生理痛を軽くしたい!生理周期のリズムに合わせたセルフケア法

生理痛を軽くしたい!生理周期のリズムに合わせたセルフケア法

多くの人が悩んでいる生理痛。その原因は生活習慣や体質によってさまざまだけれど、生理周期のリズムに合わせたセルフケアによって改善することができるのだそう。漢方に詳しい薬剤師・漢方スクール講師の齋藤友香理さんに、その方法を教えてもらおう。

更新日:2020/01/22

生理周期の変動と「気」や「血」には深い関わりが

生理周期の変動と「気」や「血」には深い関わりが

オズモールのアンケートによると、生理周期の管理方法は「アプリで管理する」が31.1%でいちばん多く、続いて「手帳に記録する」が29.4%、「特に管理していない」が16.2%という結果に。生理周期の管理というと、生理日予測や妊活などが目的という印象があるけれど、不調改善のための体調管理の目安としても大いに活用するべきなのだとか。

「生理周期は『気(き=エネルギー)』と『血(けつ≒血液)』の量や巡りの状態と深く関わっています。一般的な傾向として、生理周期が早まる場合は気の不足か、生活習慣やストレスから体に余分な熱がたまって出血が促された状態。遅れる場合は血の不足か気や血の巡りが悪くなっている状態。周期が早まったり遅れたりとバラつく場合は、気の不足や巡りの悪さによって生理周期を調整できないと考えます。生理周期が早まったら『気が不足しているかもしれないから気を補おう』というように、セルフケアにつなげるといいでしょう」(齋藤さん)

一定の周期で生理が訪れるのが正常な状態。心身のコンディションを把握するためにも、生理周期はきちんと管理しておくのがよさそう。

※アンケートは2019年12月 オズモール調べ 838人(女性限定)

生理中は気・血を補い、卵胞期はアクティブに活動することを意識して

生理中は気・血を補い、卵胞期はアクティブに活動することを意識して

生理痛を緩和するためにおすすめなのが、生理周期のリズムに合わせたケア。まず生理中は、経血の排出によって不足しがちな気と血をたっぷりと補うことがポイントなのだという。

「気や血が不足したままだと、生理後半から生理後にお腹の鈍い痛みやだるさなどが生じることがあります。生理中は激しい運動を控え、体をよく温めて、気を補う穀類やイモ類と、血を補う赤身の肉や魚、クコの実、ナツメ、黒豆、黒キクラゲ、黒ごまなどを積極的に取ってください。ナツメを2~3粒ほどハサミで5mm幅の輪切りにし、温かい紅茶に入れて飲むのもおすすめです」(齋藤さん)

生理が終わってから排卵までの卵胞期は、気も血も充実して心身ともに調子がいいタイミング。運動や趣味、習い事など、アクティブに活動するのに最適なので、生理痛と関わりの深いストレスを解消しやすい時期。ただし、無理をしすぎるのは逆効果なので、しっかりと睡眠をとって休養することも忘れずに。
またこの時期は、頭頂部のほぼ中央にある「百会(ひゃくえ)」のツボ押しもおすすめ。両耳の上端を結ぶ線と眉間の中央から延ばした線が交わる部分にあり、このツボを押すと全身の気の巡りが促され、ストレスの緩和にもつながるのだそう。両手の中指を重ねてツボに当て、気持ちよく感じるぐらいの強さで6~10秒程度、10回押してみて。このツボ押しは朝と夜に行うとより効果的。

黄体期は滞りがちな気と血の巡りを促進させよう

黄体期は滞りがちな気と血の巡りを促進させよう

排卵後から生理直前までの黄体期に入ると、全身の巡りが悪くなるため、気や血が滞りやすくなる。その滞りが強くなると、生理中(主に生理前半)だけでなく、生理前からお腹が張って痛くなるなどの症状が現れやすいのだとか。

「こうした生理前から生理前半にかけての痛みを予防するには、黄体期に全身の巡りを促すケアが大切です。リラックスを心がけ、ストレッチやウォーキングなどで軽く体を動かすと、気や血の巡りがよくなります。そしてホウレン草、小松菜、ハーブ類、香味野菜、カンキツ類、タマネギ、ラッキョウといった巡りを促進する食材を積極的に取りましょう」(齋藤さん)

さらに、気や血の巡りをよくする「合谷(ごうこく)」のツボ押しも実践すると効果的なのだと、齋藤さん。手の甲の親指と人差し指の骨が交わる部分にあるくぼみで、反対の手の親指で強めに6秒ほど押し、10回繰り返してみて。反対の手も同様に。合谷のツボは、気や血の滞りが原因の症状を緩和するほか、黄体期に起こりやすい肌トラブルの改善にも役立つのだそう。

このように、生理周期のリズムとともに心身がどう変化し、どんなケアをするのが適切なのかを知っておくと、生理痛をはじめとするさまざまな生理の悩みが軽くなるはず。ぜひ実践してみて。

教えてくれた人

齋藤友香理さん

薬剤師、「薬日本堂漢方スクール(東京・大阪・仙台)」講師。東京理科大学薬学部卒業後、薬日本堂入社。10年以上臨床を経験し、平成20年4月までニホンドウ漢方ブティック青山で店長を務め、多くの女性と悩みを共有した実績を持つ。また監修に携わった、不調の改善に役立つ『からだを整える フルーツin紅茶』(薬日本堂監修、大泉書店刊)も好評発売中。

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WRITING/TOMOKO OTSUBO

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