボルに、中山道一の福島宿を復活させたい」という共通の思い の下、地元の有志が集まって「株式会社まちづくり木曽福島」を結成。地道な努力が一帯に新しい旅人を惹き付けている。

中山道・木曽路を巡りました

福島宿・上の段にある「竈炙ビストロ 松島亭」の庭園の間。四季が楽しめ、空気もすがすがしい

「BAR松島」は「松島亭」に併設。地元の酒蔵が造る日本酒や、日本酒のカクテルも評判

「松島亭」のランチコース1800円~。牛フィレ肉のステーキには、地元の季節野菜もふんだんに

古い時代に迷い込んだかのような気分になれる「和庵 肥田亭」の店内。大きな囲炉裏が印象的

「肥田亭」夜のコース3150円~。前菜盛り合わせ、松茸の茶碗蒸し、お造り(献立は月替わり)

福島宿の木曽川親水公園には足湯も完成。美しい木曽川の眺めにも癒される、リラックスタイムを

水路や水場が、町のあちこちに。勢いよく水の流れる音が、町中に心地よく響いている

近年話題の宿場町・奈良井宿は、福島宿から車で約20分。塗櫛などの木工業で栄えた豊かな町だ

国の重要文化財「脇本陣奥谷」などがある妻籠宿。時代劇の世界のような非日常感に包まれる

開田高原は、福島宿から車で約30分。木曽馬の里としても知られ、乗馬が楽しめる施設も

特産の蕎麦を味わうのも楽しみ。開田高原「ふもと屋」では、郷土に伝わるとうじそばが人気

「開田高原アイスクリーム工房」では、トウモロコシやそばなど地元食材を使ったソフトクリームを提供

ライターSの旅だより

  • 取材当日、福島宿の「株式会社まちづくり木曽福島」のみなさんは、史跡の庭にある池のそうじの真っ最中。それぞれ別にお仕事があり、世代も異なる方々が一体になって、ご自身の手や体も使って町づくりをされている。その姿が印象に残りました。お隣の奈良井宿や妻籠宿にも、開田高原にも、町を誇りに思う地元の人々の笑顔がいっぱい。時代は変わり、交通の要としての役割を終えた中山道ですが、1本の道は今も大切なものを繋いでいる気がしました(ライターS)

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Vol.22  中山道・木曽路で巡ったスポット

竈炙ビストロ 松島亭(かまあぶりビストロまつしまてい)

  • 竈炙ビストロ 松島亭(かまあぶりビストロまつしまてい)
  • 築130余年の民家を改装して作られた、木曽福島初のイタリアンレストラン。ピッツァ窯も備え、イタリア修業経験のあるシェフが腕を振るう本格派。駒ケ岳の眺望が楽しめる庭園の間や、プライベート感のある奥の間など、空間もさまざま。併設の「BAR松島」では、地元の酒蔵の日本酒や、日本酒ベースのカクテルも味わえる。
  • TEL.0264-23-3625
  • 長野県木曽郡木曽町福島上の段5250
  • 営業時間11:30~14:00(LO) 17:00~21:30(LO) 水定休、ほか不定休あり 席数56
  • http://www.nanchara.net アクセス/JR木曽福島駅より徒歩15分

和庵 肥田亭(わあん ひだてい)

  • 和庵 肥田亭(なごみあん ひだてい)
  • 「竈炙ビストロ 松島亭」と並んで建つ、福島宿再生のシンボル。こちらの店内には、豪商だった現「松島亭」の建物内にあった古い家具などが並び、落ち着いた雰囲気をかもしだしている。露地野菜や山菜、信州産の国産牛やサーモンなどを用いた滋味あふれる懐石を提供。昼間は手軽な御前や甘味もある。
  • TEL.0264-24-2480
  • 長野県木曽郡木曽町福島上の段5248
  • 営業時間ティータイム10:00~11:30、15:00~16:30(LO) ランチ11:30~13:30(LO) ディナー17:30~21:00(LO) ※夜のみ要予約 火定休、ほか不定休あり 席数48
  • http://www.nanchara.net アクセス/JR木曽福島駅より徒歩15分

奈良井宿(ならいじゅく)

  • 奈良井宿(ならいじゅく)
  • 江戸時代「奈良井千軒」と呼ばれるにぎわいを見せ、近世以降は、檜物細工や塗櫛などの木工業で栄えた奈良井宿。1837(天保8)年に建てられた櫛問屋の屋敷跡「中村邸」や、江戸時代から営業を続ける宿屋「伊勢屋」など見どころは多い。人々が今も生活しながら街道の風景を守っているから、町の息づかいがリアルに感じられる。

妻籠宿(つまごじゅく)

  • 妻籠宿(つまごじゅく)
  • 国の重要伝統的建造物保存地区に指定されていて、多くの観光客が訪れる人気の宿場町。卯建のある軒が連なる街道を行けば、幕府のお告げを知らせる高札場など、宿場町ならではの風景があちこちに。1245ヘクタールにも渡る広大な土地がまるごと保存されていて、見渡す限りの昔懐かしい風景に浸れるのも魅力。

開田高原(かいだこうげん)

  • 開田高原(かいだこうげん)
  • 御嶽山の東山麓に広がる標高約1100~1300メートルの高原地帯。一帯にそば畑が広がり、郷土に伝わるそばがいただける老舗のそば店もある。地産食材を使ったフレーバーが評判の「開田高原アイスクリーム工房」も人気。木曽馬の里としても知られ、乗馬体験ができる施設があるなど、楽しみはいっぱい。

手打ちそば・旅館 ふもと屋(てうちそば・りょかん ふもとや)

  • 手打ちそば・旅館
    ふもと屋(ふもとや)
  • 開田高原にあるこちらの旅館は、手打ちそばが自慢。なかでもとうじそばは、冷たいそばを鍋の出汁にくぐらせ食べる開田の家庭に伝わる食べ方で、こちらでは通年1350円(1人前)で提供している。ネギやシイタケの旨みが詰まった汁はやや甘め。たっぷり浸しても塩辛くないのが特徴だ。
  • TEL.0264-42-3012
  • 長野県木曽郡木曽町開田高原末川2819
  • 営業時間11:00~15:00(LO)※売り切れしだい終了 木定休、ほか不定休あり
  • 席数40 http://kaidasoba.com

開田高原アイスクリーム工房(かいだこうげんあいすくりいむこうぼう)

  • 開田高原
    アイスクリーム工房(あいすくりいむこうぼう)
  • 地元の特産品を使ったアイスクリームが人気。牛乳はもちろん、どうもろこしや蕎麦、えごまなどユニークなフレーバーも揃い、ケースを前につい目移りしてしまう。澄み切った高原の空気の中で味わえば、おいしさも格別。ほか、チーズやヨーグルトも販売しているので、そちらもチェックを。
  • TEL.0264-42-1133
  • 長野県木曽郡木曽町開田高原末川4411-9
  • 営業時間10:00~17:00 無休(12~3月のみ火定休) http://www.hif.jp/

木曽馬の里 乗馬センター(きそうまのさと じょうばセンター)

  • 木曽馬の里 乗馬センター(きそうまのさと じょうばセンター)
  • 体高が約133cmと小柄な木曽馬は、日本三大在来馬の一種。とてもおだやかな性格で、近くで触れ合えば、その愛らしい表情をいつまでも眺めていたくなるはず。約30頭の木曽馬を飼育するこちらでは、種の保存に努めながら、乗馬体験やさまざまな催しを通じ、木曽馬の魅力を広く伝えている。
  • TEL.0264-42-3085
  • 長野県木曽郡木曽町開田高原末川5596-1
  • 営業時間8:30~16:30 乗馬受付10:00~12:00 14:00~16:00 料金500円~ 無休
  • http://www.kis.janis.or.jp/~kiso_uma/
  • OZマガジン
  • 「わたしの旅時間」はオズマガジンで好評連載中!

中山道・木曽路には、今なお風情ある宿場町が残っている。中には、古民家を再利用したイタリアンレストランやバーなど新しい息吹も。日本アルプスが紅葉に染まり、きのこや新そばのおいしい季節に旅してみては? むかし町×紅葉は、ここだけの絶景かも(P095~099)

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撮影/平石順一 取材・文/佐々木ケイ