“毎日”や“激しく”はダメ!? ダイエットにつながる運動のコツ
2015年10月22日(木)00:00コメント 133

運動してやせようと思ったけれど、長続きしなくて挫折した経験はない? ダイエットしたいなら、運動は頑張り過ぎないほうがいいみたい。ダイエットにつながる運動のコツを、満尾クリニック院長の満尾正さんに聞いた。
「やせるためには、毎日運動しないといけないと思っていませんか? 運動は大切ですが、それと同じくらい大切なのが、休息時間。1日運動したら2~3日休むくらいのペースが理想的です」(同)
これは、運動するといったん筋肉の繊維が壊れ、その後48~72時間かけて元に戻るためだそう。「この回復期間を待たずに運動すると、筋肉がずっと傷ついたままになってしまい、筋力アップにつながりません」(同)
運動する頻度は48~72時間おき、つまり週に2~3回くらいがベストというわけ。でも、働きながら週に2~3回もジムに通ったりランニングをしたりするのは大変そう・・・。
「息切れするほどの激しい運動をする必要はありません。生活習慣を少し変えるだけでも運動になります。例えば、エスカレーターを使わない日を決めるのも一案。職場のトイレは1つ上の階を使い、階段で往復してもいいでしょう」(同)
30分程度のウォーキングも効果的だそう。「歩く時間をまとめて30分作るのは大変でも、 “10分×3回の早歩き”なら意外と楽にできてしまうものです。出勤と帰宅時に朝晩10分ずつ歩き、昼食で少し離れた店まで歩いて行けば10分くらいになるはず。1日に早歩きする時間がトータル30分くらいになるように、少し遠回りをして帰ったり、1駅手前で降りたりして調整するといいと思います」(同)
そもそも、運動をしないとやせることはできないの?
「健康的にやせるには、運動して筋肉をつけることが必要です。特に体の中心にある深層筋(インナーマッスル)には脊椎を支えて姿勢を正しく保つ働きがあり、ここが鍛えられることで体のゆがみや悪い姿勢が正され、すっきりと引き締まった体に。運動しなければ筋力量は落ちる一方で、だんだんと体を動かすのも億劫になり、太りやすくなってしまいます」(同)
やせる体質になるコツは、“2~3日おきに激しくない運動”を続けること。無理をしなくても継続できそうな軽い運動を、生活の中に取り入れてみよう。