クリエイターが作り上げた1日1室限定のホテルルームで、非日常にトリップ!
2015年4月5日(日)17:00コメント 113

都内のホテルにコンセプトルームが続々登場して話題になっている。憧れブランドやキャラクターの部屋も泊まってみたいけれど、現役クリエイターがホテルの1室をまるごと使ってその世界観を表現した部屋は、とにかくクール!
そこで今回は、日本画家や書道家が作り上げた“ジャパンな部屋”から、インテリアショップがプロデュースした期間限定の部屋まで、1室限定の“クリエイター・ルーム”をご紹介。感性を磨きたいと思ったら、自分の部屋でかなえられない、非日常な1日を体験してみて。
写真)パークホテル東京の「No.13 Artist Room Cherry Blossoms」
相撲、銭湯、百人一首・・・日本画家が作り上げた部屋で“ニッポン”を堪能

パークホテル東京は、宿泊できるアート作品プロジェクト「Artist in Hotel」を2012年にスタート。日本人アーティスト31名が31階の31室に滞在して、それぞれの“日本の美意識”を1室で表現。専用ラウンジと常駐コンシェルジュ付きのアーティストフロアとして完成するのは来年だけど、もう宿泊できるお部屋も。
写真は、日本画家の成田朱希さんが7か月かけて制作した「No.9 Artist Room Geisha Goldenfish『芸者金魚』」で、15年2月に完成したばかり。壁や天井に縦横無尽に泳ぐ赤い金魚には、「古来、縁起物として名高い金魚に囲まれた部屋で見る夢が、宿泊するお客様に幸運をもたらしますように」という思いがこめられているそう。
部屋のタイプは全室ダブル(2名1室で1名11000円~)。好みの部屋を見つけたら電話で予約を。
さながらマンハッタンのペントハウス! 「バーニーズ・ニューヨーク」のクリエイターが演出する最高のスイート

アジアの若手クリエイターたちがインテリアデザインを手がけた「新宿グランベルホテル」は、部屋のタイプが28種類も。さらにそれぞれに、黒を基調に部屋の重心をデスクにおいたビジネスパーソン向け“オモテ”と、白とソファを基調にした癒し感ある“ウラ”の2パターンがあるそう。
特別な一夜を過ごすのなら、ニューヨーク発のハイセンスなセレクトショップ「バーニーズ・ニューヨーク」のジャパン クリエイティブディレクターである谷口勝彦が内装を手がけた、「ザ・ペントハウススイート」(2名1室で15万円)に。同店を代表するアーティスト、ジャン=ポール・フィリップの壁画を飾った部屋は、さながらマンハッタンのペントハウスのよう。大きな窓の外に広がる夜景もロマンチックな気分を盛り上げてくれる。

よりリーズナブルな部屋を好むなら、大阪を拠点とするデザイン集団「graf」の服部滋樹が担当した、「ロフトプレミアダブル」(2名1室で3万2400円)がおすすめ。ナチュラルな木目を基調とした内装、プライベートガーデン付きの1階に位置する部屋は、都心から離れた邸宅で過ごすようなくつろぎを与えてくれるはず。
「ジャーナル スタンダード ファニチャー」プロデュースの期間限定ルームで、アメドラ気分を楽しむ

2015年3月12日(木)~8月31日(月)の期間、「三井ガーデンホテル汐留イタリア街」にインテリアショップ「ジャーナル スタンダード ファニチャー」のクリエイターたちがプロデュースしたスペシャルルームが登場。カップルの利用が多いと評判の「スペーリアツイン」は、1日1室限定で、素泊まりのプラン(1室2名で1名7500円~)のみ。
ベッドルームには、チェックのベッドカバーを基調に、ソファやベッド脇のライトテーブルなどのヴィンテージ風の家具を配置。

バスルームのシャワーカーテンや鏡に貼ったステッカーなどまで、同店のアイテムを隅々まで使用して、その世界観を表現。まるでアメリカ人ボーイフレンドの部屋にいるみたいなこのホテルルーム、彼を誘って、アメリカの青春ドラマ気分を楽しんで。