カラダの悩みを ちょっとだけ 減らしませんかVol.4 ~デリケートゾーンの悩み~

【水曜日 6:00 更新】
20代後半から増えてくる、体や肌の悩み。中には、気になってはいても周りに聞けないなんてことも。そこで、みんなが気になる悩みを調査。プロの先生に悩みの解決策を教えてもらいましょう。不安や悩みを少しでも減らせたらきっと明日は楽しくなるはず。

更新日:2016/09/28

デリケートゾーンの悩み「黒ズミ」について専門医師にインタビュー

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なかなか人に聞きづらい女性のデリケートゾーンの具体的な悩みについて、前回は「ニオイ」や「ムレ」に注目して解決策をお届けしました。今回は、「黒ズミ」の悩みについて、原因と正しい対策を専門医師にインタビューします!

上田先生:「外陰部の見た目は、通常他人と比較する機会もなく、相談しにくい部分ですよね。その中でも多い悩みは「黒ズミ」です。『経験人数が多いから黒ずんでいる』なんて思い込みをしている人もいるようですが、これは誤解です。ただ、昔と異なりVIO脱毛する方が増えて、皮膚の色が明らかに見えやすくなったことで、悩んでいる方も多いようですね。デリケートゾーンは乳首と同じで、他の部分と比べるとメラニンの活動、いわゆる皮膚の色を決定づける色素が活発です。日本人の場合は、他の皮膚の部分よりも黒っぽいのが普通です。ですが、皆さんやはり黒ズミのない皮膚の色は憧れのよう。黒ズミが悪化する原因として挙げられるのは、締め付けの強い下着や洋服、生理中につけているナプキンによる擦れ。また、座っていることで女性器がこすれたりしても黒ズミが悪化します。人によっては、日常生活で歩いているだけで擦れて黒ずむことも。妊娠すると一時的に黒くなりますが、それは産後少しずつ元に戻ってきますので安心してください。これまで産婦人科医として多くの女性を診てきましたが、デリケートゾーンの見た目というのは、気になる人はすごく気になって気に病む人もいるほど。ただ、もともと性器というのは人それぞれですから、見た目についてそんなに気にすることはないと思います。

自分でできる、黒ズミ予防とは?

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上田先生:「皮膚は刺激を受けると自らを守ろうとするためにメラニンが活性化し、黒ずんでくることがあります。逆に言うと、黒ズミを悪化させないために工夫できることとしてデリケートゾーンへの刺激を極力減らすことと言えます。例えば、洗う時は洗いすぎないこと、トイレの時に強く擦らないことです。また、ショーツやナプキンによる刺激を防ぐために、自然素材で通気性のよいものを使用することも有効な予防策です。綿やシルクなどのショーツや布ナプキンがおすすめです。おすすめのパンティの形はボクサータイプ以外にもTバック型、最近一部で流行りのふんどし型があります。外陰部が擦れるほどのタイトな衣装も避けた方がよいでしょう。洗う際はお湯だけでも十分ですが、洗浄剤を使うなら、優しいものを使いましょう。デリケートゾーンの黒ズミやくすみにも対応している、洗浄力のマイルドな専用のものを使うこともおすすめです。皮膚は正常な状態であれば、ターンオーバーにより黒ズミの軽減が期待できます。身体の状態によって、ターンオーバーがうまく行なわれずに黒ズミやくすみが残りがちな方は、まずは食生活や睡眠などの日常生活の習慣を見直し、心身のストレスをなくして健康でバランスのとれた身体の状態になるよう心掛けたいですね。」

黒ズミをプロの手を借りて取る方法

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上田先生:「『この黒ズミと一生付き合っていかなきゃいけないの?』と嘆く必要はありません。デリケートゾーンの中で黒ズミを感じるのは、デリケートゾーンの中で黒ズミを感じるのは小陰唇だけではなく、大陰唇も同じように気になる部位です。簡単な治療法では石鹸、内服薬や塗り薬があります。また、美顔にも使用されるケミカルピーリングでも、ある程度の黒ズミ除去は可能です。女性ホルモンのバランス異常によって黒ズミが悪化する方もいらっしゃるので、気になる方は医師に相談してみてもいいかもしれません。喫煙は、皮膚のターンオーバーにとっても、女性ホルモンバランスにとっても、かなりのマイナスになります。女性が女性らしく輝く身体でありつづけるためにも、もし喫煙をされている場合は禁煙について一度考えてみてもいいかもしれませんね。塗り薬やホームケア以外でプロの手を借りるとすれば、黒ズミケアとして“サーミバー”という高周波での治療法があります。1センチ程度のスティック状のチップで、女性器周りと膣をなでるようにして高周波をあてると、皮膚の新陳代謝が高まることによって美白効果が期待できる医療機器です。上級者向けの治療としては、日帰りでできる手術で、小陰唇の黒い部分を切り取って小さく形を整えることで、ピンク色のきれいな部分を残すこともできます。子宮口周りの外陰部と呼ばれる部分には“インティマレーザー”という器具を使用してレーザーを照射して黒ズミをとる方法もあります。インティマレーザーなどのレーザー(インティマ以外にもいろいろと使われているようです)、ビタミンCやトランサミンなどのイオン導入などもあります。レーザーの種類によっては、通常の顔のシミなどを除去するレーザーと同じ様に、麻酔などをほとんど使用する必要がない場合が多いようです。ただ、痛みに弱い方などは治療をお受けいただく前に、一度医師に相談してもいいかもしれません。」

監修医師/キュアクリニック恵比寿院長・上田弥生先生

産婦人科専門医。2015年11月16日にデリケードゾーンとにおいの専門治療クリニック「キュアクリニック恵比寿」を開業。主に膣のエイジングケア、ニオイや尿漏れの診療及び治療に定評がある。完全予約制―http://cure-clinic.com/

ライター/美容医療専門美容家・平野香奈絵(ビューズ所属)

自身のスキンケアやサプリメントはすべてドクターコスメ。毎月の肌メンテは美容クリニックへなどブレない美容のこだわりからブログなどで紹介するとたちまち問い合わせが増えるほど。常に消費者目線に立った情報が支持されている。個人の活動では、国内唯一の美容医療に特化した美容家として、化粧品や健康食品等のプロデュース、監修も行なう。

ILLUSTRATION/HONGAMA

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