あなたのつま先は何タイプ? 自分の足の形に合う靴選びのポイント
2015年9月10日(木)00:00コメント 129
つま先の形には3つのタイプがあること、知っている? 足の指の長さによってエジプト型、スクエア型、ギリシャ型に分けられ、それぞれに合う靴の形が異なるとか。
「それを知らずに足に合わない靴を履いているのが、足のトラブルの主な原因のひとつ。形に合ったデザインの靴を選びましょう」とアドバイスするのは、フットケア外来を行う皮膚科医の高山かおるさん。
親指が一番長く、小指に向かってだんだん指が短くなっているのが「エジプト型」。日本人の約7割と最も多いタイプとか。靴は、親指の先にゆとりがあるデザインがおすすめ。一方、5本の指がほぼ同じ長さの「スクエア型」は日本人の2割程度で、横幅に余裕のある靴のほうがフィットしやすい。また、人差し指が最も長い「ギリシャ型」は欧米人に多く、日本人にも1割ほどいる。この場合はつま先に丸みのあるデザインの靴が歩きやすいとか。
おすすめのデザイン以外の靴も履きたい・・・そんな女子はどうすればいい?
「きちんと両足で試し履きをして、歩いてみましょう。靴のサイズはデザインやメーカーによって微妙に違います。1サイズだけでなく、前後1サイズずつ、計3サイズ履いて、左右の大きさの違いや当たり具合、かかとのブレなどをよく確認してください」(同)
靴の試し履きチェックポイント
1.つま先部分に1㎝ほどゆとりがある
靴の中で5本指が自由に動かせれば、足指できちんと地面を支えられるので、足指の変形予防にもつながる。つま先にゆとりがあると脱げやすいパンプスは、ストラップ付きなど足の甲を固定できるデザインを。
2.指の付け根が曲がりやすい
5本指の付け根の関節が曲げやすい靴底であれば、つま先でしっかり地面を蹴ることができるため、足に負担をかけずに歩ける。
3.かかとにフィット感がある
かかとの後ろに小指が入るくらいゆとりがあり、歩いたときにかかとが抜けなければ、安定した着地ができるので足が疲れない。
「外反母趾や偏平足の人は、インソール(中敷き)を使うと、足に伝わる衝撃をやわらげることができます。医療機関では、タコ、ウオノメ、巻き爪、陥入爪などの治療に有効なインソールを作ることもできます。病変部にかかる圧力を分散させて足の痛みを緩和するもので、医療保険が使える場合もあります」(同)
そもそも自分のサイズを勘違いしているケースも多いとか。靴のトラブルが多い人は、面倒でも足のサイズをきちんと測ってから試し履きしてみよう。