頭の疲れや顔のむくみに悩む人に!プロが教える、自宅でできるフェイシャルケア3選
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頭の疲れや顔のむくみに悩む人に!プロが教える、自宅でできるフェイシャルケア3選

更新日:2020/09/03

PC作業やスマホを見る時間が長くなって頭が重い、目がかすむなど頭周辺の疲れを感じたり、運動不足などで顔がむくみがちになることも。そんなとき、試してほしいのが、お家でできるフェイシャルケア。スッキリ健康的な顔を取り戻すための簡単なケアを、フェイシャルケアサロン「the CONSCIUS」のセラピスト・坂本和世さんに伺いました。自分でできる簡単ケアで、軽やかなスッキリ顔で外出できる日をめざそう。

頭皮のコリは、顔のたるみを呼ぶ!?頭皮をゆるめて、顔全体をリフトアップ

頭皮のコリは、顔のたるみを呼ぶ!?頭皮をゆるめて、顔全体をリフトアップ

テレワークが増えている今、頭周辺の疲れを感じる、という人も多いのでは? これは、パソコンやスマホを長時間使いすぎると眼精疲労が起き、頭部の血行が悪くなるので、頭皮までこったり、硬くなってしまいやすいからと言われる。
「こって硬くなってしまった頭皮には、『頭皮はがし・つねつねマッサージ』がおすすめです。最初は硬くて皮膚が動かなくても、だんだんゆるんでくるので、じっくり行ってください」と坂本さん。

頭皮は、顔と1枚の皮としてつながっているもの。そのため頭皮のコリは顔のたるみにもつながるため、頭皮をゆるめるケアをすることは、顔のリフトアップにもつながるそう。また、同時に目にホットタオルなどをあてて温めるのも、目の疲れに効果的。頭皮と、その原因となる目の疲れの両方をケアすれば効果もアップ!

【頭皮はがし・つねつねマッサージのやり方】
1:人差し指(中指でも可)と親指で、耳の上の部分の頭皮(側頭筋にあたる)をつねるようにつまみ、頭皮を骨からはがすようにする
2:次に、後頚部(首の後ろの、頭と首の境目の部分)をほぐす。1と同様にして後頚部を指でつまみ、上下に筋肉をゆらすようにする。指を横にずらしながら、後頚部すべての個所をほぐす

運動不足でむくみがちな人におすすめ。「かっさ」ケアで、スッキリ小顔に!

運動不足でむくみがちな人におすすめ。「かっさ」ケアで、スッキリ小顔に!

また、自宅にいることでお茶類を飲む頻度が高くなり、顔のむくみが気になるという人も。運動不足で血行が悪くなることも、むくみやすくなる原因のひとつ。
「顔のむくみには、『かっさ板』を使ったかっさケアがおすすめです。下のようなやり方で、顔のリンパの流れに沿って、流れをよくするケアです。一度やり方を覚えてしまえば、自分でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください」と坂本さん。

かっさケアとは、かっさ板という小さなプレートを使って、皮膚の経絡などをこすって刺激し、リンパや経絡の流れをよくするケアのこと。
「顔のむくみがとれ、スッキリします。ただお肌が乾燥した状態で行うと赤身などの原因になりますので、マッサージクリームはたっぷり使用し、炎症やニキビがある個所は避けるようにしてください」(坂本さん)。
かっさ板は、ネット通販などでも1000円程度から広く販売されているので、気軽にトライできる。

【かっさケアのやり方】
1:マッサージクリームやオイルを顔に必ず塗り、摩擦で肌を傷めないようにする
2:顔の中心から外側に向かって、かっさ板を肌のうえを軽くすべらせ、リンパ・血流を流す
3:あごの下からファイスラインに沿って、あごの骨の下を、耳の付け根のほうへ向かってかっさ板をすべらせる
4:耳の付け根から、鎖骨の上に向かって、上から下へとかっさ板をすべらせる

舌の筋肉の衰えが顔のたるみや二重アゴに!?簡単舌トレーニングでシュッとしたフェイスラインに

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そのほかにも、アイテムなどを使わなくてもできるケアってあるの?
「年齢とともに二重アゴやファイスラインのゆるみを気にされる方が増えてきます。実は舌は『顔のインナーマッスル』ともいわれますが、年齢とともに舌の筋肉も衰えてくるもの。これが二重アゴやフェイスラインのたるみ・ゆるみの原因となります」と坂本さん。また、舌の筋肉が衰えたために舌の位置が下がってしまったり、間違った位置にきてしまうと、顔のゆがみやほうれい線の原因となることも。

「口の中で舌を動かすだけで、舌の筋肉を鍛えることができるのでおすすめです。また、舌のポジションを意識して戻すようにすることも、あわせて効果があります」(坂本さん)座ったまま、どこででもできる簡単なエクササイズなので、フェイスラインが気になる人は、ぜひトライしてみて。

【舌トレーニングのやり方】
1:口腔内で、舌を奥から手前へ、手前から奥へと20回動かす
2:口腔内で、舌を右から左へ、左から右へと20回動かす
3:口腔内で、舌で口の周囲をおすように円を描く。右回りを20回、左回りを20回
4:「あっかんべー」の動きで、舌を大きく前へ20回突き出す
5:舌のポジションを正しい位置(舌の先端が上の前歯の付け根のすぐ後ろにつき、舌が上あごに広い範囲で触れている状態)に意識して戻す

教えてくれた人

坂本和世さん

美顔率インストラクター、ワットポータイマッサージ師、鍼灸国家資格など多くの資格を所有するセラピスト。東洋医学と西洋のエステティックを融合させ、体の内側と外側から美へと導くトータルビューティーサロン「the CONSCIOUS」代表。セラピスト歴15年以上の豊富な経験や、鍼灸師の国家資格も持つ技術力の高さに、リピーターも多数の人気サロン。

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WRITING/HIROKO KUROKI

※記事は2020年9月3日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります