寝る前のスマホが“腸の冷え”の原因に?簡単な生活習慣で冷え対策

寝る前のスマホが“腸の冷え”の原因に?簡単な生活習慣で冷え対策

手先や足先が冷たくなると、「冷えているな」と感じるもの。でも実は、たとえ末端が冷えていなくても、知らないうちに腸が冷えている人が多いのだとか。そんな腸の冷えの原因と対策法を、中医薬膳師の刀根由香さんに教えてもらおう。

更新日:2018/12/26

腸の冷えは暴飲暴食、ストレス、スイーツなどが主な原因

腸の冷えは暴飲暴食、ストレス、スイーツなどが主な原因

この時期に特に多くなるという、腸の冷え。もちろん冬の寒さの影響が大きいのだけれど、ほかにも原因があるのだとか。
「腸は筋肉でできているため、しっかり消化活動をしているとその筋肉が活発に動き、熱が生まれて体全体を温めます。しかし年末は、忘年会などでの暴飲暴食や冷たい食べものや飲みものの取りすぎ、忙しさからくるストレスなどによって腸の機能が低下しやすい時期。すると、消化活動も停滞気味になって熱が生まれにくくなり、腸の冷えにつながるのです」(刀根さん)
さらに、この時期についたくさん食べてしまうスイーツ類も、腸の冷えにつながるのだとか。
「ケーキや果物などに多く含まれる糖分は腸に吸収されやすいため、消化活動があまり活発にならず、熱が生まれにくいんです。また、糖分そのものに冷やす性質があることからも、スイーツを食べすぎると腸の冷えを招くことに」(刀根さん)
腸の冷えは自覚しにくいものだけれど、放っておくと全身の冷えにもつながるため、意識的にケアをすることが大切。

夜のリラックスタイムと睡眠時の冷え対策がカギ

夜のリラックスタイムと睡眠時の冷え対策がカギ

腸の冷え対策としてまず意識したいのが、夜に脳を休ませる時間を確保すること。脳を使っていると交感神経が過剰に働いてしまうため、腸の血行が悪くなり冷えにつながってしまう。
「テレビやパソコン、スマホなどの画面が発する光の情報は脳に強い刺激を与えるため、ただ見ているだけでも交感神経を優位にしてしまい、腸の血行不足の原因となります。夜寝る前は、スマホなどを見ないでリラックスする時間を持つように意識することが腸の冷え対策になります」(刀根さん)
貼るタイプのカイロを下腹部と背中側の骨盤部分に貼るのも効果的。腸をお腹側と背中側から挟むように温めることで、血行がよくなり、全身に温かい血液がめぐるようになる。ただし、カイロを貼ったまま寝てしまうと低温やけどのリスクがあるため、寝る前には必ずはがすことを忘れないで。
また、睡眠時の冷え対策も大切。湯たんぽや電気毛布などで体を温めることはもちろん効果的だけれど、意外な盲点なのが冷たい空気を吸うことによる冷え。
「この時期の朝方の空気は冷たく、呼吸によって体内に入ることで冷えにつながります。寝るときにはマスクをつけて、冷たい空気が体内に入るのを防ぐといいでしょう。不織布のマスクは肌に刺激を与えるので、ガーゼのマスクがおすすめです」(刀根さん)

酒粕やヤマイモをプラスした味噌汁で腸を温めよう

酒粕やヤマイモをプラスした味噌汁で腸を温めよう

食事で冷えを改善する方法はいろいろあるけれど、刀根さんのイチオシは味噌汁。味噌汁自体に体を温める作用が期待できるのはもちろんだけれど、そこにプラスアルファすることで、冷えの改善効果を手軽に高められるというメリットがあるのだそう。
「お椀1杯の味噌汁に対して小さじ1杯の酒粕を溶かして加えると、体を芯から温める即席のかす汁になります。手軽に冷えを解消できますよ」(刀根さん)
また、体力が落ちているときや疲れがたまっているときは、ヤマイモ汁もおすすめ。
「味噌を溶かしたあとにショウガをすりおろしたものを入れ、火を止めて。お椀に盛りつけたら、すりおろしたヤマイモを入れ、刻んだネギを添えたらでき上がり。ショウガが体を温めるのと同時に、ヤマイモが体力回復を助けて、冷えやすい体質の改善につながるはず」(刀根さん)

腸の冷えは万病のもとでもあるので、しっかりケアをして年末年始を健康に過ごそう。

教えてくれた人

刀根由香さん

管理栄養士・中医薬膳師。東京農業大学栄養学科卒業後、健康雑誌の編集を経て、漢方専門誌のライターに。その後、国立北京中医薬大学日本校で本格的に薬膳を学び、現在はサロン「お肌の相談室とね」で西洋栄養学と東洋栄養学の両面から、健康と美容に関するアドバイスを行っている。

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WRITING/TOMOKO OTSUBO

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