免疫力を高めて病気になりにくい体へ!ツボや生活習慣など、免疫力を高めるセルフケア

免疫力を高めて病気になりにくい体へ!ツボや生活習慣など、免疫力を高めるセルフケア

人間の体には、有害物質や細菌、ウイルスなどが体内へ侵入するのを防ぐ防衛能力が備わっている。この能力が一般的に「免疫力」と呼ばれるもので、病気になりやすい人となりにくい人の差はこの免疫力にあるのだとか。漢方に詳しいカガエ カンポウ ブティック漢方カウンセラーの成田かおるさんに、免疫力を高める方法をアドバイスしてもらおう。

更新日:2020/03/25

まずは免疫力が低下していないかセルフチェックを

まずは免疫力が低下していないかセルフチェックを

東洋医学では、免疫力とは「正気(せいき)」の強さが深く関連していると考えられている。正気とは、病気や不調に対する防衛能力や、気候の変化に対する調整能力などを担う生命エネルギーのことで、不足していると次のような症状が多く見られるのだとか。

□疲れやすい、疲れが取れにくい
□風邪を引きやすい
□肌や鼻、のどの乾燥が気になる
□下痢または便秘になりやすい
□寒がりである
□トイレが近い

成田さんによると、このチェック項目に該当するものが多いほど正気が不足していて、免疫力の低下が考えられるのだそう。

「これらは病院へ行くほどではない症状なので、大したことはないと思われがちですが、体の状態を知るうえでは見過ごせないサインです。免疫力の低下を招く主な原因は、過労、ストレス、運動不足、不規則な食生活、睡眠リズムの乱れなど生活習慣にひそんでいます。一度生活を見直すことが、病気予防のための重要なカギとなります」(成田さん)

有害物質や細菌・ウイルスから身を守る「バリア力」の強化方法

有害物質や細菌・ウイルスから身を守る「バリア力」の強化方法

免疫力の働きは大きくふたつに分けられるそう。ひとつは有害物質などが体内に侵入しないように防御する「バリア力」、もうひとつは全身の機能の原動力である「生命力」だというけれど、このふたつの力を高めるにはどうすればいいの?

「バリア力は、関連する肺、粘膜、大腸を強化することが大切です。漢方でこれらは皮膚と密接な関係にあると考えられているため、皮膚を刺激することで肺や粘膜のバリア力の強化につながるとされます。やわらかいタオルで、やさしく乾布摩擦(肌をこする)をするのがおすすめです。特に胸の上部から脇、腕の内側、手のひらまでの部分はバリア力と関連がある場所なので、重点的に行うといいでしょう。また、朝起きたときに白湯を飲むことを習慣にすると、大腸の働きを促進して免疫力をサポートします」(成田さん)

そのほか、「肺兪(はいゆ)」のツボを押すことも効果的なのだとか。首を前に倒したときに首の下で一番出っ張るところから、背骨の山を3つ下に移動し、さらに指2本分横にあるツボで、背骨を挟んで左右ふたつある。中指の先で左右の肺兪を6秒押し、10回繰り返そう。

特に皮膚や鼻、のどのトラブルが気になる人、下痢や便秘が多い人は、バリア力が低下しているかも。これらの方法でバリア力の強化を意識してみて。

「生命力」を高めるためには、体を温めることや疲れをためないことが大切

「生命力」を高めるためには、体を温めることや疲れをためないことが大切

全身の機能の原動力となる生命力は、主に腎臓や膀胱、生殖器など、腰に位置する臓器と関連が深い。これらは冷えに弱いため、腰まわりが冷えていると生命力が低下する可能性があるのだとか。

「むくみや頻尿、夜間尿などが気になる場合は、腹巻きを着用するなどして、腰まわりをしっかり温めることを心がけてください」(成田さん)

また、汗を大量にかくような激しい運動や過労は、生命力を消耗してしまうため注意が必要。なにごともやりすぎないように気を付けよう。特に夕方から夜は生命力を養う時間帯なので、リラックスして過ごして。

ツボ押しで生命力を高めるなら、足裏にある「湧泉(ゆうせん)」のツボがおすすめ。土踏まずのやや上の中央にある、足の指を曲げたときにくぼむ場所で、両手の親指を重ねて湧泉に当てて強めに20秒押しもみ、左右10回ずつ繰り返して。椅子に腰かけて足裏でゴルフボールを数分間転がして湧泉を刺激する方法や、青竹踏みでも同様の効果が得られるので、取り入れやすい方法でケアしよう。

免疫力を高めるためには、長期的にケアをして体を整えることが大切。生活習慣の改善とセルフケアを続けて、病気になりにくい体をめざして。

教えてくれた人

成田かおるさん

漢方ビューティブランド「カガエ カンポウ ブティック日本橋髙島屋S.C.店」店長、漢方カウンセラー。同店にて、漢方薬からハーブティ、スキンケア、アロマまで、からだの内外からのトータルビューティケアを提案している。店舗は東京(上野・日本橋)、仙台、名古屋、京都で展開し、商品は銀座ロフトでも取り扱い中。

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WRITING/TOMOKO OTSUBO

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