香りの薬膳サラダで、カサカサかゆいゆらぎ肌をしっとりと!
2015年3月29日(日)00:00コメント 107

だんだんあたたかな気候になってきたけれど、空気はまだまだ乾燥中。花粉の影響などもあり、かゆみなどの肌トラブルを起こしやすいという人も少なくないよう。この時期の“ゆらぎ肌”は、うるおいを補う食べ物でケアできると、国際薬膳師の岡央知子さんが教えてくれた。
「薬膳のもとになっている中医学では、春の特徴は“風”だと考えられています。確かに春は春一番(立春から春分の間でその年に初めて吹く南寄りの強い風)とともにやってきますし、風が花粉や黄砂を運んでくることを考えると、納得がいくと思います」(同)
お肌のトラブルは、この“風”が体に侵入して風の邪気=風邪(ふうじゃ)となることも原因のひとつだとか。風邪の特徴は、軽く舞い上がり、よく動いて変化すること。春特有のかゆみを伴う“ゆらぎ肌”も、この症状のひとつだそう。
「特に春先の肌は秋から冬にかけての乾燥をひきずっているため、バリア機能も低下ぎみ。1年の中でも特に刺激に弱くなっている状態です。そんな春の肌をケアするには、うるおいを補う食材と、トラブルのもととなる風邪を発散させる作用のある食材を合わせてとることです」(同)
うるおいを補うおすすめ食材は、乳製品、ゴマ、白きくらげ、松の実、豚肉、卵など。風邪を発散させる食材は、シソ、ショウガ、ネギ、ミョウガ、パクチー、三つ葉、ミントなど。これらの食材を手軽に食べられる、ヘルシーな薬膳メニューは次のとおり!
<春の敏感なゆらぎ肌を落ち着かせる、香味野菜の発散サラダ>
◎材料(2人分)
大葉・・・4枚
ミョウガ・・・1/2本
ショウガ・・・1/2片
キャベツ(やわらかい葉)・・・2~3枚
塩昆布・・・10g
白ゴマ・・・大さじ1
ゴマ油・・・少々
◎作り方
(1)大葉は軸を取り、ミョウガは縦半分に切ってから、ショウガは皮をむいてから千切りにする。キャベツは芯を切り落としてから細切りにする。
(2)ボウルに(1)の野菜と、塩昆布、白ゴマ、ゴマ油を入れて混ぜ、キャベツがしんなりしたらできあがり。
さわやかな香り高いサイドディッシュは、サラダのほか、箸休めの漬物代わりとしても。たっぷり食べて、体の中からしっとりうるおう美肌づくりのサポートを!