熱い男たちの大地を揺らす音色に感動!太鼓芸能集団「鼓童」35周年記念コンサート開催
2016年6月7日(火)17:00コメント 138

世界的に注目されている“和のエンターテインメント”のひとつ、「鼓童」って知ってる? 「鼓童」は1981年に新潟県の佐渡島で結成され、ベルリン芸術祭のデビュー以来これまでに行った公演は、なんと48カ国5600回以上! 世界でも高い評価を得ている太鼓芸能集団なのだ。2001年から歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが指導に入り、2012年には芸術監督となって、音色、パフォーマンスともに最高を目指して進化し続けてきた。
そんな「鼓童」が2016年8月18日(木)から20日(土)の3日間、創立35周年の節目となる記念コンサートを「サントリーホール」で開催するというから注目。そこで5月30日(月)、コンサートに先立ち行われた記者懇親会に潜り込み、玉三郎さん、「鼓童」のメンバーのメッセージを聞いてきた!

これまで、第一に観客を楽しませる音楽づくり、第二に舞台人としての所作に重きを置いて指導してきたという玉三郎さん。コンサートについては「第一夜『出逢い』では太鼓芸能集団としては珍しいオーケストラとのコラボ、第二夜『螺旋』では古い曲と新しい曲とがぐるぐる回りながら進んで行くイメージ、第三夜『飛翔』では新体操、ダンスパフォーマーという2つの新しいグループとのコラボレーションの中で『鼓童』が演奏家としてダンサーとどう向き合っていくか、メンバーたちがどんな曲を作ったのかを見ていただきたいと思います」と、3日間の公演の概要を教えてくれた。それぞれまったく違う演目だけに、この3夜で「鼓童」の凝縮されたすべてを見ることができそう。

鼓童代表の船橋裕一郎さんは「太鼓の音色を無限に広げている中で、その可能性を十分にお見せできる3日間」と意気込みを語り、メンバーの石塚充さんからは「出演メンバーはこれからを担っていく20代、30代の若いメンバーで構成されています。35周年の集大成と同時に0地点からのスタートという意味合いも込めたコンサートです」という、新たな展開を期待させるコメントも。

「鼓童」のみなさんからはキリリとした爽やかさと力強さが放たれ、その場の空気が澄んでいくような清々しさが漂う。
あの格式高い「サントリーホール」で35年の伝統を受け継ぐ「鼓童」。東京女子としては、和の文化とその新しい可能性を発見するためにも、今回のコンサートはぜひチェックしておきたい。大地を揺らし心に響く音色、心癒やす音楽、美しい所作、舞台で繰り広げられるすべてがソウルフル! きっと心と体が熱くなるはず。