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女子旅

癒しの宿にご当地グルメ、ときめきの女子旅


青森県十和田市寒さの中にある温もりを訪ねて

2010.12

寒いからこそ、あたたかい

東北新幹線の全面開通でぐんと近くなった青森。十和田湖畔の雪まつりで冬遊びを楽しんだら、地域に伝わる郷土料理や伝統工芸、さらに街と人をつなぐアートに触れて、心もあったか。寒い季節だからこそ味わえる美しい自然と温もりを感じに、いざ冬の青森へ

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  • その土地で感じた丁寧さ

  • 青森の冬というと、雪に覆われた寒々しい景色を思い浮かべる人も多いかもしれない。けれど、その凍てついた季節だからこそ味わえる温もりもある。そのひとつが、毎年2月に十和田湖畔で開催される「十和田湖冬物語」だ。このイベントの真骨頂は夜。日が沈み始めると、会場内は白一色の世界から一気に幻想的な姿へと変貌する。手作りの氷のグラスで味わうカクテルや、熱々の郷土料理、地元の人との語らいも楽しめる天然温泉の足湯。さらに白銀の世界を鮮やかに染める冬花火で、体と心がじんわり温まるひとときを過ごそう。

青森県十和田市を巡りました

面積が広く、真冬でも凍らない十和田湖。白鳥たちも湖面で優雅にくつろいでいる

十和田湖畔に立つ、高村光太郎作「乙女の像」も、冬物語期間中はスノーランプで美しくライトアップ

冬物語の会場内には幻想的な氷のカウンターも。熱々のグリューワインで冷えた体を温めて

スタッフ手作りの氷のグラスで各種カクテルが楽しめる、かまくらバーも人気(冬物語)

冬物語の体験館ではワックスボウル作りなど、雪国の風物詩をテーマにしたワークショップを開催

「空気が澄んでいる冬の花火がいちばんきれい。音も迫力満点」と冬物語実行委員の野中亨穂さん

草間彌生の『十和田のハナコちゃん』は、十和田市現代美術館向かいにあるアート広場のシンボル

マイダー・ロペス『トゥエルヴ・レヴェル・ベンチ』の側で、バスを待ちながら仲よくおしゃべり

30万個のLEDで美しくライトアップされた十和田市現代美術館前のアート広場。1/10(木)まで

美術館の建つ官庁街通りは、その美しさから日本の道百選にも選ばれている。春は桜の名所に

南部裂織の匠工房にて。横糸は全国から送られてくる古着を細かく裂いたものだそう

火伏せの祈りを込めた赤いふちどりのこたつ掛けも南部裂織の特徴のひとつ

取材時に、思いがけない雪のプレゼントが! 思わず外に出て、はしゃいでみたりして

十和田湖畔での取材の合間にいただいた、きりたんぽ。焼きたて熱々が嬉しい!

「NORTH VILLAGE」では、石窯で焼いた肉料理や十和田名産の長芋とニンニクの和風ピザが!

ライターOの旅だより

  • 「僕らはバラ焼きを愛してるんです。バラ焼きを通じて十和田をたくさんの人に知ってもらえたら、こんな嬉しいことはないですよ」。そう熱く語るのは、今回の取材でお世話になった「十和田バラ焼きゼミナール」副学長の畑中さん。実はこの取材の数日前に北海道・東北B-1グランプリで十和田バラ焼きが初優勝を果たしたこともあり、お話をうかがっている最中も、通りすがりに“おめでとう!”と声をかける人が何人も。地元に古くから伝わるソウルフードが、街をひとつにする。そんなあったかい瞬間を目撃した気がしました(ライターO)

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Vol.24  青森県十和田市で巡ったスポット

十和田湖冬物語(とわだこふゆものがたり)

  • 十和田湖冬物語(とわだこふゆものがたり)
  • 毎年2月に十和田湖畔で開催される、青森冬の三大祭りのひとつ。青森と秋田の郷土料理が並ぶ食彩ドーム、迫力ある冬ねぶたや津軽三味線が楽しめるステージなどに加え、最近では若い世代の発案によるかまくらバーや足湯も人気を集めている。ハイライトは、期間中毎晩行われる冬花火。どこまでも透き通るような冬の凛とした空気の中で打ち上げられる花火の美しさは必見!
  • 問い合わせ/TEL.0176-75-2425(十和田湖国立公園協会)
  • 開催期間/2011年2月4日(金)~2月27日(日)
  • 場所/十和田湖畔休屋特設イベント会場
  • http://www.towadakofuyumonogatari.com/

野の花 焼山荘(ののはな やけやまそう)

  • 野の花 焼山荘(ののはな やけやまそう)
  • 奥入瀬渓流の玄関口にある全館青森ひば造り、総畳敷きの温泉宿。源泉かけ流しのお湯はさらりとした単純泉で、冷えた体を芯から温めてくれる。青森陸奥湾産のホタテやアワビ、奥入瀬の清流が育んだニジマスをはじめ、地元の食材を使った手作りの郷土会席料理も好評。選べる色浴衣や館内を彩る四季折々の草花など、小さな宿ならではの行き届いたもてなしもうれしい。
  • TEL.0176-74-2345
  • 青森県十和田市大字法量字焼山64-225
  • 平日1泊2食付9800円~、休前日10850円~ チェックIN/15:00、OUT10:00
  • http://www.yakeyamaso.co.jp/

十和田市現代美術館(とわだしげんだいびじゅつかん)

  • 十和田市現代美術館(とわだしげんだいびじゅつかん)
  • 十和田市が推進する、アートによる街づくりプロジェクト「Arts Towada」の拠点施設。建築家・西沢立衛氏の斬新な建築と、十和田や青森の風土からインスピレーションを得て制作された、21人のアーティストによる恒久設置作品が話題を呼んでいる。今年の春には、美術館の向かいにアート広場やストリートファニチャーも完成。通りを回遊しながら、より気軽に現代アートが楽しめるように。
  • TEL.0176-20-1127
  • 青森県十和田市西二番町10-9
  • 営業時間/展示室9:00~17:00、休憩スペース9:00~17:30 月定休(祝の場合は営業) 料金/500円(企画展は別途)
  • http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/

バラ焼き大衆食堂 司(つかさ)

  • バラ焼き大衆食堂
    司(つかさ)
  • バラ焼きとは、牛バラ肉と大量の玉ねぎをしょう油ベースの甘辛ダレで絡め、鉄板で焼いたもの。十和田では昔から家庭で食べられているお袋の味なのだそう。“バラ焼きで十和田の町を元気に”を合言葉に活動する「十和田バラ焼きゼミナール」のアンテナショップ「司」では、2種類のタレから選べるバラ焼きを提供。さらにゴボウの漬物、長芋焼酎など、十和田の名産が存分に味わえる。
  • TEL.080-6059-8015
  • 青森県十和田市東二番町2-42食楽街三本木1955内
  • 営業時間/11:30~14:30、17:30~23:00 月定休
  • http://www.sanbongi1955.jp/

南部裂織保存会 匠工房「南部裂織の里」(たくみこうぼう なんぶさきおりのさと)

  • 南部裂織保存会
    匠工房「南部裂織の里」(たくみこうぼう なんぶさきおりのさと)
  • 着古した衣類を細く裂き、横糸にして地機で織り上げる裂織は、貧しかった藩政時代に農家の女性の知恵から生まれた素朴な織物。とりわけ青森県南に伝わる南部裂織は、赤や緑、黄色などの原色を多用した温かい色使いに特徴がある。こちらの工房では、古い地機や作品の見学ができるほか、裂織体験1500円も可能。約1時間で、好みの色合いのテーブルセンターを織ることができる。
  • TEL.0176-20-8700
  • 青森県十和田市大字伝法寺字平窪37-21 道の駅とわだぴあ内
  • 営業時間/10:00~16:00 月定休
  • http://www.sakiori.jp/

NORTH VILLAGE(ノースビレッジ)

  • NORTH VILLAGE(ノースビレッジ)
  • 豊かな森が、湖水や渓流と共生しながら多くの命を育む十和田・奥入瀬エリア。この土地が持つ魅力を五感で味わえるのが、「NORTH VILLAGE」が主宰する自然体験アクティビティだ。冬季は、“すべらないスキー”を履いて雪景色の森の中を散策するスノーランブリングがおすすめ。心が洗われるような白銀の世界を満喫した後は、併設のレストランで、石窯焼きのピザや豪快な肉料理を楽しんで。
  • TEL.0176-70-5977
  • 青森県十和田市奥瀬栃久保11-253
  • 営業時間/8:30~18:00(レストラン11:00~15:00) 不定休
  • http://www.novi.jp/
  • OZマガジン
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毎年2月に行われる「十和田湖冬物語」。舞台となるのは、一面白銀の世界へとなった湖畔。そこが夜にはまばゆい光で幻想的な世界へと変貌する。毎晩20時からは花火、かまくらバーの中では、手作りの氷のグラスでお酒を飲み・・・。寒さを楽しむ物語、近くなった青森へぜひ!(P095~099)

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撮影/村上未知 取材・文/小川尚子