ピコトーニングとは?“肝斑治療の救世主”の効果やダウンタイムを美容皮膚科医が解説

ピコトーニングとは?“肝斑治療の救世主”の効果やダウンタイムを美容皮膚科医が解説

肝斑を治したい! そんなお悩みにぴったりなのがピコトーニング。肌に優しくてダウンタイムがほとんどないのに、効果やメラニン色素の破壊力はレーザートーニング以上というピコトーニングについて、「赤坂ビューティークリニック」の青山秀和院長に聞きました。特徴や効能、副作用などの疑問を解決すれば、安心して施術を受けられるはず。ピコトーニングで肝斑やシミ、くすみにさよならして、美しい素肌を手に入れよう。

更新日:2020/12/22

ピコトーニングとは?

ピコトーニングの特徴

ピコトーニングは、肝斑治療を可能にしたYAGレーザーの一種。これまで肝斑には、レーザーでの治療が禁忌とされてきたけれど、皮膚の奥深くの真皮上層まで届く、通常よりも波長が長いレーザー照射であれば治療が可能に。同様に肝斑治療を可能にした施術に“レーザートーニング”があるが、それよりも新しい技術がこのピコトーニング。
ピコトーニングは、レーザーを「ピコ秒」という一兆分の1秒という短い時間で照射。レーザーがあたっている時間が短く肌への負担が少ないメリットに加え、色素を分解するパワーの強さと効果は今まで以上。レーザートーニングよりも少ない回数で効果を期待でき、回数を重ねるとハリを感じられるという点も、人気を集めている理由と言える。

「ピコレーザーと名乗る機械はいくつもありますが、厚生労働省の承認を取っているものは、『エンライトン』や『ピコウェイ』の数種しかありません」と青山秀和先生。効果や安全性、副作用の少なさの観点から、慎重に機械を選ぶことが重要に。

効果・効能

■肝斑の改善作用
肝斑はメラニン色素が広がりシミが目立つ現象のことで、そばかすや老人性シミと違って、メイクや日光など日常的な刺激で起こる血管の炎症が原因。ピコトーニングは毛細血管のある真皮にまで届く波長のレーザーを照射するため、肝斑の原因に直接アプローチが可能になり、根本から治療できる。

■くすみ、シミ、ハリ
肌に優しい治療のためかさぶたにはならず、剥がれて取れることはないけれど、くすみやシミも回数を重ねるごとに薄くなることが期待できる。また、真皮を刺激することでコラーゲンの生成が促進されるから、ハリ感アップもめざせる。

■毛穴
皮脂腺が活発だと皮脂がたまって代謝が悪くなり、毛穴の周囲の皮膚が厚くなることで開いて見えてしまうことも。そこでピコトーニングをすると、この開きを縮小させることができ、毛穴改善効果が期待できる。

■赤ら顔
毛細血管の広がりが原因の赤ら顔にも、ピコトーニングは効果的。毛細血管のある真皮まで届く1064nmの波長のレーザーを照射するため、原因に直接アプローチできる。赤ら顔の原因である広がった血管を収縮させることで改善をめざす。

ダウンタイムと副作用

ダウンタイムはほとんどなし。照射後5分ほどは、ほてり感やチクチク感がある場合もあるけれど、いずれの症状も一時的なもので時間が経過すれば治る。

施術後は紫外線対策をしっかり行い、照射した箇所への刺激を避けよう。洗顔やメイクは当日から可能なので、施術後にメイクしてから帰宅もOK。また、皮脂腺が刺激されるため、人によっては照射後に白ニキビや湿疹が起こることがあるけれど、洗顔を水洗いでこまめにすると3日程度で軽快する。心配な場合は、抗生剤入りステロイドクリームを処方してもらえる。

そのほか、高パワーで照射しすぎると白斑になることがまれにあるため、信頼できる医師のもとで施術を。

ピコトーニングのメニュー一例

OZでWEB予約OK!ピコトーニングが体験できる美容皮膚科

ピコトーニングの施術の流れ

ピコトーニングの施術の流れを「赤坂ビューティークリニック」を例にご紹介

施術時間は、全顔の場合はおおよそ30分。ダウンタイムがないため、施術後にメイクも可能で、仕事帰りなどに気軽に受けられる。「赤坂ビューティークリニック」を例に流れをチェックして。

STEP1 洗顔・カウンセリング

STEP1 洗顔・カウンセリング

問診票への記入後、クレンジング&洗顔でメイクを落とす。その後、カウンセリングにて肌のお悩みについて医師へ相談を。

STEP2 照射

STEP2 照射

目を保護し、ピコトーニングを照射していく。照射時間は全顔で10分程度、ショット数は2000~3000発ほどが目安となる。

STEP3 クーリング

STEP3 クーリング

ビタミンCとコラーゲンのパックで仕上げる。施術直後からメイク可能なため、道具を持参すればメイクをしてから帰宅できる。

ピコトーニングのQ&A

ピコトーニングとレーザートーニングの違いはありますか?

ピコトーニングはレーザートーニングよりも新しい技術で、1000倍短い時間でレーザーを照射します。そのため肌に優しいうえにレーザートーニングよりも破壊力が強く、効果も倍程度になります。

レーザートーニングが1クール8~10回に対し、ピコトーニングは5~6回と、少ない回数で効果を実感される方が多いのも特徴です。

光フェイシャルとピコトーニングの違いはありますか?

光フェイシャルはそばかすや老人性シミなど、普通のシミにアプローチする治療で、肝斑には対応していません。
一方、ピコトーニングは肝斑の治療をはじめ、シミやくすみ、ハリの改善が期待できるYAGレーザーの一種です。

ピコトーニングに痛みは伴いますか?

照射中、チクチクした痛みがありますが、涙が出るほど痛いということはありません。別途、麻酔クリームの用意もありますが、ほとんどの方が使われていないのが現状です。

ピコトーニングの施術頻度・効果の持続力はどれくらいですか?

2週間おきに5~6回程度です。最初のうちは2週間に1回のペースで5回が1クールとなります。

肝斑は日常的な刺激が原因のひとつのため、いきなりやめるのではなく、その後はメンテナンスとして1~2カ月に1回の照射がおすすめです。

赤坂ビューティークリニック

「赤坂ビューティークリニック」院長。治療のメリット、デメリットを含めた丁寧な説明を心がけ、治したい症状だけでなくその理由や生活習慣などを聞いて、1人ひとりにあった最善のプランを提供している。

WRITING/NOZOMI SUZUKI

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