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19世紀、18歳で即位し、英国王室では最長の62年間、女王として君臨したヴィクトリア。一見「バリキャリ」というイメージだが、彼女は4男5女の子宝に恵まれ、夫のアルバート公が亡くなってからの40年間、喪服を着続けたという「愛」と「自分の使命」両方をまっとうした。映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』は、未成年でありながら王位継承が間近だったヴィクトリアを妻にすることで権力を狙う者たちの野望、その中から最愛の夫を見つけ、彼の支えで「公正中立」な立場で国を支える女王となるまでを描く。恋も仕事も頑張りたいなら、パートナー選びは最重要! 自分が「女王キャラ」だと思う人は、ぜひ参考に。
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ベルギー王である叔父の野望から、ヴィクトリアの夫候補としてドイツからイギリスに送り込まれたアルバート。素朴で純粋な彼はあまり気が進まないが、ヴィクトリアの美貌を目にし、恋心が芽生える。とは言え、相手はイギリスの女王。女王にはプロポーズも自分からはできない。つまり、女王がプロポーズしてくれるまで待たなくてはいけないのだ。手紙も女王から許可をもらわないと出せず、女王からの返事も叔父たちにすべてチェックされてしまうという窮屈さ。出会ってから数年の後、2人は晴れて夫婦になる。普通のカップルのように夫婦げんかもするが、そんなときは「戻りなさい! 女王の命令が聞けないの?!」とさすが本物の女王様。
今回、ヴィクトリア女王のゴージャスな衣装を手がけたのは、『恋におちたシェイクスピア』と『アビエイター』で2度のアカデミー賞を受賞しているサンディ・パウエル。シルクやアンティーク・レース、花をふんだんに使った様々なドレスで見る者の目を楽しませてくれる。衣装のたびに違うアップヘアも手のこんだスタイルばかり。驚くべきは、「白」のウェディングドレスはヴィクトリア女王が初めて着たのだそう。当時、上流階級の結婚式では、濃い色の生地に金糸や銀糸などで装飾をしたドレスが多かったが、女王は「純潔」を表すために乳白色のシルクサテンで作ったドレスを着用。それが庶民に広がり、今では白が定番になったのだとか。
ヴィクトリアは女王に即位する前の年の1836年にアルバートと出会い、その容姿や物腰に一目惚れ。結婚後もアルバートは、党派や人に左右されない公正中立な姿勢で女王をサポート、女王の公務に大きく貢献した。製作者たちは「未亡人のイメージが強いヴィクトリアだが、ダンスと音楽を愛した彼女の若い頃を描きたかった」という。ヴィクトリアを演じるのはロンドン生まれのエミリー・ブラント(26)。日本では『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイの強烈な先輩役で知られているエミリーは、今年8月にアメリカ人俳優のジョン・クラシンスキー(39)と婚約したばかり。アルバート公役にはやはりイギリス人俳優のルパート・フレンド(28)。
19世紀。イギリスのウィリアム国王には世継ぎがいなく、姪のヴィクトリアが王位継承者とされていた。しかし、これを機に権力を手に入れようとする者たちの策略が彼女の前に立ちはだかっていた。母親は夫亡き後、深い関係の個人秘書コンロイの言うままに摂政政治の承認書にサインさせようとしていた。ヴィクトリアのまた別の叔父のベルギー国王レオポルドは、甥のアルバートを「夫候補」として送り込む。互いに好印象を持つ2人だが・・・。
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取材・文/安田佑子
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