うるおい力を高め、乾燥小じわを撃退する、春の薬膳スムージー
2015年4月5日(日)00:00コメント 093

春の訪れとともに、そろそろ日差しも強くなってくる季節。日常生活の範囲でも紫外線を浴び続けていると、肌のバリア機能が低下して乾燥による肌のトラブルに悩ませられる人も。さらにダメージが蓄積されると、目尻やほうれい線周辺に“乾燥小じわ”が出現! これは一体どうしたらいい?
「中医学に基づいた薬膳では、内臓を肝・心(しん)・脾・肺・腎という5つのグループに分けて考えます。肌はその中で“肺”と密接な関係があり、健やかに保つにはうるおいを保ち、乾燥を防ぐことが重要とされています。これからの季節はさらに、日増しに強まってくる紫外線による“炎症”も、先回りしてケアする必要があるでしょう」
そう教えてくれたのは、国際薬膳師の岡央知子さん。体の内側からケアする春の小じわ対策には、肺に“うるおい”を与えつつ“余分な熱を冷ます”食材を組み合わせることがポイント。おすすめは、手軽に作れて毎朝の習慣にもできるスムージーだそう。
「牛乳やヨーグルトなどの乳製品にはうるおいを補うパワーがあるので、ベースに使うと、肌の乾燥予防に役立ちます。また、乾燥肌は水分だけでなく油分も不足しがちですので、ゴマ、松の実などのナッツ類も加えましょう。屋外で過ごす時間が長い日は、そこへ熱を冷ます力のあるフルーツを。ほてりや炎症のケアになります」(同)
水分や油分を補う食材は、乳製品、ゴマ、白きくらげ、松の実、卵など。余分な熱をとるフルーツは、トマト、りんご、パイナップル、キウイフルーツなどだそう。
これらを組み合わせ、肌がうるおうヘルシースムージーづくりにトライ!
<ゴクゴク飲んで小じわ対策! 松の実とヨーグルトの薬膳スムージー>
◎材料(1人分)
パイナップル・・・40g
ヨーグルト・・・大さじ3~4
松の実・・・10粒
はちみつ・・・小さじ1/2
水・・・30㏄程度
※味の好みで、キウイやリンゴを加えてもOK
◎作り方
(1)パイナップルは皮と芯をとり3㎝角程度にカットしておく。
(2)ミキサーに(1)のパイナップルと残りの材料をすべて入れ、約1分かくはんする。
口あたりのいいスムージーは、朝ごはんにおすすめ。ダイエットを意識するなら夕食代わりでも。1日1杯を目安にいつものスキンケアにプラスして、乾燥知らずの美肌を目指して。