イオン導入でニキビ、毛穴、しわにアプローチ。美容皮膚科医が徹底解説

イオン導入でニキビ、毛穴、しわにアプローチ。美容皮膚科医が徹底解説

ニキビや毛穴、しわ、たるみ・・・肌にまつわるお悩みを抱えている人は多いのでは? 今回は、そんな人にぴったりのイオン導入について、「めぐろ皮膚科クリニック」の深野祐子先生に聞きました。スキンケアに取り入れて、肌トラブルを解消しよう。

更新日:2020/12/01

イオン導入とは?

微弱な電流で、肌の深層部まで美容成分を届ける

イオン導入は、もともと医療現場を中心に、肌に薬剤など有効成分を浸透させるために使われてきた方法。

皮膚には、異物や不純物などから肌を守るためのバリア機能が備わっているため、化粧水などを手やコットンで塗るだけでは有効成分が吸収されにくいという特徴が。そこで、微弱な電流を用いてイオン化した有効成分を肌に導入することで、一時的にバリアを突破して、深層部まで浸透させることができるとされている。

プラスに荷電している成分にはプラスの電流を(例えばトラネキサム酸)、マイナスに荷電している成分にはマイナスの電流を(例えばビタミンC、グリシルグリシン、プラセンタ)流して、反発する力で皮膚のバリアを突破するイメージ。分子量が大きいと肌に浸透しないため、水溶性エキス剤を使ってイオン化して導入する。

種類、効果・効能

ビタミンCやトラネキサム酸、プラセンタなど、導入成分によって、期待できる効果はさまざま。しわ・たるみの改善やニキビ肌、毛穴など、色々なお悩みに対応しているので、問診時に相談しながら選んで。

■ビタミンA
角質の水分量を増加させ、バリア機能を改善。コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し皮膚のハリを改善させる、紫外線のダメージによるシミやしわ、たるみの予防などの効果が期待できる。

■ビタミンC
抗酸化作用があり、炎症や老化などの肌トラブルから守ってくれるビタミンC。メラニンの合成の抑制、コラーゲン生成の促進、ターンオーバーの正常化、皮脂分泌のコントロールと、さまざまな効果が期待でき、色素沈着、ニキビやニキビ跡の改善、皮膚のハリやしわの改善などさまざまなお悩みに対応。

■ビタミンE
抗酸化作用と、血流改善作用があるビタミンEは、エイジングケアや肌荒れの改善、くすみ、クマなどに効果が。

■トラネキサム酸
炎症を抑え、メラニンを作る細胞(メラノサイト)を活性化させる物質を抑えることからトラネキサム酸は、特に色素沈着に効果的。肝斑の治療薬としても使用されている。

■プラセンタ
プラセンタエキスは胎盤から抽出された薬剤。細胞増殖因子、ビタミン、アミノ酸を豊富に含み、肌の組織の修復や美白効果などがある。しわ、たるみ、色素沈着、乾燥などのお悩みにも。

■グルシルグリシン
グルシルグリシンは細胞内のイオンバランスを整え、角化異常を改善。毛穴の新陳代謝を促し、肌のキメを整える効果が期待できる。

イオン導入のメニュー例

OZでWEB予約OK!イオン導入が体験できる美容皮膚科

イオン導入の施術の流れ

イオン導入の施術の流れを「めぐろ皮膚科クリニック」を例にご紹介

イオン導入に必要な時間は10~15分。問診やその後のメイクも含めて60分前後が目安。施設によって異なるので、詳細は各クリニックに問い合せを。

STEP1 クレンジング

STEP1 クレンジング

メイクや皮脂などの汚れを落とす。肌に汚れが残っていると、有効成分をまんべんなく導入することができないため、しっかりクレンジング。

STEP2 問診

STEP2 問診

問診を行い、ドクターが治療の流れや各々の持つ薬剤の効果について説明。お悩みに合わせた薬剤を選ぶ。

STEP3 イオン導入

STEP3 イオン導入

薬剤を染み込ませたガーゼを肌にのせ、微弱な電流を流しながらイオン導入を行う。導入前にケミカルピーリングを行うことで、薬剤の浸透がより高まり効果的。

STEP4 仕上げ

STEP4 仕上げ

化粧水、乳液で仕上げのお手入れをして終了。

イオン導入のQ&A

美容皮膚科、エステサロン、美顔器でのセルフケアは、どんな違いがありますか?

美容皮膚科では、エステサロンや家庭で使用する美顔器よりも高出力の機械を使用しているため、より高い効果が期待できます。また、医師が診察し、肌の状態を適した薬剤を選択するため、今の状態に合わせた薬剤が選択できるほか、万が一トラブルが起こっても速やかに対応できるというメリットも。

イオン導入に痛みは伴いますか?

人によってはピリピリとした刺激を感じることがありますが、ほとんど痛みはありません。

ダウンタイムはありますか?

ダウンタイムもほとんどないため、施術後、すぐにメイクをすることも可能です。

施術の頻度の目安はありますか?

1~2週に1回のペースで、5~10回を目安にイオン導入を行うのがおすすめ。その後も定期的に治療を続けることで、いい状態をキープできると考えられます。

施術前後で気を付けることはありますか?

特に気を付けることはありませんが、イオン導入後は効果を持続させるためにも、紫外線対策をしっかりと行ってください。

イオン導入と一緒に受けると効果的な施術はありますか?

ケミカルピーリングで角層を剥離してからイオン導入を行うと、より薬剤が浸透し高い効果が得られるのでおすすめ。また、レーザー治療の後に使用することで、ダウンタイムの短縮効果も期待できます。

めぐろ皮膚科クリニック

2014年に「めぐろ皮膚科クリニック」を開業。肌のオールラウンダーとして、様々なお悩み相談に対応。治療だけでなく、スキンケアや生活指導なども積極的に行っている

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ケミカルピーリング+イオン導入

肌の深層部まで有効成分を届けるイオン導入と、肌の表面にたまった古い角質を取り除くケミカルピーリングを組み合わせることでさらに高い美容効果が。特に、ニキビや毛穴の黒ずみなどに悩んでいる人などにおすすめ。

WRITING/MINORI KASAI

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※記事は2020年12月1日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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