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女子旅

癒しの宿にご当地グルメ、ときめきの女子旅


青森県弘前市 古くて新しいがある、レトロかわいい弘前

2011.03

時間も物も、大切にする心が詰まってます

東北新幹線はやぶさの登場で、東京からアクセスのよくなった青森。城下町・弘前には、早くから異文化との交流を積極的に楽しみ、古きよきものを大事にする文化が息づいている。

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  • その土地で感じた丁寧さ

  • 江戸から遠く離れた場所でありながら、北前船で運ばれた珍しいものや、津軽藩主の進取の気質によって、新しいものを積極的に取り入れていった弘前。その代表的なものが、西洋建築を真似て日本人大工が作った木造建築。そんな和洋折衷の美しい建物が、今も丁寧に手入れされて使われている。また、弘前は「珈琲の街」でも知られていて、街中のいたるところに喫茶店が。北海道の開拓使にルーツを持つという弘前のコーヒー文化。丁寧に入れられたコーヒーで一服する・・・弘前にはゆったりとした時間が流れている。

青森県弘前市を巡りました

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和洋折衷建築の代表、青森銀行記念館。窓口のカウンターには洋風建築らしからぬ大黒柱が

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天井にあるのは、大理石のレリーフに見えて、実は漆喰で作られた彫刻。細工の細かさに感動!

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旧弘前市立図書館の2階にある、婦人閲覧室。六角形の部屋の形がかわいい

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市立図書館の裏手の古い建築を模したミニチュアの街。地元の大工さんが有志で作ったもの

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襖を開けた先には、赤いじゅうたんの先に祭壇がおかれている、弘前昇天教会

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120年以上前のリードオルガンは修理されて、日曜の礼拝で今も美しい音色を響かせている

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2006年に行われた奈良美智展を記念して吉井酒造煉瓦倉庫の前に作られたモニュメント

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「弘前エスコートガイド」の一條さん。地元の主婦たちが、弘前の見どころを案内してくれる

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万茶ンの創業者であるマスターのおばあさんの、アメリカ時代などの写真が飾られた店内

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青森の特産品を使った万茶ンオリジナルのメニューを、と考えだされた焼きリンゴのスイーツ

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クラシック音楽が流れる名曲&珈琲ひまわりの店内は、落ち着いたソファ席が中心

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藤田記念庭園内にある大正浪漫喫茶室。窓越しに庭園を見ながらのティータイムが楽しめる

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サロン・ド・カフェ・アンジュのクリーム・ブリュレ315円とブレンドコーヒー368円

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亀屋革具店の看板商品、トートバッグ。21型は38000円。厚くて丈夫な革だから長く愛用したい

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親戚同士の3人の職人たちが机を並べる。革小物はすべて手作りの品々

ライターTの旅だより

  • 北海道や青森の方言「あずましい」は、ほっとする、居心地がよいなどという意味の言葉。弘前人があずましい気分になりたいときに訪れるのが、街中の喫茶店。ここでゆっくりと腰を下ろしてお茶の時間を楽しむのが弘前流。弘前の街中では、「チェーンの飲食店ができてもすぐになくなってしまう」とのこと。手作りのケーキ屋や昔ながらの喫茶店、カクテルのおいしいバーが多いのは、弘前の人が「あずましい」気分を大事にしているからかも。(ライターT)

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Vol.27  青森県弘前市で巡ったスポット

青森銀行記念館(あおもりぎんこうきねんかん)

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  • 青森銀行記念館(あおもりぎんこうきねんかん)
  • ルネッサンス様式の威厳ある佇まいの青森銀行記念館は、国の重要文化財。瓦を張った上に漆喰を塗り固めた壁面や、防犯・防火のための蔵のような窓などは、ルネッサンス風の建築の基準を守りながら、日本の土蔵造りの方法を取り入れたオリジナルなもの。柱と階段には青森産のケヤキ、建具には青森産のヒバを使用している。館内には、第五十九銀行時代に発行した紙幣や、さまざまな貨幣など貴重な展示物が。
  • 問い合わせ/TEL.0172-33-3638  青森県弘前市元長町26 開館時間/9:30~16:30 火定休(12/1~3/31休館) 料金/200円

カトリック弘前教会(カトリックひろさききょうかい)

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  • カトリック弘前教会(カトリックひろさききょうかい)
  • 尖塔のあるロマネスク様式の建物は、明治43年に建てられたもの。左右にあるステンドクラスはカナダのカーロン神父により製作されたもので、聖書を題材にキリストの教えが弘前の街に広がっていく様子が描かれている。また、正面の立派な祭壇は、オランダ・アムステルダムの聖トマス教会で使われていたという貴重なもの。聖櫃の左右にある天使の像や、祭壇の左右にある聖母マリア像やヨセフ像などの美しい姿に、心動かされる。
  • 問い合わせ先/TEL.0172-33-0175 青森県弘前市百石町小路20 開館時間/7:00~日没 冠婚葬祭時休

旧弘前市立図書館 (きゅうひろさきしりつとしょかん)

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  • 旧弘前市立図書館 (きゅうひろさきしりつとしょかん)
  • 教会のような八角ドームが左右にある建物は、弘前に洋風建築をもたらした大工の堀江佐吉により、明治39年に建てられたもの。昭和初期までは市立図書館として利用されていたが、その後、移築を繰り返しながら女子学生向けの下宿や喫茶店として活躍。現在は、図書館として利用されていた当時の様子を再現し、展示・公開されている。古いものを大事にする弘前人らしく、きれいに手入れされ保存されている様子がすばらしい。
  • 問い合わせ先/TEL.0172-82-1642(弘前市教育委員会 文化財保護課) 青森県弘前市大字下白銀町2-1追手門広場内 開館時間/9:00~17:00(最終入館16:30) 無休

弘前昇天教会(ひろさきしょうてんきょうかい)

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  • 弘前昇天教会(ひろさきしょうてんきょうかい)
  • 英国国教会に端を発する聖公会の教会で、大正10年の建築。イギリス方式で積まれたレンガは、弘前市近郊の山から採掘された自然石を使用。アーチのついたベルタワーにある鐘は、朝夕の礼拝の時間に澄んだ音を響かせて、周辺の人々に愛されている。注目は、宣教師とともに海を渡ってきたものでアメリカ製のリードオルガン。幾度かの修復を重ねながら、今もオルガニストの植木さんとともに、聖歌の伴奏を務めている。
  • 問い合わせ先/TEL.0172-34-6247 青森県弘前市山道町7 開館時間/9:00~16:00 日定休

万茶ン(まんちゃん)

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  • 万茶ン(まんちゃん)
  • 太宰治や石坂洋次郎なども通った、東北最古の喫茶店といわれる万茶ン。現マスターのおばあさんが、アメリカで習い覚えたというコーヒーの店を開いたのが始まり。創業当時のレシピを再現したスペシャルブレンドや、太宰ブレンドなど、歴史の詰まったコーヒーを、マスターがネルフィルターで丁寧に淹れてくれる。スライスしたリンゴのほどよい酸味がおいしい焼きリンゴのアイスクリーム添えと一緒に味わいたい。
  • 問い合わせ先/TEL.0172-35-4663 青森県弘前市土手町36-6 営業時間/10:30~18:30(LO) 不定休
  • http://www7.ocn.ne.jp/~manchan/

サロン・ド・カフェ・アンジェ

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  • サロン・ド・カフェ・アンジェ
  • 旧東奥義塾外人教師館という青森県重宝に指定されている建物の中のカフェ。ランチにはお箸でいただくフランス料理、カフェタイムにはコーヒーとクリームブリュレなど自家製のスイーツがいただける。もともと、私塾に招かれた外人教師とその家族が暮らしていた建物で、2階は書斎や寝室、子供部屋やブランコのあるベランダなど当時の様子を再現。窓からは古い建築物を再現したミニチュアの街が見えて、日没後はライトアップされるのも楽しい。
  • 問い合わせ先/TEL.0172-35-7430 青森県弘前市下白銀町2-1 営業時間/9:30~18:00(17:30LO) 無休

亀屋革具店(かめやかわぐてん)

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  • 亀屋革具店(かめやかわぐてん)
  • 御年88歳の工藤一三夫さんが営む、老舗革具店。農耕用の馬具作りの技術を生かした頑丈な造りのトートバッグや、名前などを刻印できる革小物が人気。トートバッグは店頭の品物のほか、好みの色でオーダーすることも可能(納品までは4~5カ月が必要)。一針一針丁寧に革を縫いこんでいく作業風景や、味のある店内の様子も昔ながらの風情が感じられる。

青森県弘前市エリアMAP

地図はカーソルを乗せると自由に動きます。

MAPの使い方

Access

  • ●電車で・・・JR東京駅よりJR新青森駅まで新幹線はやぶさで3時間10分、JR新青森駅よりJR弘前駅まで特急つがるで約30分
ひろさき街歩き
ぐっと近くなった津軽、そして弘前へ

お濠端の桜並木が薄紅の夢を咲かせる春、残雪をいただいた岩木山が眠たげな裾野を広げて、弘前の街を包み込みます。ここは、弘前城・武家屋敷など、城下町の面影と、明治・大正のハイカラな西洋建築が共存する街。自然も、モノも大切にしてきた弘前人の温かさがあふれている街です

弘前の観光は「ひろさき街歩き」がオススメ!

弘前観光ボランティアガイドの会、弘前路地裏探偵団、ひろさきエスコートガイドなどのグループが、弘前のとっておきをご案内します。

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GWの風物詩「弘前城+桜」で有名な城下町・弘前には、早くから異文化との交流を積極的に楽しみ、古きよきものを大事にする文化が息づいていました。後世に引き継ぎたい建築遺産と文化をより詳しく紹介している、雑誌『オズマガジン』の旅時間もぜひチェックして(P147~151)

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取材・文/田中絵真 撮影/平石順一