グルテンフリーでローカーボにもGOODな「キヌア&アマランサス」

グルテンフリーでローカーボにもGOODな「キヌア&アマランサス」

更新日:2017/11/30

ダイエットや美肌、健康に敏感な女性を中心に注目されている“スーパーフード”という言葉。シーズンやお悩みに合わせて、このスーパーフードで気軽にヘルシーかつキレイになれる方法を、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIさんが伝授します。

今回のスーパーフードは「キヌア&アマランサス」

こんにちは、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIです。糖質カットダイエットやグルテンフリーなど、話題の健康&ダイエット方法を実践するのにぴったりなスーパーフード「キヌア&アマランサス」をご紹介。栄養価の高さだけでなく、ヘルシーでキレイになれる食べ物は取り入れなきゃ損! さらに、女性特有のお悩み解消にもぴったりなのでぜひ日々の食事に取り入れてみて。

キヌア&アマランサス
左がキヌア、右がアラマンサ。アラマンサは粒子が細かいので、水で洗ってザルにあげるとほとんどなくなるので要注意。そのためにも、洗浄の際に気にならないオーガニックを購入するのがおすすめ

ダイエッターの強い味方
主食の代わりに食べるスーパーフード

主食の代わりに食べる穀類というイメージのキヌア&アマランサスですが、実はどちらもカロリーは白米と大きな違いがありません。しかし、その栄養価の高さから、ダイエット中の女性たちの中で人気を集めているのです。「母なる穀物」と呼ばれるキヌアは、南米のアンデス山脈一帯で約5000年前から食べられていて、様々な環境で栽培が可能。ほうれん草やビーツと同科の植物で、白米の2倍のタンパク質、ビタミン、必須アミノ酸が豊富に含まれる穀物です。対して、アマランサスはヒユ科ヒユ族の植物で、栄養価の高さだけでなく、消化の良さ、そしてアレルギー反応が出にくいと言われています。キヌアよりもミネラルの含有量が多く、鉄分に加え、亜鉛やビタミンB6など女性に不足しがちな栄養も豊富です。

揚げないサーモンフライ。茹でたキヌアとパン粉、ガーリックとパセリを、フライパンでカラカラになるまで炒め、ソテーしたサーモンにトッピング

女性ホルモンと似た働きの
植物性ホルモンが強い味方に

食後の血糖値の上昇を示す指標・GI値が低い“低GI食品”で、ダイエットに向いているほか女性特有のお悩みにもおすすめ。豊富に含まれるビタミンB2は健やかな肌や髪に欠かせません。また、年齢を重ねると減少していくエストロゲンに似た“植物性ホルモンフィトエストロゲン”も含んでいるため、年齢とともに感じやすくなるほてりや発汗、イライラや気持ちの浮き沈みなどの予防や解消、弱って骨がスカスカになってしまう予防にもいいとされています。

キヌアとアラマンサを茹でてサラダにトッピング。パンを食べなくても穀類なのでお腹にたまります

主食代わりはもちろん
サラダに混ぜれば満足感もたっぷり

ともにお米と同じように炊いて食べるのが基本です。ただし、アマランサスは食物繊維が多く、お米代わりにたくさん食べるとお腹の調子が悪くなる人もいるので、お米に混ぜて食べるなど量を調整するのがベター。プチプチとした食感を生かすならサラダボウルがおすすめ。お好みのサラダに大さじ1程度のキヌア&アマランサスを良く混ぜたあとでドレッシングをかけて。血行を改善するビタミンEやサポニンも豊富なので、貧血予防や冷え性の緩和にもぴったりです。朝食ならヨーグルトに食感が合うアマランサスを混ぜてパワーチャージを。前回ご紹介したスピルリナと同様にNASAや国連でも、未来を支える植物として期待されているスーパーフードキヌア&アマランサス。女性らしくより健康的な体づくりを目指すなら、まずはトライしてみてくださいね!

ヘルスコンシャスコーディネーター KAORI

元雑誌編集者、スーパーフードインストラクター兼野菜ソムリエの傍ら、湘南・茅ヶ崎でオーガニックヘルシーカフェbowl market juice & deliを運営。「自分の体は自分が選び食べたものでのみつくられる」という考えのもと、余分なものを溜め込まない体づくりを研究しスーパーフードと出会う。日常に取り入れるスーパーフードのビューティアップレッスンを実施中

ホームページ
bowl market juice & deli
※記事は2017年11月30日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります