それでも恋するバルセロナ＜映画＞ペネロペ・クルス×スカーレット・ヨハンソン

「食事とワインを楽しんで、セックスしよう」女同士、バカンスで訪れた異国の街でセクシーな男性にそう言われたらどうする？　恋愛は“誠意と安定がいちばん”というヴィッキーに対し、“いい男がいたらすぐ行動しないと”というクリスティーナ。親友同士の２人が訪れた情熱の街、スペイン・バルセロナで出会った画家のフアン・アントニオ。当然のように恋愛モードのクリスティーナだが、実はヴィッキーも彼が気になっていた・・・そこに彼の元妻であるスペイン美女、マリア・エレーナが加わって複雑な恋模様に。ウディ・アレンが描く３人の“女心”と１人の“男心”の中に、きっとあなたも共感できるはず。そしてこの夏、恋を探しにバカンスに出かけたくなる!?

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登場シーンの大部分で叫び、怒っているが、美しくてセクシーなフアン・アントニオの元妻マリア・エレーナ。顔を合わせればケンカばかりの元夫婦だが、クリスティーナが一緒だと３人仲良く過ごせる。演じるのはマドリード出身、今やハリウッドで活躍するペネロペ・クルス。エージェントを通じてウディ・アレンに「是非出演したい」と連絡したというペネロペは、「他の監督だったら、どの場面でも同じテンションの人物を演じるのに恐怖や抵抗を感じたかもしれない。でもアレンに『彼女は常にあのテンションなんだ。勇気を出して』と言われたわ。彼は本当に正しかったと思う」と話している。そして見事、この役でペネロペはアカデミー賞助演女優賞を受賞した。

もう１人の主役とも言えるバルセロナの街。サグラダ・ファミリア、グエル公園などのガウディの建築物、1908開園のティビダボ遊園地など、映画を観ながら旅をしている気分になる。1965年以来、ほぼ毎年のペースで作品を作り続け、今作でもファンを裏切らない“ウディテイスト”でドラマティックなラブ・バカンスを描くウディ・アレン。彼はもともとバルセロナの街が大好きで、「視覚的にも美しいし、感覚がロマンチックだ。この物語はパリかバルセロナ以外の設定では考えられなかった」と話す。フアン・アントニオがヴィッキーたちを週末旅行に誘うオビエドにも彼は何度も訪れていて、街にはウディのブロンズ像もあるのだとか。

ラブ・バカンスの当事者たち４人４様の恋愛感は、極端なようで実は身近でもいそうなタイプばかり。ヴィッキーは慎重派なのに、軽蔑していた尻軽男フアン・アントニオの魅力にひかれ、フィアンセとの電話にもぎこちなくなる。クリスティーナは彼女なりに模索していて、どんな愛の形が自分らしいのか何でも経験してみたい。フアン・アントニオは「来る者拒まず去る者追わず」。マリア・エレーナは自分で愛のコントロールができない自爆タイプ。ウディは、この映画のメッセージについて「人生にはたまたま事がうまく運ぶこともある。でも事前にはわからない。だから“愛”に関して人はとにかく柔軟じゃないと」と話す。この映画を観て、あなたの恋愛観が変わるかも？

例えば・・・
 ＊旅先で、一夜限りの恋に落ちてしまった――
 ＊たまたま好きになった人が同性だった！
 ＊好きになってしまった人が、親友の恋人だった――
 ＊お父さんよりも年上の人を好きになってしまった

応募締め切り：６月15日（月）

この恋、想定外。

親友同士のヴィッキーとクリスティーナは趣味もセンスもなんでも合うが、恋愛の好みだけは違った。ヴィッキーは慎重派で、真面目で堅実なダグと婚約中。一方のクリスティーナは、常に刺激的な恋を求めていた。そんな２人がひと夏を過ごそうと訪れたスペイン・バルセロナで、セクシーな画家フアン・アントニオと出会い、スペイン北部・オビエドへの週末旅行に誘われる。クリスティーナは乗り気だが、ヴィッキーは気が進まない・・・。

監督・脚本／ウッディ・アレン
出演／スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデム、
ペネロペ・クルス、レベッカ・ホールほか
配給／アスミック・エース
上映時間／1時間36分
公式サイト／http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/
６月27日（土）、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

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