シンプルライフに憧れと共感!松屋銀座で絵本作家のターシャ・テューダー展開催
2015年3月10日(火)00:00コメント 077

緑豊かな自然の中でハーブや草花を育て、自給自足の暮らしで毎日を楽しみながら、絵本作家として創作活動を続けたターシャ・テューダー。そのシンプルで美しい生活と前向きな生き方は、スローライフをめざす人々の憧れに。
2015年3月18日(水)から4月6日(月)まで、松屋銀座で開催される「生誕100年 ターシャ・テューダー展」は、彼女の生き方と暮らしの様子を多彩な展示で紹介するもの。
会場には、アメリカ・バーモント州の郊外で、19世紀風のシンプルライフを実践していた姿をしのばせる、愛用の品々が約200点も。例えば、家具や食器、キッチン雑貨、ドレス、ガーデニンググッズ、画材など、ターシャのぬくもりが伝わってくるような愛用品ばかり。

絵本作家としては、2014年の夏に日本で出版された『まぶしい庭へ』をはじめとする約88点の原画も展示。グッズマーケットには、展示会オリジナルのグッズに加えて書籍など約300アイテムが充実しているので、お気に入りの本やグッズを探すのも楽しそう。また、会場内の2ヵ所には、広大な庭の一部を再現したターシャガーデンが展示され、花やハーブの香りに癒される空間も。
ほかにも、毛糸で作ったふくろうやうさぎなど手づくりの人形たちが展示されるとか。中でもターシャがいちばん大切にしていたのが「エマとサディアス・クレイン大尉」のふたりで、今回は彼らの住むドールハウスを日本で初公開。時計や額など、細部まで丁寧に作られたアイテムは必見。

「ターシャは芸術家と言うより、職業として画家を選んだ女性。絵を描くのは、彼女の仕事のひとつだったようです。『楽しみは創り出せるもの』と前向きに人生をとらえて、力強く生きた女性の姿を知っていただきたいですね」と、広報担当者さん。
会場内の映像シアターでは、昨年取材したターシャの庭のオリジナル最新映像なども上映するそう。友達やパートナーを誘って、人生を楽しむターシャの姿を見に行けば、お互いに素直な気持ちで毎日を過ごせるようになるかも。
(c)TTF INC. 2015
Photographs by Richard W. Brown